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ハイクラス転職とは?転職で年収アップを実現するためのポイントを解説

アップロード日2024/03/26

この記事を書いた人「キャリアアドバイザーDAI」

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転職市場では、”ハイクラス転職”という言葉が定着していますが、「ハイクラス転職の年収って?」「どんな人がハイクラス転職できるの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。

そこで本記事では、ハイクラス転職に興味のある方に向けて、基礎知識や年収アップに必要な条件について詳しくまとめました。

ハイクラス転職の特徴とは?

ここでは、ハイクラス転職とはそもそもどういった転職のことなのか、そして、ハイクラス求人の特徴について解説します。

参考ハイクラス求人とは?ハイクラス転職を実現するために知っておきたいこと

ハイクラス転職の求人は管理職や専門職が多い

ハイクラス転職は、ハイクラス求人に応募して転職することを指します。

明確な定義はないものの、年収800万円以上の求人をハイクラス求人、年収800万円以上の内定獲得をハイクラス転職とする転職支援サービスが多いです。

ハイクラス転職の求人について

ハイクラス転職の求人について

ハイクラス求人は、経営ポジションや管理職、専門職が中心となっており、キャリアを通じて培った、経験・実積・スキル・専門知識で事業に貢献できる市場価値の高い即戦力人材に向けた求人です。

ハイクラス求人に求められるもの

ハイクラス転職に必要なハイクラス求人は、誰でも応募できるわけではありません。

一般的な求人と比べて応募条件が明確に設定されていることが多く、応募条件の内容も、年収の高さに比例して厳しくなるのが一般的です。

以下に、実際のハイクラス求人でよく見られる応募条件をピックアップしました。

ハイクラス求人にある応募条件の一例

①経営企画・経営管理の経験
②ビジネスレベルでの語学力
③豊富なマネジメント経験
④プロジェクトの企画・立案・事業化

ビジネスの発展には、市場価値の高い人材は欠かせない存在です。

ハイクラス求人は、「この条件に該当する人材なら高額な年収を支払ってでも採用したい」と考える企業が出しています。

下記は、ハイクラス転職エージェントのパソナキャリアの成功事例を抜粋したものです。

    ◆29歳男性/年収850万円(コンサルティングファーム)
    ◆28歳女性/年収800万円(大手商社)
    ◆35歳男性/年収900万円(製薬会社)
    ◆37歳女性/年収1100万円(MAツールベンダー)
    ◆45歳男性/年収1500万円(銀行)
    ◆49歳男性/年収1200万円(自動車部品メーカー)

    出典元:パソナキャリア

ハイクラス転職の成功事例を見ると、年齢はあまり関係ないようです。

ココがポイント

ココがポイント

一般的な求人とは違い、企業は年齢や将来性よりも、応募時点での市場価値やマッチング率を重視して採用していることが見て取れます。

ハイクラス転職の実現のためには、市場価値を一定以上に高めることが重要です。

合わせて読みたい「ハイクラス転職の失敗」関連記事 合わせて読みたい「ハイクラス転職は難しい?」関連記事

ハイクラス転職が難しいとされる理由とは?企業が求める条件や転職成功のポイントを解説

ハイクラス転職のハードルは高いため、入念な準備をしなければハイクラス転職を実現するのは難しいでしょう。この記事では、ハイクラス転職の定義や転職活動のポイントについて詳しく解説しています。

参考ハイクラス転職を成功するには?押さえておきたいポイントを紹介

年代別・職種別に見るハイクラス転職の具体的な年収の目安

ハイクラス転職の年収の目安は性別 / 年代別の平均年収よりも高い

ハイクラス転職は、年収800万円以上での内定獲得が1つの目安です。

ちなみに、国税庁が公表している「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は443万円(男性:545万円、女性:302万円)となっています。

以下に、性別 / 年代別の平均年収を表にまとめました。

男性 女性 全体
・20歳~ 24歳 287万円 249万円 269万円
・25歳~ 29歳 404万円 328万円 371万円
・30歳~ 34歳 472万円 322万円 413万円
・35歳~ 39歳 533万円 321万円 449万円
・40歳~ 44歳 584万円 324万円 480万円
・45歳~ 49歳 630万円 328万円 504万円
・50歳~ 54歳 664万円 328万円 520万円
・55歳~ 59歳 687万円 316万円 529万円
・60歳~ 64歳 537万円 262万円 423万円
<全体平均> 545万円 302万円 443万円
出典元: 国税庁

さらに詳しく

さらに詳しく

性別 / 年代別の平均年収で最も高年収の「55歳~ 59歳 / 男性」であっても、ハイクラス転職の目安である年収800万円には届いていません。

ハイクラス転職の年収の目安は、日本における平均年収よりも大幅に高いことが分かります。

職種別に見るハイクラス転職の年収の目安

求人票に掲載されている年収は、「〇〇円〜〇〇円」と記載されていることが一般的です。

応募者のキャリアを総合的に判断して年収が決定されますが、職種によっては、年収上限が1,000万円以上に設定されている求人も少なくありません。

以下は、パソナキャリアに掲載されているハイクラス求人の年収レンジです。

職種 年収レンジ
・自動車メーカー「チームリーダー」 700万円〜1,500万円
・非鉄金属メーカー「広報グループ長」 1,150万円〜1,300万円
・通信キャリア「ITディレクター」 600万円〜1,000万円
・電気機器メーカー「知的財産管理」 900万円〜1,250万円
・金融機関「Webプロジェクトマネージャー」 700万円〜1,500万円
・テック企業「経理部長候補」 800万円〜1,300万円
出典元:パソナキャリア

