オンブズ・カンテレ委員会 特選賞決定について
2010年4月23日
特選賞について
オンブズ・カンテレ委員会特選賞は、前身の関西テレビ活性化委員会から引き続き行われている選奨で、関西テレビ制作の優れた放送番組を表彰するもので、今回から放送番組に加え、イベント・その他活動の部門もその対象となりました。
募集及び審査の経過
1月25日 |
全役員・社員に特選賞について告知、作品等の応募受付開始。 |
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2月 4日 |
作品等応募を〆切 放送番組部門10作品、のべ15件 |
2月16日 |
上記10作品ならびに7活動を投票対象に役員・社員による第1次投票開始 |
2月26日 |
第1次投票の結果、放送番組部門上位5作品、イベント・その他活動部門の上位3活動が決定、 |
3月 |
オンブズ・カンテレ委員会 全委員が、第2次審査を行う |
4月 9日 |
各委員の採点を集計、結果は以下の通り |
※ 放送番組部門
特選賞 |
「ザ・ドキュメント 父の国 母の国 -ある残留孤児の66年-」2009年4月29日放送 |
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次 点 |
「S-コンセプト 緊急報告! 4000万人の国民病アレルギーのヒミツ」2009年3月7日放送 |
「父の国 母の国 ある残留孤児の66年」についての委員の講評(抜粋)
- 中国残留孤児問題、とりわけ帰国後の自立支援がきわめて不十分だという問題は、日本の戦後の国家のあり方を考えるうえで避けて通れないテーマである。この番組は、初田さんという中国残留孤児の生きざまを通じて、日本での裁判闘争だけでなく地道な支援活動の様子に、中国現地取材などを交えて、このテーマに意欲的に取り組み、視聴者に問題を投げかけることに成功していると思う。
戦争について、考えさせられる意義深い番組である。また、国家の無策を啓発する番組であり、国家補償という観点もあり、多方面から問題点をついている。
テーマの設定が非常に意義深く、魅力的。取材対象と深い信頼関係を築いた点も高く評価したい。
※ イベント・その他活動部門
特選賞 |
「関西テレビ アナウンサー朗読会」2009年9月6日実施 |
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「関西テレビ アナウンサー朗読会」についての委員の講評(抜粋)
- イベント自体は、関西テレビのアナウンサーの皆さんと視聴者が、テレビを通してだけでなく、直接にふれあえる機会としてとても貴重な機会となっている。また、そのイベントを番組として放送することで、視聴者に開かれたテレビ局としての関西テレビの姿勢をイベントに参加しなかった視聴者にも伝えられている。
朗読会の企画もアナウンサー自身によるもので、朗読会がアナウンス技術の向上にも役立っている。視聴者に対して関西テレビの存在を高めることに大きく寄与しているのではないか。
表彰
4月23日開催のオンブズ・カンテレ委員会席上で、各受賞者に対し、賞状、副賞授与などを行いました。
以上