本記事では、リクルートダイレクトスカウトの利用が会社にバレる理由を解説すると共に、バレずに利用する方法をまとめました。
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- リクルートダイレクトスカウトの利用が会社にバレる?バレずに利用する方法を徹底解説
リクルートダイレクトスカウトは、スカウト型転職サイトです。
求職者がリクルートダイレクトスカウトにレジュメを登録し、ヘッドハンターや企業の採用担当者がそのレジュメを見てスカウトする仕組みなので、利用していることが「会社にバレるのでは?」と不安に思う人も少なくないでしょう。

記事の結論
-
・企業ブロックをすれば会社にバレる心配はない
・会社での言動で転職活動がバレる可能性もある
・転職活動がバレてもペナルティはない
リクルートダイレクトスカウトは会社にバレる可能性もある

レジュメを会社の採用担当者に見られるとバレる
リクルートダイレクトスカウトを利用して行う転職活動は、会社にバレる可能性があります。
冒頭でも記したように、企業の採用担当者はリクルートダイレクトスカウトに登録した求職者のレジュメを見ることができるためです。
求職者が登録したレジュメは、個人情報が開示されない状態で採用企業やヘッドハンターに公開されます。
しかし、学歴や職歴といった市場価値を判断するために必要な情報は公開されるため、求職者が在籍している会社の採用担当者であれば、自社の社員かどうか簡単にわかってしまう可能性があります。
結果、在籍している会社にリクルートダイレクトスカウトを利用した転職活動がバレてしまうかもしれません。

このような形で会社にバレる可能性をゼロにするための対策として、後述する「企業ブロック設定」をおすすめします。
レジュメで公開される情報と非公開の情報
公開される情報 | 非公開の情報 |
---|---|
・在籍企業・職歴・学歴・語学・資格・所持資格・希望条件(年収や勤務地など) | ・氏名・メールアドレス・生年月日・住所(市区町村以降)・電話番号 |
個人情報の部分は、「*」で伏せられます。
個人情報が開示される場合とは
採用企業やヘッドハンターに個人情報を含むすべての情報が開示されるのは、求職者がスカウトに返信したり、求人応募を依頼したり、ヘッドハンターに相談したりしたときのみになります。
参考リクルートダイレクトスカウトの利用が会社にバレるケースと対処法
企業ブロック設定をすれば会社にバレる可能性をゼロにできる

企業を10社ブロックできる
「企業ブロック設定」とは、特定の企業に対してレジュメを非公開にする機能のことです。
レジュメ検索にも表示されないので、ブロックした企業には求職者がリクルートダイレクトスカウトに登録していることを隠すことが可能です。
企業ブロック設定で登録できる企業は10社となっています。

在籍している会社や関連会社、取引先などを登録しておくことで、会社にバレることなく安心してリクルートダイレクトスカウトを利用できます。
企業ブロック設定のやり方
企業ブロック設定のやり方
①公式サイトにログインする
②会員ページのメニューから「設定」をクリック
③「企業ブロック設定」の「変更」をクリック
④ブロックしたい企業を記入欄に入力する
⑤「設定する」をクリック
企業ブロック設定は、会社にバレるのを防ぐために効果的ですが、ブロックしたい企業がリクルートダイレクトスカウトに利用登録されていない場合は、企業ブロック設定できない仕組みになっているので、注意が必要です。
尚、ヘッドハンターも同様の方法でブロックできます。
企業スカウトを利用しないのも選択肢の1つ
「登録したらスカウトを待つだけ」というシンプルさが好評のリクルートダイレクトスカウトですが、企業からのスカウトは利用せず、求人検索で求人を探して担当のヘッドハンターに応募依頼を送信する方法で転職活動を進めることもできます。
企業スカウトを利用しないのであれば、在籍している会社にリクルートダイレクトスカウトの利用がバレる心配はありません。

企業スカウトの利用設定は、会員ページのメニューにある「設定」から変更することができます。
参考リクルートダイレクトスカウトの評判は悪い?口コミや登録がバレる?の真相、特徴を解説
リクルートダイレクトスカウトの登録方法

