本記事では、マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いを詳しく解説していきます。
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- マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いは?選び方を徹底解説
マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントは、どちらも”転職を支援する”という目的は同じものの、提供しているサービスは大きく違います。
サービスの違いを把握し、目的に応じて使い分けることが大切です。

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの基本情報

サービスの違いを解説する前に、まずはマイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの基本情報と特徴的なサービスを紹介します。
マイナビ転職エージェントサーチの基本情報と特徴

出典元:マイナビ転職エージェントサーチ
【マイナビ転職エージェントサーチの基本情報】
サービス | 転職エージェントへの斡旋 |
---|---|
求人エリア | 全国・海外 |
公開求人数 | 156,634件 |
非公開求人数 | 非公開 |
マイナビ転職エージェントサーチは、求人と転職エージェントを探せる転職サイトです。
日本国内の職業紹介事業所について
厚生労働省「職業紹介事業報告書の集計結果(令和2年度)」によると、日本国内には職業紹介事業所が27,274カ所もあるとのことです。(特別の法人及び特定地方公共団体無料職業紹介事業を除く。)
転職エージェントは、各社サービスの強みや得意分野、保有している求人が異なり、自分と相性の良い転職エージェントを選ぶのは困難です。
マイナビ転職エージェントサーチでは、「得意業界や分野」「所属する会社名」「転職エージェントの名前」などから、転職の目的に合った転職エージェントを探せます。

一般的な転職サイトのように求人の検索・応募も可能です。
ココに注意
ただし、マイナビ転職エージェントサーチの掲載求人への応募は、実際には求人を保有している人材紹介会社を経由して行われます。
参考マイナビ転職エージェントサーチとは?マイナビエージェントとの違いや人材紹介会社向け活用法
マイナビエージェントの基本情報と特徴

出典:マイナビエージェント
【マイナビエージェントの基本情報】
サービス | 転職エージェント |
---|---|
拠点 | 東京・神奈川・北海道・宮城・愛知・京都・大阪・兵庫・福岡 |
求人エリア | 全国・海外 |
公開求人数 | 66,349件 |
非公開求人数 | 18,405件 |
サポート期間 | 無期限(※詳細) |
マイナビエージェントは、転職エージェントであり、キャリアアドバイザーが担当者となって、求人選びから転職先企業への入社まで、転職活動を総合的にサポートしてくれます。
若手のビジネスパーソンを主な対象としており、第二新卒からキャリアアップまで幅広く対応しているのが強みです。

非公開求人数も約2万件と十分な数を保有しています。
「非公開求人」とは?
一般公開されていない求人のことです。広く求人応募者を募るのではなく、求める条件にマッチした人材に絞って選考することを主な目的としています。
求職者からの人気・知名度の高いマイナビエージェントは、企業からの信頼も厚く、質の良い求人を紹介してもらえると口コミでも評判です。
2023年のオリコン顧客満足度®調査では、「転職エージェント」総合1位を獲得しています。

マイナビエージェントの評判は?利用者の口コミからわかったサービスの特徴を解説

参考マイナビ転職との違いとは?求人・転職エージェントはマイナビエージェント
マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いは?

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントには、多くの違いがあり、主な違いは、「サービス内容」「対応している雇用形態」「求人の傾向」です。

ここでは、両サービスにどのような違いがあるのかを、比較を交えて解説します。
サービス内容の違いは?
提供しているサービスは、マイナビ転職エージェントサーチが「転職エージェントへの斡旋」、マイナビエージェントが「転職エージェント」で、それぞれのサービス内容は大きく違います。
【サービス内容の違い】
「マイナビ転職エージェントサーチ」 | 「マイナビエージェント」 | |
---|---|---|
サービス | 転職エージェントへの斡旋 | 転職エージェント |
エージェント検索 | ◯ | ✕ |
求人の検索 | ◯ | ◯ |
面談 | × | ○ |
求人紹介 | スカウト | キャリアアドバイザー |
求人の応募代行 | × | ○ |
書類添削 | × | ○ |
面接対策 | × | ○ |
スケジュール調整 | × | ○ |
条件交渉 | × | ○ |
マイナビ転職エージェントサーチのサービスを見てみると、転職サイトのように感じます。
しかし、求人への応募の際には、転職エージェントへの登録が必須で、実際の転職活動では、登録した転職エージェントでサポートを受けることになります。
保有する求人の雇用形態や傾向にも違いがある

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの保有求人の雇用形態にも違いがあります。
【サービス内容の違い】
「マイナビ転職エージェントサーチ」 | 「マイナビエージェント」 |
---|---|
正社員・契約社員・紹介予定派遣 | 正社員 |
マイナビ転職エージェントサーチは、派遣社員や契約社員にも対応している他、役員をはじめとするエグゼクティブなポジションの求人をピンポイントで探せるのが特徴です。
マイナビエージェントでは、正社員の求人のみを検索できる仕様となっています。
参考マイナビ転職とマイナビエージェントの違い|登録者300人の口コミ評判
エージェントを指名できるかできないかの違い
ココがポイント
マイナビ転職エージェントサーチでは、転職エージェントやキャリアアドバイザーのプロフィールを見た上で、個別に指名することもできます。

出典元:マイナビ転職エージェントサーチ
マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーを指名することはできませんが、相性が悪いときは、担当者の変更によって対処する形となります。
「マイナビ転職エージェントサーチ」と「マイナビエージェント」のメリット・デメリット

