オンブズ・カンテレ委員会 特選賞の決定について

2019年5月16日

5月16日(木)に第40回オンブズ・カンテレ委員会が開催され、「オンブズ・カンテレ委員会特選賞」2部門の賞が次の通り決定いたしました。

※ 番組・DVD部門

特選賞

「報道ランナーSP激動関西60年 あの衝撃ニュースの裏側」

委員の講評(抜粋)

  • 関西テレビが開局から報道してきた事件や出来事を、特別番組としてアーカイブの映像でふりかえるだけでなく、三菱銀行立てこもり事件当時の取材の様子を証言から明らかにしたり、豊田商事事件の関係者のインタヴュー取材を織り交ぜたところが報道番組らしく、そのうえ堅苦しくなく楽しめる見ごたえのある番組である。大阪万博の様子、宝くじ売り場の混乱、西成暴動の映像などで、今の若者が知らない、大阪の戦後の歴史を放送したところも開局60周年の特別番組として有意義だった。
  • 見ごたえのある内容であった。また、丹念な調査に基づき、各構成員が各人の役割を認識し、60周年にふさわしい番組であった。
  • 貴重なアーカイブ映像を用い、視聴者を飽きさせない工夫が随所にあり長時間の番組を最後まで楽しく観ることができた。
※ イベント・映画・その他活動部門

特選賞

「ワイヤレスカメラコントロールシステムRimoQの開発」

委員の講評(抜粋)

  • 無線で映像を飛ばすことにより、画期的な撮影が可能になるということは、素晴らしい開発である。また、独自に開発されたことにも敬意を表する。
  • FNSテクニカルフェア「あんたが大賞」で金賞を受賞したり、日本映画テレビ技術協会の技術開発奨励賞を受賞したことからわかるように、関西テレビが開発したRimoQは、ワイヤレスカメラの従来の弱点を解消したことが技術面ですばらしい。また、それを100万円の予算で、すべて制作技術センターのスタッフで成し遂げたところがオンブズ・カンテレ委員会の表彰に値する。放送番組は、録画や送信の技術に支えられており、それを独自に開発しようとする積極的な姿勢をたたえたい。
  • 実用的なシステムを、リーズナブルなコストで開発した点を高く評価したい。目立たないところで重要な仕事をしている社員にスポットライトをあてるというのも、本賞の大事な意義だと考える。
表彰について

委員会終了後、各部門の特選賞作品・活動の担当者に、委員から賞状、副賞目録が授与されました。

以上