リクルートダイレクトスカウトは、適切な設定を行っていれば会社にバレる心配はありません。
安心して利用できることがわかったところで、続いてはリクルートダイレクトスカウトの登録方法を解説していきます。

リクルートダイレクトスカウトの評判を検証!口コミで分かるメリット・デメリットを解説

公式サイトから会員登録をする
リクルートダイレクトスカウトの公式サイトから会員登録をします。
まずはメールアドレスとリクルートダイレクトスカウトにログインするパスワードを設定して送信します。
その後、本登録用のURLが記載されているメールが届きます。

URLをクリックすると本登録用のページにアクセスできるので、そこで必要事項を入力すれば会員登録は完了です。
会員登録時の必須項目
・氏名
・性別
・生年月日
・電話番号
・学歴
・卒業年月
・語学レベル
レジュメを登録する
続いて、リクルートダイレクトスカウトで公開するレジュメを登録します。
レジュメはスカウトサービスの利用や求人の応募依頼のために必須です。
会員登録をしたら早めにレジュメを作成して公開することをおすすめします。
レジュメに登録する情報
・経験社数
・直近の職務経歴
・職務内容
・年収
・業種
・職種
・過去の職務経歴
レジュメに登録した情報の変更はいつでもできます。
ココがポイント
常に最新の情報をアップロードしておくことがスカウト受信数アップのための重要なポイントです。
参考リクルートダイレクトスカウトってどう?バレる?評判口コミ、仕組みを解説
設定を最適化する
会員登録やレジュメの公開を行ったら、リクルートダイレクトスカウトのサービスを利用できるようになりますが、会社にバレる不安を払拭したいのなら、登録後すぐに企業ブロック設定や企業スカウトサービスの設定変更を行うことをおすすめします。
リクルートエージェントにも登録した方が良い?
リクルートダイレクトスカウトの登録を行う時に、「リクルートエージェント」にも同時登録できます。

リクルートエージェントは、手厚い転職サポートを無料で受けることができる転職エージェントです。
【サービスの違い】
「リクルートダイレクトスカウト」 | 「リクルートエージェント」 | |
---|---|---|
面談 | なし | あり |
求人の紹介 | なし | あり |
非公開求人 | あり | あり |
セミナー | なし | あり |
書類添削 | ヘッドハンターによる | あり |
面接対策 | ヘッドハンターによる | あり |
条件交渉 | ヘッドハンターによる | あり |
リクルートエージェントは、様々な求職者への転職支援実績が豊富なため、転職活動が不安な人や効率よく転職活動を進めたい人におすすめです。
ただし、リクルートエージェントのサポート期間は3ヵ月となります。
期間があるので、転職活動に集中して取り組める人や転職時期が明確な人向けのサービスといえるでしょう。
短期間で転職先を決めたい場合
短期間で転職先を決めたい人には「リクルートダイレクトスカウト」と「リクルートエージェント」の同時登録をおすすめします。

リクルートエージェントに登録だけするメリットとは?活用方法を徹底解説

転職活動が会社にバレる原因は社内外での言動にある

リクルートダイレクトスカウトの利用や転職活動が会社にバレる原因は、社内外でのちょっとした言動によるものがほとんどといわれています。
転職活動を始めたら、以下の点を注意するようにしましょう。
転職活動をする際の注意点
- 服装の変化
- 勤務に対する意識の変化
- 社内外での転職活動
- 同僚への相談
それぞれを詳しく見ていきます。
いつも通りの服装で仕事をする
転職活動を始めると、スーツを着る機会が増えてきます。
いつもオフィスカジュアル(私服)で働いている場合、急にスーツで出社し始めるのは、転職活動を疑われてしまう原因の1つになります。
ココに注意
普段スーツで働いていない人が、面接などでスーツを着用する必要がある場合には、スーツを駅のロッカーなどに預けておき、面接前に着替えるようにしましょう。
仕事はいつも通りにこなす
いつも残業していた人が急に残業しなくなったり、あまり有給を取得していなかった人が有給休暇を頻繁に取得するようになったりすると、社内の人から転職活動を疑われる可能性もあります。
転職活動を進めると、企業やヘッドハンターとの連絡が増えたり、応募書類を作成したりといった作業が増えるため、勤務を早く終えたくなるものですが、勤務に対する意識はなるべく変えないことが大切です。
社内外での転職活動
仕事中の空き時間にデスクで求人検索をしたり、勤務先周辺でヘッドハンターと面談するなど、社内や勤務エリアで転職活動を行っている姿を同僚に見られるのが、会社にバレる最も多い原因といわれています。
転職活動は、基本的にプライベートな時間に進めることをおすすめします。