「マイナビ転職エージェントサーチ」のメリット・デメリット
メリット |
・目的に合った転職エージェントやキャリアアドバイザーを探せる ・マイペースに転職活動ができる ・ポジションを指定した求人検索ができる |
---|---|
デメリット | ・選んだ転職エージェントは利用登録が必須 |
マイナビ転職エージェントサーチは、相性の良い転職エージェントを探したり、良い求人が出るまで待ったりと、目的や状況に応じて利用できるのがメリットです。
ココに注意
ただ、マイナビ転職エージェントサーチの掲載求人に応募したいときや、転職エージェントとコンタクトを取りたいときは、転職エージェント毎に会員登録が必要となるため、非常に手間がかかります。
「マイナビエージェント」のメリット・デメリット
メリット |
・20代〜30代向けの優良求人を紹介してもらえる ・転職活動を効率良く進められる ・ミスマッチの企業に転職するリスクが少ない |
---|---|
デメリット |
・自分で選んだ求人に自由に応募できない ・キャリアアドバイザーのサポート力には個人差がある |
マイナビエージェントは、業界を代表する転職エージェントで、無期限で転職サポートしてくれるため、転職活動を続けていれば、転職先が見つかるまで手厚いサポートを提供してくれます。
デメリットとなるのは、求人の応募や担当者の質に関することですが、担当者の質にはバラツキがあります。サポートに不満があるときは、担当者の変更が必要です。

マイナビエージェントに限らず、転職エージェントは、基本的に担当者が紹介した求人にしか応募することはできないため注意が必要です。
参考マイナビ転職エージェントとエージェントサーチとの違い|使い方も解説
マイナビ転職エージェントサーチをおすすめする人

企業の重要なポジションへの転職を検討している人
マイナビ転職エージェントサーチは、求人検索の条件指定にある雇用形態欄で「役員」を指定できる他、ポジションを指定しての求人検索もできます。

出典元:マイナビ転職エージェントサーチ
年収800万円以上のハイクラス求人やエグゼクティブ求人を探しやすいです。
相性の良い転職エージェントを見つけたい人
転職の目的に合った転職エージェントやキャリアアドバイザーを探せるのは、マイナビ転職エージェントサーチの特徴的なサービスの1つです。
転職エージェントやキャリアアドバイザーの情報が詳細に記載されています。
【プロフィールに記載されている情報】
「転職エージェント」 | 「キャリアアドバイザー」 |
---|---|
・人材紹介会社の特徴 ・掲載求人データ ・会社概要 ・掲載求人一覧 ・面談場所情報 |
・転職エージェントの特徴 ・プロフィール ・担当する求人情報 |

マイナビ転職エージェントサーチは、「転職エージェントのプロフィール帳」をイメージすると分かりやすいです。
サービスを活用することで、短時間で相性の良い転職エージェントやキャリアアドバイザーを見つけることが出来るでしょう。
参考マイナビエージェントとマイナビ転職エージェントは何が違うのでしょうか?
マイナビエージェントをおすすめする人

20代〜30代で転職を検討中の人
マイナビエージェントは、20代〜30代向けの求人が豊富な転職エージェントで、中小企業を中心に有名企業の求人を紹介してくれます。
ココがおすすめ
第二新卒の転職や年収アップを狙ったキャリアアップにもおすすめで、サポート期間は設けておらず、無期限で利用できます。
まずはキャリアアドバイザーに転職やキャリアプランについて相談し、どのような求人があるのかを見てみるのもよいでしょう。
転職に不安がある人
初めての転職の方や、忙しくて転職活動に時間を割けない方は、転職エージェントを利用することで問題が解消する可能性があります。

マイナビエージェントに登録すると、担当者が付いて転職をサポートしてくれます。
マイナビエージェントのサポート内容
・キャリアアドバイザーとの面談
・求人の紹介 / 求人への応募代行
・書類添削 / 面接対策
・面接のフィードバック
・企業との連絡
・各種日程調整
・条件交渉
・アフターフォロー
マイナビエージェントに登録すれば、転職活動で生じる作業を総合的にサポートしてくれるため、転職活動を効率良く進めることができます。

転職エージェントのメリット・デメリットは?賢い活用方法とおすすめする人の特徴も紹介

よくある質問

本記事の最後に、マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントについてよくある質問に回答していきます。
正社員の経験がなくても登録できる?
マイナビエージェントでは、就業経験のない方は求人紹介数が減る恐れがあると、公式サイトに記載されています。
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主に正社員としてのキャリアを有する方を対象とする求人を扱っておりますので、アルバイト経験もしくは派遣経験のみの方、また、正社員としての就業経験が長らくない方の場合、求人をご紹介できる可能性が極めて低くなります(弁護士資格、公認会計士資格、医師・薬剤師・看護師などの医療系有資格者の場合は除きます)。
出典元:マイナビエージェント
マイナビ転職エージェントサーチには、多くの転職エージェントが登録されており、就業経験がない方に向けたサポートにも対応している転職エージェントを探すことができます。

転職エージェントは複数に登録するべき?複数登録する理由と併用の注意点を徹底解説!

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントはどっちがおすすめ?
両方のサービスに登録するのがおすすめです。
転職エージェントは、サービスの強みや保有求人が各社異なるため、転職エージェントは複数に登録して併用するのが一般的です。
ココがポイント
マイナビエージェントで転職活動を進めると同時に、マイナビ転職エージェントサーチで登録する転職エージェントの候補を探すとよいでしょう。
まとめ

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いを解説しました。
転職サービスというカテゴリーは同じながら、サービス内容は全く違います。
マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの両方に登録し、利用目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。
※本記事の内容は、すべて2023年10月現在の情報です。

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人材ベンチャー企業に入社し、転職エージェントとして多くの人の転職を支援。その後、複数の転職エージェント事業の立ち上げに参画。現在は、転職サービスの運営をしながら、知見を活かしてキャリアアドバイザーとして転職希望者のキャリア相談に応じる。