第38回 概要
2018年11月16日
日時 |
2018年11月16日(金) 午後5時~ |
---|---|
出席者 |
藏本一也 委員長、鈴木秀美 委員、難波功士 委員、福井澄郎 社長、宮川慶一 専務取締役、事務局 |
委員会では冒頭、社長から「ことしは自然災害が立て続けに発生し、これからの災害報道をどうしていくのか大きな課題として突き付けられました。また、インターネット同時配信にどう向き合って取り組んでいくのかという課題もあります。そして、もうひとつは、来年4月に施行される働き方改革関連法案にどう対応するのか、今取り組んでいるところです」と、報告がありました。
議事の概要は次の通りです。
バラエティー番組の内容について翌週の放送でお詫びした件について
ある殺人事件を取り上げた企画の中でスタジオ出演者が、事実と違うことをコメントし、翌週、お詫びをした件について事務局から報告がありました。
この件について委員からは、「間違いが発生したときにすばやく対応することが重要」、「放送する前に、発言の中身が事実かどうかチェックするなり、何かできたのではないか」という意見を出しました。
視聴者からの意見等について
ことし7月から10月までの視聴者からの主な意見とその対応について確認しました。バラエティー番組で、サファリパークで使用している日本製の四輪駆動車のことを、「ジープ」という外国製の四輪駆動車名のブランド名で間違ってスーパー表記し、ナレーションも「ジープ」と間違って読んでいたと視聴者から指摘があったと事務局から報告がありました。他にも、間違いやすい特定の商品名があり、番組制作部署に対して注意を促したと報告がありました。
ニュース番組で、ある寺院の画像を著作権フリーで使える画像検索サイトを使って検索して使用した際に、海外にある別の寺院の写真だったことが視聴者の指摘でわかったことについて事務局から報告がありました。
この件について、委員からは、「放送前に間違いに誰も気づかなかったのか?」といった質問や、「本当に著作権フリーで使用できるのかどうかを見極めないと後から請求が来たりするなどトラブルに巻き込まれる可能性があるのではないか」、「時間に追われるとどうしても簡単に使えるフリー画像などを使いがちだが、使用する際は注意をした方がいい」といった意見を出しました。
「オンブズ・カンテレ委員会特選賞」の実施予定について
毎年5月の委員会時に表彰を行っている「オンブズ・カンテレ委員会特選賞」を来年も実施、その募集を来年1月下旬から開始することを決定しました。部門は、1.放送番組・DVD等部門、2.その他活動部門の2つで、いずれの部門も2018年1月1日から12月31日の期間に放送・実施等されたものが対象です。社内LANを用いた第1次投票を通過した作品を、各委員が個別に審査したうえで、来年5月の委員会後に表彰式を行います。
社員から委員への直接通知について
この期間における社員等からの直接通知案件は、ありませんでした。
次回、第39回委員会は、2019年2月4日(月)に開催する予定です。
以上