ヘッドハンターとの面談の時も、勤務先の最寄り駅周辺は避けるのが無難です。
転職活動の相談は同僚にしない
転職活動に悩んだ時、つい同僚に相談したくなる人もいるでしょう。
しかし、それは転職活動をしていることを自ら打ち明けているようなものです。
場合によってはすぐに社内で転職活動をしていると噂になり、会社に転職活動がバレる可能性があります。

転職活動の相談は、勤務先とは無関係の家族・知人・友人相手にするようにしましょう。

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参考リクルートダイレクトスカウトは費用がかかる?バレる評判があるけど仕組みはどうなの?
転職活動がバレてしまったときの対処方法

正直に転職活動をしていることを話す
会社に転職活動がバレてしまったら、正直に打ち明けることをおすすめします。
ただし、転職理由を聞かれた場合には、会社への不満ではなく自身のキャリアにとってポジティブな理由を伝えることが大切です。

相手に嫌な思いをさせない配慮をすることで、応援してもらえる可能性もあります。
登録しただけと伝える
転職時期が明確ではない場合、「登録してみただけ」と伝えるのも良いでしょう。
誰しも興味本位で他社の求人が気になることがあるので、理解を得られるかもしれません。
しかし、「登録してみただけ」と伝えてしまってからすぐに転職を決めてしまうと、印象が悪くなってしまうこともあるため注意が必要です。
仕事は責任感を持って取り組む
転職活動が会社にバレたからといって、会社からのペナルティを受けることはありません。
居づらいと感じる必要もないので、円満退社を目指し、責任感を持って最後まで抱えている仕事に取り組む姿勢をアピールすることで、社内の同僚も快く転職を応援してくれるようになるでしょう。

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リクルートダイレクトスカウトのメリット・デメリット

リクルートダイレクトスカウトのメリット
リクルートダイレクトスカウトの主なメリットは以下の4つです。
- ハイクラス求人が見つかる
- 会員登録後はスカウトを待つだけでOK
- ヘッドハンターとコンタクトが取れる
- 顧問求人スカウトを受けられる
それぞれリクルートダイレクトスカウトの特徴的なサービス内容です。
詳しく解説していきます。

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ハイクラス求人が見つかる
リクルートダイレクトスカウトは、年収800万~2,000万円の求人を多数保有しています。
リクルートダイレクトスカウトの登録は制限を設けていないため、ハイクラス求人の情報を求めている方は誰でも登録できますが、メインとなる年収800万円以上の管理職や経営ポジションの求人が充実していると考えられます。
求人数は業界トップクラスの50万件以上です。
あらゆる業種や職種をカバーしており、勤務エリアも全国を網羅しています。

