そこで当記事では、リクルートエージェントに登録だけするメリット・デメリット、そしてサービスを活用する方法についてまとめました。
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- リクルートエージェントに登録だけするメリットとは?活用方法を徹底解説
リクルートエージェントは、転職エージェントとして業界最多クラスの求人数を誇ります。
転職エージェントはキャリアアドバイザーとのやり取りが必要です。
登録だけしても良いものかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

リクルートエージェントに登録だけする5つのメリット

リクルートエージェントに登録だけする主なメリットは以下の5つです。
登録だけするメリット
- キャリアアドバイザーにキャリア相談ができる
- 日本中の求人情報が得られる
- サポートが得られる
- 自己分析ができマッチングしている企業の傾向がわかる
- 無料でサービスを利用できる
それぞれを詳しく解説していきます。
参考転職エージェントは、登録だけの利用でもよいのでしょうか?
登録だけするメリット①キャリアアドバイザーにキャリア相談ができる
リクルートエージェントに登録すると、キャリアアドバイザーとの面談が実施されます。
面談を通じて得た情報をもとに転職サポートを展開するのが、転職エージェント全体に共通する基本的なサービスの流れです。
面談を担当したキャリアアドバイザーは、転職活動の担当者となります。

担当者とは定期的なキャリア相談が可能であり、現職や転職の不安に対して、転職のプロ目線でアドバイスがもらえます。
登録だけするメリット②日本中の求人情報が得られる
リクルートエージェントの最大の強みとなるのが他社を圧倒する求人数です。
経験や性別、エリアを問わず、日本中の求人情報を保有しています。
リクルートエージェントに登録するだけで、業界最多クラスの豊富な求人情報を得られるのは大きなメリットです。
<リクルートエージェントの保有求人数>
公開求人数 | 387,982件 |
---|---|
非公開求人数 | 273,735件 |
登録だけするメリット③サポートが得られる
リクルートエージェントの転職サポートは、利用者からの評判が高く、手厚い内容になっています。
主なサポート内容
・キャリアアドバイザーとの面談
・求人の紹介 / 応募
・書類添削
・面接対策
・面接の日程調整
・内定後の条件交渉
転職活動を始めるか迷っている場合でも、リクルートエージェントに登録だけしておけば、本格的な転職サポートが受けられるようになります。
登録だけするメリット④自己分析ができマッチングしている企業の傾向がわかる
リクルートエージェントのキャリアアドバイザーは、業界ごとの専任制になっているのが特徴です。
担当している業界の転職市場の動向を熟知しており、登録者の職務経歴や保有スキルから正確に市場価値を分析してくれます。
ココがポイント
市場価値や転職先に求める希望条件、性格 / 思考から転職後に活躍できそうな求人をピックアップしてくれるので、マッチング率の高い企業の傾向を客観的に把握できます。
登録だけするメリット⑤無料でサービスを利用できる
転職エージェントは、人材紹介の依頼をする企業に条件に合う転職希望者を紹介(=求人への応募)することで企業の採用業務をサポートしており、実際に採用が決まった際に企業から人材紹介報酬を得ています。
リクルートエージェントも同様です。
企業から報酬を得ているため、リクルートエージェントに登録する転職希望者は、すべてのサービスを無料で利用できます。

無料で登録できるため、リクルートエージェントに登録だけしておいても損はありません。
参考リクルートエージェントに登録だけするのはおすすめ?登録だけするメリット・デメリットや活用のポイントを紹介!
リクルートエージェントに登録だけするデメリット

リクルートエージェントに登録だけする際にも知っておきたいデメリットがあります。
具体的には以下の4つデメリットがあげられます。
登録だけするデメリット
- 登録だけしても各種サポートが受けられない
- サポートの優先順位は低い
- サポートを断られることがある
- 登録だけしても求人への応募はできない
4つのデメリットを詳しく見ていきます。
参考転職エージェントは、相談だけの利用でもいいのでしょうか?
登録だけするデメリット①登録だけしても各種サポートが受けられない
リクルートエージェントに限らず、転職エージェントは初回面談が設定されます。
ミスマッチの求人紹介を避け、転職希望者に合った転職サポートを提供するために、初回面談が実施されるのです。
公開求人の閲覧だけなら、初回面談を行わずに利用することも可能です。

