番組審議会 議事録概要

No.670 2026.1.15

「笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP」(1/2放送)について審議

放送日時
2026年1月2日(金)
22:00~23:30
視聴率
個人全体 関西2.9%(占拠率11.7%) 関東2.2%(占拠率8.8%)
オブザーバー
制作部 部次長
プロデューサー
池田和彦

参加者

委員

委員長

上村洋行(司馬遼太郎記念館 館長 司馬遼太郎記念財団 理事長)

委員長代行

難波功士(関西学院大学 社会学部 教授)

井上章一(国際日本文化研究センター 所長)
上野信子(ジャトー株式会社 執行役員 関西国際交流団体協議会 理事)
黒川博行(作家)
高江洲ひとみ(弁護士)
通崎睦美(木琴奏者)
中村 将(産経新聞社大阪本社 大阪代表補佐兼編集局長兼写真報道局長)
早嶋 茂 (株式会社旭屋出版 代表取締役社長)

(敬称略50音順)

関西テレビ

岡 宏幸 代表取締役社長
西澤宏隆 取締役
南 知宏 制作局長
柴谷真理子 報道情報局長
小川悦司 スポーツ局長
油野邦彦 総合技術局長
立花一寛 編成部長(代理出席)

議題

  • 局に寄せられた視聴者からの意見苦情等の概要(11・12月分)報告
  • 審議番組「笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP」(1/2放送)
  • その他 番組全般、放送に対するご意見、質問等

第670回番組審議会では、11・12月分の視聴者対応報告のあと、「笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP」(1/2放送)について審議された。委員からの意見は下記に記載。

 「笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP」(1/2放送)
番組概要

千原ジュニア考案の『座王』はショートネタを競う“笑いの総合格闘技”。イス取りゲームで座れなかった芸人が他の芸人を指名し、ショートネタで対決。どちらが面白いかを審査委員長が判定し、勝ち残った者が「座王」に輝く。
新春SPの審査委員長は、番組初出演となるくりぃむしちゅー 有田哲平。
今回は、AグループとBグループに分かれて戦う、グループ勝ち抜き方式で優勝を争う。
Aグループは、野性爆弾 くっきー!、錦鯉 長谷川、鳥居みゆき、R藤本、ヤーレンズ 出井、ロングコートダディ 堂前、マユリカ(阪本・中谷)、ママタルト 檜原、さや香 新山、紅しょうが 熊元プロレス、カカロニ 栗谷
Bグループは、笑い飯 西田、水田信二、モグライダー 芝、や団 ロングサイズ伊藤、アインシュタイン 稲田、ルシファー吉岡、セルライトスパ 大須賀、コロコロチキチキペッパーズ ナダル、真空ジェシカ ガク、カベポスター 永見、吉住、ぱーてぃーちゃん 信子

委員からのご意見

  • 正月番組の中で、テンポが良く、家族で気軽に楽しめる“丁度よいエンタメ性”を持った、長時間視聴に耐える番組だった。
  • 短時間で笑いを生む構造が、芸人の瞬発力を際立たせ、アドリブ能力の高さがよく見える番組だった。
  • ショートネタを連続させる構成が現代の視聴習慣に合い、飽きさせないテンポが長寿番組として支持される理由だと感じた。
  • 普段目立たない芸人にも活躍の場があり、短い出番が“新しい発見”を生む点が評価できる番組構造だった。
  • 一つ一つの笑いの質は低いと感じ、テレビの演出で笑いを補強している印象が否めなかった。
  • 真っ白なセット背景が演者のパフォーマンスを際立たせ、装飾を排したことで視聴に集中できる効果があった。
  • 困ったときに下ネタへ逃げる傾向があり、特に決勝の下ネタは視聴者に不快感を与える可能性があった。
  • 大喜利やモノボケを椅子取りゲーム形式で競わせる独自性が番組の個性となり、芸人同士が対戦相手を選ぶ点も“座王らしさ”を生んでいた。
  • ビブスの仕組みなど、番組のルール説明が不足しており、初見の視聴者には理解しづらく、正月特番としては間口が狭かった。
  • 関西色の強い番組に、くりぃむしちゅー有田を審査委員長として起用したことで、新鮮さと予想外の判定が刺激として加わった。
  • お笑いと縁の薄いゲスト(貴乃花やDJ KOO)が照れながら参加する姿が“素の面白さ”を生み、番組に華やかさと親しみを添えていた。
  • “メンチ”や“レコードの酔い”など若年層に伝わりにくい要素があり、幅広い世代が見る正月番組としては配慮不足を感じた。
  • “スパイの小学生が「隣の学校は分数にいっています」”など鋭い短いネタが秀逸で、番組の魅力として強く印象に残った。

    上記のご意見への返答

    ●有田審査委員長の賛否について
    X(旧Twitter)でも賛否を確認したが、有田氏が審査することによって、古参ファンの“名物芸人の敗退”に不満が出たのだろうと分析しています。ただし、強者が毎回勝つより変化が生まれる方が番組として良い面もあるのではと思います。関東での知名度向上にもつながったのではないでしょうか。
    ●下ネタの是非・倫理判断について
    “過激な内容は控えてほしい”と事前に芸人へ伝えていますが、現場で完全に止める判断は難しいです。下ネタでも“誰かを傷つけない笑い”であれば許容範囲と判断したケースもあります。特に決勝の下ネタは会場が大爆笑に包まれており、総合判断で放送しました。
    ●ビブスの仕組みが分かりづらいという指摘への回答
    100勝→金、200勝→黒というルールはありますが、説明だけで30秒~1分使うため、特番では簡易化しました。芸人のネタを1つでも多く見せることを優先した編集としました。

    制作部 部次長
    プロデューサー 池田和彦

委員のご意見を受けて

制作部 部次長
プロデューサー 池田和彦
貴重なご意見をありがとうございました。ローカルの深夜でスタートして9年。
長く続けられているのは、ジュニアさんをはじめとする芸人さんたちの奮闘、そして、視聴者の皆様のおかげです。お題作成から編集まで「少しでも芸人さんのおもしろいところを出したい」と思いながら作っておりますので、上品な番組ではございませんが、本日いただいた意見も頭に入れながら、「西の笑点」となれるよう、引き続きがんばってまいります。