第23回 概要

2015年1月16日

日時

2015年1月16日 10時30分~

出席者

蔵本一也 委員長、鈴木秀美 委員、難波功士 委員、
福井澄郎 社長、堤田泰夫 専務、編成局担当部長、事務局

委員会では冒頭、福井社長から今年の目標など関西テレビの課題などが説明されました。議事の概要は次の通りです。

特選賞について

2014年の特選賞について検討し、これまでと同様に「放送番組・DVDの部門」と「イベントや映画、その他活動」の2部門で行うことを決定しました。

放送番組への対応について

昨年秋に放送されたバラエティ番組について、下品であるというクレームが関西テレビに届き、問題点を洗い出して検討しました。
また、昨年夏に関西テレビの報道番組で取り上げた事案につき、関係者からのクレームがありましたが、直接話し合って解決したこと等の説明を受け、感想を述べました。

視聴者からの意見等について

2014年10月から12月放送の番組に対しての、視聴者からの主な意見とその対応について確認しました。

  • 深夜のバラエティ番組で、京都の老舗食品工場のロケで、食材を仕込む作業体験を放送したことに対して「気持ちが悪い」などの苦情が寄せられたことについて議論しました。委員から「視聴者の見え方はそれぞれ違うと思うが、食に関する事象について、より敏感になっているので、取材先がOKとするレベル以上に気遣って対応した方が良い」と意見を出しました。
  • 情報番組内のコーナーで、あまり好ましくない店舗を紹介して放送していたとの指摘が寄せられたことについて、委員から放送に至った状況について質問しました。関西テレビからは「取材先決定のプロセスにおける判断について再び確認したい」と回答がありました。
  • ニュースの特集で、父親がクリスマスに子どもの枕元にプレゼントを置く映像があったことについて「子どもの夢を壊している」などの苦情が寄せられたことについて議論しました。委員から「若い母親世代では、一生懸命サンタの存在を信じ込ませる風潮なので、その辺りをもう少し考慮してほしい」と意見を出しました。
  • 気象関連のニュースにおいて「爆弾低気圧」という表現に対し、「戦時中の記憶がよみがえる」などの声があったことについて意見交換しました。委員からはその用語を用いる理由などを尋ねました。関西テレビからは「英語の気象用語を訳した言葉で大きな被害をもたらす可能性がある故用いている」などの回答がありました。

社員から委員への直接通知について

この期間における社員等からの「内部的自由の保障」に係る直接通知案件は、ありませんでした。

次回、第24回委員会は、2015年4月24日(金)に開催予定です。

以上