しかし、それではリクルートエージェントの手厚い転職サポートを受けることができず、リクルートエージェントに登録するメリットは薄れてしまいます。
参考リクルートエージェントの評判・口コミはひどい?メリットとデメリットも徹底検証!
登録だけするデメリット②サポートの優先順位は低い
前述した通り、リクルートエージェントは、転職希望者に自社のサービスを通じて転職先を紹介することで、採用企業から報酬を得るビジネスモデルです。
そのため、登録だけの人は転職希望者よりもサポートの優先順位が下がってしまいます。
ココに注意
面談の予約が取りにくくなったり、求人の紹介頻度が少なくなったりする恐れもあります。
登録だけするデメリット③サポートを断られることがある
登録だけの人は、サポートを断られる可能性が高まります。
スキル / キャリアが不足している方やサポートを利用する予定がない方が断られるケースに該当しますが、特に断られやすいのは「就業経験のない方」です。
リクルートエージェントは、主なサポート対象を就業経験がある方としています。
下記の求人は取り扱いが非常に少なくなっております。
・新卒者など就業経験をお持ちでない方の求人
・一貫したキャリア、専門知識や経験を必要としない求人
出典元:リクルートエージェント
リクルートエージェントに登録だけする場合であっても、「就業経験がある」ことと「サービスを利用する意思がある」ことが登録上の前提となっています。
登録だけするデメリット④登録だけしても求人への応募はできない
リクルートエージェントでは、担当者を通じて求人の応募を受け付けます。
登録だけして面談や書類添削サービスを利用していない場合、求人への応募を受け付けてもらえない可能性が高くなります。
求人への応募が受け付けられない主なケース
・転職後、短期間で退職することが考えられる
・書類選考に通過する可能性が低い
上記に該当する場合は、良い求人を見つけても応募を受け付けてもらえないことがあります。

求人次第では転職も視野に入れているという方は、初回面談時に「希望に合う求人があれば転職したい」と担当者に伝えておくのがおすすめです。

リクルートエージェントの口コミ・評判を調査!転職者が感じたメリット・デメリットとは

求人を閲覧するだけなら転職サイトへの登録がおすすめ

ここまで解説した通り、リクルートエージェントのサポートを受けるにはキャリアアドバイサーとの面談や連絡などが必要になります。
求人情報を得るためだけに登録を希望する場合は、リクルートエージェントではなく、転職サイトに登録する方がおすすめです。
転職サイトは求人情報の掲載に特化しています。
キャリアアドバイザーとの面談や連絡は不要です。
24時間、好きなタイミングで求人の閲覧 / 応募が可能です。

下記に転職エージェントと転職サイトのサービスの違いをまとめました。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
担当者 | あり | なし |
求人の紹介 | キャリアアドバイザーから紹介 | スカウトメールで紹介 |
非公開求人 | あり | なし |
書類添削 | あり | なし |
面接対策 | あり | なし |
条件交渉 | あり | なし |
アフターフォロー | あり | なし |
目的を明確にした上で、転職エージェントと転職サイトのどちらが自分の転職活動にぴったり合うのか検討してみると良いでしょう。

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リクルートエージェントを活用するためのポイント

リクルートエージェントは、登録だけではメリットが十分得られないサービスです。
登録だけでなく、下記のポイントを押さえておくことで、転職サービスを有効活用できるようになります。
有効活用するためのポイント
- 自己分析をする
- 職務経歴書や履歴書を作っておく
- 担当者との連絡を怠らない
- 求人情報を定期的にチェックする
- 企業情報を収集する
転職エージェントであるリクルートエージェントですが、登録したあと担当者にすべてを任せ、自分から積極的に転職活動の準備を行わないでいると、転職意欲が低いと判断されて求人を紹介してもらえなくなったり、サポートを打ち切られたりします。
上記5つのポイントを実践すれば、登録だけでも十分にリクルートエージェントのメリットを感じられるでしょう。

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自己分析をする
リクルートエージェントでは、転職サポート開始前の面談が必須です。
面談で市場価値を分析してくれますが、面談前には予め自己分析しておくことをおすすめします。
現職の不満や転職先への希望条件、キャリアプラン、職務経歴の詳細などが明確になり、面談内容の質が向上します。
職務経歴書や履歴書を作っておく
面談時の持ち物に指定はありません。
リクルートエージェント公式サイトにも、その旨が記載されています。
基本的に持ち物はありません。事前に転職エージェントから持ち物の依頼があった場合のみ、準備が必要になります。なお、転職エージェントから依頼されることが多いのは、履歴書、職務経歴書、写真(画像で送付する場合も)、筆記用具です。
出典元:リクルートエージェント
職務経歴書や履歴書を口頭で説明するのは時間がかかります。
正確に伝わらないリスクを避けるために繰り返し説明を求められることも少なくありません。
事前に職務経歴書と履歴書を作成しておけば、面談の時間が大幅に短縮されます。
尚、職務経歴書はリクルートエージェントが一般公開している「職務経歴書エディター」を利用するのが便利です。

スマートフォンやタブレットから職務経歴書を作成できます。
担当者との連絡を怠らない
リクルートエージェントを活用するなら、担当者と定期的に連絡を取ることが大切です。
転職意欲があることをアピールでき、担当者から手厚いサポートを受けられる可能性が上がります。
担当者からの連絡に、必要以上にレスポンスが遅れるのは避けた方が良いでしょう。
転職意欲が低いと判断されてしまい、サポートの優先順位が下がります。
サポートを打ち切られてしまう恐れもあるので、スピーディに返信するのが無難です。
求人情報を定期的にチェックする
リクルートエージェントは、公式サイトで閲覧できる「公開求人」とは別に、担当者からの紹介でのみ閲覧 / 応募ができる「非公開求人」を保有しています。
非公開求人は、求める人材をピンポイントで採用したい企業の求人です。
重要なポジションや非公表のプロジェクトに関わるものに加え、公開求人に出すと応募者が殺到してしまう人気企業などが含まれます。
非公開求人情報を得られるのは、リクルートエージェントに登録するメリットの1つです。
ココに注意
リクルートエージェントは、約26万件(2023年5月14日現在)の非公開求人を保有していますが、転職意欲が低いと判断されると紹介してもらうのが難しくなります。

