そこで本記事では、「ビズリーチからスカウトが来ない」と悩んでいる方に向けて、その原因と対処法を徹底解説します。
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- ビズリーチに登録したのにスカウトが来ない!原因と対処法を徹底解説
ビズリーチはスカウト型転職サイトです。
スカウトをもらえないと、サービスを利用して転職活動を進めることが難しくなります。
実際に「登録したのにスカウトが来ない」と悩む方は多いです。

ビズリーチからスカウトが来ない4つの原因

ビズリーチからスカウトが来ない原因としてあげられるのは、以下の4つです。
ビズリーチからスカウトが来ない4つの原因
- 職務経歴書に記載の情報が不十分
- 市場価値と企業が求めるレベルがミスマッチ
- 希望条件を絞りすぎている
- ログインしていない
それぞれ詳しく解説します。
職務経歴書に記載の情報が不十分
職務経歴書の内容不足は、ビズリーチからスカウトが来ない理由として最も多い原因です。
登録する職務経歴書は、ヘッドハンターや企業が転職希望者の市場価値を判断するために必要な情報となるため、内容が不足しているとスカウトの受信率は下がります。
スカウトが来ない方は、まず職務経歴書をチェックしてみるのがおすすめです。
ココがポイント
ビズリーチでも、文字数が多い職務経歴書はプラチナスカウト受信率が高いとしています。

以下は、100文字未満の職務経歴書と100文字以上の職務経歴書とでプラチナスカウト受信数を比較したものです。
文字数 | プラチナスカウト受信数 |
---|---|
100~199文字 | 1.5倍 |
200~399文字 | 2.1倍 |
400~599文字 | 2.7倍 |
600~799文字 | 3.1倍 |
800~999文字 | 3.3倍 |
1,000~1,499文字 | 3.7倍 |
1,500~1,999文字 | 3.9倍 |
2,000~3,999文字 | 4.3倍 |
4,000文字以上 | 5.0倍 |
出典:ビズリーチ
ビズリーチでは、職務経歴書の他にも職務要約とスキルを登録します。
すべてを漏れなく登録することが大切です。
市場価値と企業が求めるレベルがミスマッチ
ビズリーチを利用している企業やヘッドハンターは、即戦力人材を求めています。
スカウトをもらうためには、一定以上の市場価値が必要です。
ビズリーチの求人を見てみると、求められるスキル / 経験の傾向がわかります。
スカウトされやすいスキル / 経験
・マネジメント経験
・法人営業経験
・ビジネスレベルの外国語
・高い専門知識と実務経験
転職希望者が求人を検索するように、スカウトを送る企業やヘッドハンターも条件を指定して転職希望者を検索しています。

求められるスキルや経験がなければ、検索に引っかからないのです。
参考ビズリーチからスカウトが来ない人必見!主な原因と対処法を解説
希望条件を絞りすぎている
希望条件を絞りすぎていると、ピンポイントの求人がある企業やヘッドハンターからしかスカウトが来なくなります。
スカウトが来ない原因としては、非常に多いものです。
ビズリーチの希望条件としては、年収・勤務地・業種・職種を登録できます。
希望条件のうち、希望年収に関しては幅を持たせることが大切です。
ココがポイント
職務経歴書や市場価値に問題がないにも関わらずスカウトが来ないと悩んでいる方は、スカウト受信数を見ながら希望年収を調整するのがよいでしょう。
ログインしていない
企業・ヘッドハンターが転職希望者を検索した際、ログイン歴が新しい人が検索結果上位に表示されるため、長期間ログインしていない人はチャンスを逃しがちです。
ココに注意
スカウトする側の目に留まっても、最終ログイン日から日数が経っていれば「もう転職先が決まったのかも」と思われてしまうので注意しましょう。
ビズリーチのスカウト受信数を増やす方法