ハイクラス求人といっても、年収レンジの下限が年収800万円以下のものも多いです。

ハイクラス求人の内定を得ても、企業から800万円未満の年収を提示されるのは珍しいことではありません。

高い専門性や豊富なマネジメント経験、実務経験が求められる職種やポジションであれば、年収レンジの下限が800万円以上に設定されているハイクラス求人が大幅に増加します。

参考【ハイクラス転職】成功のポイントと注意点

ハイクラス転職で求められやすい5つのスキル

ハイクラス求人は、即戦力人材を求める企業が出している求人です。

ここでは、企業がどのようなスキルを持つ人材を即戦力と判断するのかを紹介します。

参考30代でハイクラス転職を実現するには?年収アップ・キャリアアップのポイント

高い専門スキルや語学力

例えば「大人気ゲームにいくつも携わった実績のある方」や「難関の国家資格を取得して業務に携わっている方」など、高い専門性を持つプロフェッショナル人材は、ハイクラス転職を実現しやすいです。

同じように、ビジネスのグローバル化に伴い、ビジネスレベルの語学力を求めるハイクラス求人も頻繁に見られるようになりました。

企業への専門性や語学力のアピールには、実積や根拠を示すことが大切です。

ハイクラス転職には資格取得もおすすめ

ハイクラス転職には資格取得もおすすめ

業務と関連する資格を取得するなどしておくと、転職活動を有利に進められます。

参考30代でハイクラス転職を成功させるために押さえておくべき転職活動のポイント

マネジメント経験

ハイクラス求人は、管理職以上のポジションを募集しているものが多い傾向があり、マネジメント経験の有無によって、応募できるハイクラス求人の数は大幅に変わります。

マネジメント経験は、明確な成果を示せると企業に好印象を持ってもらいやすいです。

ココがポイント

ココがポイント

「〇〇人規模のチームリーダーとして〇〇に取り組んだ結果、前年比の売上から〇〇%アップすることができた」といった概要とともに、成果を達成するために意識したことを詳しく説明できるように考えをまとめておくとよいでしょう。

適応力・柔軟性

ハイクラス転職に挑戦できる人材は、仕事の進め方や価値観が確立されている傾向があるため、企業は「能力を発揮してくれるのか」、「職場にフィットするのか」を選考し判断していきます。

適応力や柔軟性は、ハイクラス転職に限らず転職において重要なポイントです。

ココに注意

ココに注意

特にミドル〜シニアの方は、適応力や柔軟性の高さをアピールできなければ内定獲得が難しくなるとされています。

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40代のハイクラス転職でアピールすべきスキルとは?転職成功のポイントを徹底解説!

40代はさらなるキャリアアップ・年収アップを目指して、ハイクラス転職を検討する方が増加する傾向にあります。そこで、この記事では、40代のハイクラス転職成功に欠かせないポイントや40代のハイクラス転職事情を詳しく解説していきます。

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、業種・職種を問わずに活用できる能力のことで、ポータブルスキルが高い人材は、「組織や状況に合わせて活躍できる人材」という印象を企業に与えることができます。

転職活動をはじめる前に、厚生労働省の「ポータブルスキル見える化ツール」で自身のポータブルスキルを診断しておくとよいでしょう。

ビジネスにおけるグローバルな視野

IT技術の発展により、企業のグローバル化は急速に進んでいるため、海外に拠点のある企業や外資系企業とのプロジェクトも増えました。

ココがポイント

ココがポイント

海外市場の知識があったり、今後発展する国で市場状況を把握しているなど、グローバルな視野を持ってビジネスに取り組める方は企業から重宝され、選考でのアピールもしやすいでしょう。

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ハイクラス転職を目指す30代が知っておくべき会社が求めるレベルと転職活動のポイント

30代で豊富な経験を持つ人材は、ハイクラス転職を成功させる可能性が高くなるということになります。そこで、この記事では、ハイクラス転職を目指す30代に向けて、転職活動のポイントを解説しています。

ハイクラス転職を成功させる秘訣

強みを明確にする

自身のキャリアを振り返って、ビジネスパーソンとしての強みを明確にすることで、ライバルと差別化を図ることができ、企業へのアピール力がアップします。

キャリアを振り返ることで、今まで気づかなかった強みを見つけられる可能性が高いでしょう。

参考ハイクラス転職とは?一般的な転職との違いや年収の目安、成功のポイントを解説!

非公開求人を紹介してもらう

ハイクラス求人は、企業にとって秘匿性の高い内容が含まれているものが多いです。

そのため、ハイクラス求人のほとんどは、競合他社に情報が漏れるリスクを防げる”非公開求人”として扱われています。

非公開求人について

非公開求人について

非公開求人は、転職サイトには掲載されていない可能性が高く、数多くのハイクラス求人に触れるためには、転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらう必要があります。

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キャリアアドバイザーに相談する

キャリアを振り返って強みを見つけたり、市場価値を分析したり、選考対策をしたりといった作業は、転職経験のある方でも難しいものです。

転職エージェントについて

転職エージェントについて

転職エージェントに登録すれば、キャリアアドバイザーが担当者となって、ハイクラス転職成功に向けて必要な作業を手厚くサポートしてくれます。

転職エージェントの利用料は無料であり、キャリアアドバイザーにはキャリア相談も可能で、非公開求人も紹介してもらえるため、ハイクラス転職を目指す方は、転職エージェントに登録することをおすすめします。

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まとめ

年収800万円が目安となるハイクラス転職は、高い年収に見合った市場価値が求められるため、一般的な転職と比べると内定獲得のハードルが高いです。

ハイクラス求人の大半は「非公開求人」として扱われます。

転職エージェントを活用し、ハイクラス転職成功に必要なサポートを受けながら非公開求人を紹介してもらい、積極的に応募するとよいでしょう。

※本記事の内容は、すべて2024年2月現在の情報です。

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