定期的に担当者に連絡を取り、新しい求人の有無をチェックしておくことをおすすめします。
求人情報を定期的にチェックする
担当者が紹介してくれる求人は、マッチング率が高いものです。
しかし、ただ紹介されるままでいるとマッチしている企業の傾向が具体的に掴めないまま、時間だけが過ぎてしまいます。
ココがポイント
紹介求人のどこがマッチしているのかを担当者に聞いてみるのも良いですが、企業クチコミサイトや求人企業の公式サイトなどを利用し、自分でも情報収集してみることが重要です。

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リクルートエージェントの登録方法|登録〜転職までの流れ

ここでは、転職エージェントを初めて利用する人に向けて、リクルートエージェントを例に登録〜転職先が決まるまでに受けられるサービスの推移を紹介します。
リクルートエージェントを利用した転職活動の流れは以下の通りです。
リクルートエージェントを利用した転職活動の流れ
- 公式サイトから登録
- 面談の実施
- 求人の紹介
- 書類添削と求人への応募
- 面接対策の実施
- 条件交渉
- 転職先に入社
それぞれ解説します。

リクルートエージェントITの評判は?口コミから分かったメリット・デメリットを解説

(1)公式サイトから登録
リクルートエージェント公式サイトにある「転職支援サービスに申し込む(無料)」をクリックし、必要事項を記入します。
必要事項
・転職希望時期
・希望勤務地
・直近で経験した業種 / 職種
・直近年収
・メールアドレス
・氏名や生年月日などの個人情報
・学歴
難しい項目はありませんので、数分〜10分程度で登録作業が完了します。

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(2)面談の実施
登録が完了すると、2日~7日程度でリクルートエージェントから連絡が入ります。
内容はサービスや面談の予約に関するものです。
スケジュールを確認の上、予約を取ります。
リクルートエージェントでは、土日祝や電話での面談も対応可能です。
ココがポイント
できる限り転職希望者の都合に合わせてくれるので、スケジュールに余裕がない時は相談してみることをおすすめします。

リクルートエージェントの面談の流れを解説!面談時の服装や持ち物はどうする?

(3)求人の紹介
面談内容をもとにマッチングする求人を紹介してくれます。
応募したいと思える求人がない時は、担当者に理由を添えて断るのが基本です。
どんな求人を希望しているのか、理解してもらえるまで説明しましょう。
(4)書類添削と求人への応募
希望する求人が見つかったら、応募書類を作成して応募します。
職務経歴書は、リクルートエージェントの書類添削サービスを利用するのがおすすめです。

完成度が高まり、書類通過率アップが期待できます。
(5)面接対策の実施
書類選考通過後、面接日の日程調整は担当者が代行してくれます。
スケジュールを共有するだけで大丈夫です。
また、面接日までは、面接対策サービスを利用することができます。
面接対策は、ビジネスマナーの見直しや模擬面接のアドバイスが受けられるので、面接に対する緊張を払拭できます。

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(6)条件交渉
企業との面接を終えて無事に内定を獲得したら、提示された労働条件が求人に掲載されていた内容と相違ないかを確認します。
担当者にも一緒に確認してもらうと安心です。
労働条件に交渉の余地があれば、担当者に条件交渉を依頼できます。
リクルートエージェントを通して条件交渉するメリット
自分で企業と条件交渉を行う場合は交渉決裂による内定取消のリスクがありますが、担当者であればリスクなく条件交渉が可能です。
(7)転職先に入社
労働条件がまとまり次第、内定承諾書にサインをして入社日を決めます。
面接日と同様、入社日も担当者が調整してくれるので、希望日を伝えるだけで大丈夫です。

入社日が決まったら、晴れて転職活動の終了となります。

20代におすすめの転職エージェント17選|選び方や利用のポイント・注意点も紹介
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まとめ


リクルートエージェントは、登録だけでもメリットがあるサービスです。
リクルートエージェントに登録だけするメリット
-
キャリアアドバイザーにキャリア相談ができる
-
日本中の求人情報が得られる
-
サポートが得られる
-
自己分析ができマッチングしている企業の傾向がわかる
-
無料でサービスを利用できる
参考リクルートエージェントの口コミ・評判は悪い?メリットとデメリット徹底解説
しかし、デメリットがあるのも確かです。
目的次第では、転職サイトの方が向いていることもあります。
リクルートエージェントのサービス利用料は無料であり、退会も気軽にできるので、まずはリクルートエージェントに登録し、サービスを体験してから利用を継続するかどうか決めると良いでしょう。

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人材ベンチャー企業に入社し、転職エージェントとして多くの人の転職を支援。その後、複数の転職エージェント事業の立ち上げに参画。現在は、転職サービスの運営をしながら、知見を活かしてキャリアアドバイザーとして転職希望者のキャリア相談に応じる。