オンブズ・カンテレ委員会 特選賞の決定について
2021年5月25日
「オンブズ・カンテレ委員会特選賞」2部門の賞が次の通り決定いたしました。
※ 番組部門
特選賞 |
スポーツ部 藤川球児 最後の勝負 密着15年引退直後に独占激白 |
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委員の講評
- 阪神タイガースの藤川球児選手の引退をきっかけに制作された本作品は、スポーツ部の15年にわたる密着取材のたまものであり、藤川選手の引退後のインタヴューも含めて、藤川選手の野球に対する真摯な姿勢を余すことなく視聴者に伝えている。マウンドで投球しているときには1球ごとに変えるように心がけていたという藤川選手の言葉は、野球を愛する多くのファンの心を打つものであり、その発言を引き出し、番組で放送できたのは関西テレビスポーツ部が長年にわたる取材を通じて培った信頼関係があったからこそである。本作品は特選賞としての表彰に値する。
- 丹念で継続的な取材の積み重ねにまず敬意を表したい。取材対象との強い信頼関係あってこその番組。淡々とした渡辺謙のナレーションも効果的だった。
- タイガースファンにとって貴重な映像であり、藤川の生きざまをつづり、いつかこの日が来ることを予想し、企画されたことを、評価。
※ 活動部門
特選賞 |
コンテンツ事業部「関純子アナのゴーゴー体操」 |
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委員の講評
- コロナ禍の中、「”楽しく健康”を目指す体操番組」を関西テレビの顔である関純子アナウンサーが視聴者に送るという企画に感服した。コロナ禍のプラスの産物として、2020年の特選賞にふさわしいと思う。NHKにはラジオ体操以来、「みんなの体操」や「みんなで筋肉体操」という番組があるが、「関純子アナのゴーゴー体操」は、少なくとも関西テレビの放送エリアでは、それに勝るとも劣らない体操コンテンツとして関西の視聴者に受け入れられていくのではないか。この番組は「出張ゴーゴー体操」というイベントの取り組みとともに、関西テレビの存在を関西の視聴者に対して高めることに貢献したし、これからも長く貢献していくと期待できる。
- コロナ禍にあってテレビ局に何ができるのか、真剣に考えている姿に好感がもてる。出張ゴーゴー体操も貴重な試み。今後とも継続的な取り組みと、動画の再生回数を増やす工夫を期待したい。
- 介護現場及び高齢者に元気を与える企画である。
表彰について
表彰式で、事務局から各部門の特選賞作品・活動の担当者に、賞状、副賞目録を授与しました。
以上