転職の可能性を広げつつ、ハイクラス転職を狙えるのがリクルートダイレクトスカウトの強みといえます。
会員登録後はスカウトを待つだけでOK
会員登録後はスカウトを待つだけです。
ほかの転職サイトや転職エージェントとの併用もやりやすい上に、転職エージェントのように定期的にキャリアアドバイザーと連絡を取り合う必要もないため、マイペースで転職活動を進められます。
ヘッドハンターとコンタクトが取れる
スカウトを待つだけのリクルートダイレクトスカウトは、転職に時間がかかる傾向があるようです。
転職時期が明確な人やすぐにでも転職したい人は、ヘッドハンターにコンタクトを取って求人をサポートしてもらうようにしましょう。
リクルートダイレクトスカウトでは、評価の高いヘッドハンターを自分で見つけてアプローチできるだけでなく、求人検索から興味のある求人を保有しているヘッドハンターにコンタクトを取ることもできます。
ココがポイント
ヘッドハンターは他社の転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーやコンサルタントも含まれており、転職サポートの依頼も可能です。
顧問求人スカウトを受けられる
企業顧問という働き方は、リタイア後の働き方としても注目されています。
業務委託契約でキャリアの中で培った経験やスキルを活かせるやりがいのある仕事です。
リクルートダイレクトスカウトは、そのような企業顧問になれる「顧問求人スカウト」を提供している転職サイトです。
ココがポイント
シニアに限らず、若手・中堅でも一定以上の経験やスキルを持ち合わせているハイキャリア層であれば、「顧問求人スカウト」を通して業務委託で働く企業と出会える可能性があります。

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参考リクルートダイレクトスカウトの評判は?口コミから分かるメリットと注意点を徹底解説
リクルートダイレクトスカウトのデメリット
続いてはデメリットを見ていきます。
リクルートダイレクトスカウトのデメリットは以下の3つです。
- 新卒や第二新卒には厳しい
- 連絡が多すぎる
- すぐに転職したい人には不向き
それぞれ解説します。
新卒や第二新卒には厳しい
リクルートダイレクトスカウトの求人は一部年収300万円~のものもありますが、豊富な就業経験や企業の即戦力になるスキルを求める求人が主流です。
ココに注意
スキルや経験がない新卒や第二新卒の場合、マッチングする求人がそれほど見つからない可能性もあります。
しかし、第二新卒であっても十分な経験やスキルを持っている場合は、ハイクラス求人と出会える可能性があるため、まずはリクルートダイレクトスカウトに登録し、スカウトがどれくらい来るか確認してみることをおすすめします。

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連絡が多すぎる
リクルートダイレクトスカウトには、連絡が多すぎるという悪評があるようです。
登録直後から企業からの通常スカウトやヘッドハンターからのスカウトメールが多数届きます。
中には、希望条件を満たしていない求人も含まれます。

ネット上に投稿される悪評のクチコミの多くは、引っ切りなしに届くスカウトメールを煩わしいと感じる求職者によるものといわれています。
すぐに転職したい人には不向き
リクルートダイレクトスカウトのシステム上、スカウトを待つだけでは条件の良い求人に出会えない可能性もあるため、すぐに転職を成功させるのは難しいとされています。
すぐに転職したい場合は、ヘッドハンターとコンタクトを取って積極的に求人を紹介してもらったり、ほかの転職サイトや転職エージェントに登録して転職サポートを受ける方が、転職希望時期に合わせて転職できる可能性が高まります。
リクルートダイレクトスカウトの登録時に、転職エージェントである「リクルートエージェント」にも同時登録が可能です。

転職希望時期が明確な人は別の転職サイトや転職エージェントに登録することをおすすめします。

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まとめ

企業ブロックをすることで、リクルートダイレクトスカウトの利用が会社にバレることを防げますが、社内外での言動によってバレてしまう可能性もあります。
会社にバレないように転職活動を進めたいのなら、プライベートな時間を使って転職活動を行い、会社の関係者にバレないように言動に気を配ることが大切です。
仕事と転職活動を完全に切り離せば、バレる心配はなくなっていきます。
また、転職活動が会社にバレたからといって、キャリアにマイナスが生じるわけではありません。

バレた時にどのような態度を取ればプラスに働くのか考え、予め決めておくようにしましょう。

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人材ベンチャー企業に入社し、転職エージェントとして多くの人の転職を支援。その後、複数の転職エージェント事業の立ち上げに参画。現在は、転職サービスの運営をしながら、知見を活かしてキャリアアドバイザーとして転職希望者のキャリア相談に応じる。