活動日記

ウィンターキャンプ in曽爾高原

12月25日(月)~27日(水)、国立曽爾青少年自然の家でウィンターキャンプを実施しました。
小学1年生から5年生の28名の子どもたちと一緒に凧揚げやお餅つき、キャンドルサービス、しめなわ作りなどのプログラムを楽しみました。

**参加者の感想**

◆凧あげの時に、リーダーに連凧をあげてみる?と言われてやってみたら、とても楽しかったです。(小2・男)

◆もちつきは難しかったけど、最後ついた時にいい音がしてよかった。(小3・男)

◆一番楽しかったのは、ちゃんこ鍋作りです。なぜなら、みんなで協力してとてもおいしいちゃんこ鍋が作れたからです。(小5・女)

◆晴れも雨も雪もぜんぶ見れて、うれしかったです。曽爾はマイナス2℃で、そんなに寒いなんて思わなかったです。(小1・女)

◆しめなわ作りがとっても楽しかった。リーダーがとてもやさしかった。お正月あそびがとてもとても楽しかった。(小1・女)

◆また来たいな。二段ベットでもう一回寝たいな。ハイキングでボールを探すのが楽しかった。(小3・女)

今を生きる子どもたちの諸問題を考える 第3回

子どもの活動に関わる大阪府下の青少年団体のリーダーや指導者の方にも参加していただき、3回シリーズで公開講座を実施しました。
第3回は12月6日に(公社)子ども情報研究センター理事の奥村仁美氏にお越しいただき『増加する子どもの心身の諸症状』をテーマにお話頂きました。


チャイルドラインや子ども家庭相談室、子どもの権利条約などについて貴重なお話をたくさんしていただきました。
子ども同士の問題に大人が介入してしまうと、かえって問題が複雑になってしまう可能性があると知り、考え方を見つめ直す必要があるなと感じました。
しっかりと子どもたちの声に耳を傾けるということは簡単なことではないけれど、少しずつでもできるようになりたいと思いました。
公開講座で学んだことをキャンプで活かしながら、子どもたちと向き合っていきたいと思います。【記:ショーン(1回生リーダー)】

よくニュースなどで取り上げられている“いじめや虐待”。子どもたちが悩みを抱えることが多い時代の中で、子どもたちの気持ちを正確に読みとり、考えを理解するというのは難しいことだと思いました。大人のニーズを第一に考えると、子どもの気持ちは行き場を無くしてしまうのではないかと思いました。また、子どものことを1番理解しているはずの親が、子どものためにと発した言葉が、子どもの悩みの種になっていると知り、いかにして子どもの心に寄り添うべきなのかを考えさせられました。これから子どもと接する時は、自分の気持ちをぶつけるのではなく、まず子どもたちがどうしたいのかを優先して行動できるようになりたいと思いました。【記:きうい(2回生リーダー)】

野外活動指導者のためのリスクマネジメントセミナー

12月3日(日)にドーンセンターで『野外活動指導者のためのリスクマネジメントセミナーin関西』を開催しました。
今年のテーマは、「野外活動におけるヒューマンエラーを考える」。
午前中は基調講演として「航空業界におけるヒューマンエラー対策とその実践」について日本航空株式会社の阿部和利氏にお話をいただきました。それをうけ、「異分野のヒューマンエラー対策をキャンプにどう生かすか?」と題して、関西学院大学教授の甲斐知彦氏から提言がありました。
午後からは、安全対策事例・事故事例として、けがやアレルギー発症のケースなど4団体から発表がありました。その後、8つのテーマに分かれて情報交換を行いました。

異分野のリスクマネジメント情報を知ることで、今までとは違った視点で、野外活動の安全を考えることができるようになるため、多方面から情報を集めることが大切だと感じました。また、総勢100名以上の方が参加し、学生から大人まで幅広い年齢層の方たちと交流や情報交換をすることができ、内容の濃いものになりました。

※リスクマネジメントセミナーは当事業団と一般財団法人大阪府青少年活動財団大阪府キャンプ協会の3団体で主催し、実施しました。