ビズリーチからスカウトが来ない方は、下記をチェックして改善することをおすすめします。
ビズリーチのスカウト受信数を増やす方
- 職務経歴書をブラッシュアップする
- 職務経歴書を常に最新にしておく
- 希望条件にゆとりを持たせる
- 1日1回のログインを心掛ける
スカウトが来ないと悩んでいる方は、上記を試してみる価値があります。
職務経歴書をブラッシュアップする
職務経歴書の見直しによってスカウトの受信数がアップする可能性があります。
「具体的」かつ「分かりやすく」記載しているかをチェックし、市場価値を十分にアピールできる魅力的な職務経歴書になっているかを客観的に判断するのがおすすめです。

ビズリーチの解説をもとに、職務経歴書を作成するポイントをまとめると以下になります。
職務経歴書を作成するポイント
・企業名や役職(部署名)、在籍期間を正確に記載する
・業務内容は役割と成果を漏れなく記載する
・成果は数値化して分かりやすく示す
・アピールしたい経歴を絞る
これまでの実績や経験を企業・ヘッドハンターに分かりやすく示す上で数値化は必須です。
実績や経験の数値化について
例えば営業職の場合、「〇〇年に営業成績トップになった」ではなく「前年比〇〇%の売上アップに貢献し、営業成績トップとして表彰された」と記載します。

成果を上げるために意識して取り組んだポイントも盛り込むと良いでしょう。
職務経歴書を常に最新にしておく
スカウトが来ない場合、職務経歴書をアップロードするだけで改善されることもあります。
企業やヘッドハンターは、アップされている職務経歴書がいつアップロードされたものなのかに注目しているため、登録してから職務経歴書を更新していない方は、最新のものをアップロードし、スカウトの受信数が増えるか様子を見てみることをおすすめします。
希望条件にゆとりを持たせる
スカウトが来ない状況を改善するのに最も効果的なのは、希望条件を緩和することで、勤務地を複数にしたり、希望年収を下げたりするだけでスカウト受信数は増えるでしょう。
特に希望年収に関しては、高過ぎる金額を登録していることが少なくありません。
ココがポイント
ビズリーチは、ハイクラス求人をメインに扱っているため、転職による年収アップに大きな期待を抱いてしまいますが、一般的には転職でアップする年収は直近年収の5〜10%とされているので、直近年収を参考に希望年収を設定する必要があります。
参考ビズリーチでスカウトが来ない!スカウトをもらうための本質を伝授
1日1回のログインを心掛ける
企業やヘッドハンターが転職希望者を検索する際、最終ログイン日時が新しい順に職務経歴書が表示されるため、1日1回は意識的にログインするのがビズリーチでスカウト受信数を増やすのに効果的です。
スマートフォンアプリをインストールしておくと、スムーズにログインできます。

求人検索や企業ブロックといった基本機能を使える他、スカウトの通知もアプリを通じてスマートフォンに届くので非常に便利です。
ビズリーチでスカウトをもらいやすくする職務経歴書の書き方

ビズリーチでスカウトの受信数を増やすためには、魅力的な職務経歴書が重要です。
ここでは、職務経歴書を作成する際のポイントを掘り下げて解説します。
職務経歴書の作成で押さえておきたいポイント
- レジュメ検索トレンドを調べる
- 職務経歴を正確に漏れなく記載する
- 成果は数値化してエピソードを盛り込む
上記を意識して職務経歴書を作成すると良いかと思います。
レジュメ検索トレンドを調べる
ビズリーチは、毎年「レジュメ検索トレンド」を発表しています。
これは、企業の採用担当者が転職希望者を検索する際に使用したキーワードのうち、前年と比べて検索数が上昇したキーワードをまとめたものです。
レジュメ検索トレンドを知れば、ビズリーチで採用業務を行っている企業がどのような人材を求めているのかが分かります。
職務経歴書を作成する際、レジュメ検索トレンドのキーワードを含めることで検索されやすくなり、結果としてスカウト受信数アップに貢献します。
順位 | 検索キーワード |
---|---|
1 | 開発要件定義 |
2 | エンタメ |
3 | Figma |
4 | カーボンニュートラル |
5 | キッティング |
6 | 求人広告 |
7 | 折衝 |
8 | クラウドエンジニア |
9 | COBOL |
10 | AWS構築 |
11 | Phthon SQL |
12 | 基坂 |
13 | タレントマネジメント |
14 | 電池 |
15 | メディアリレーション |
16 | 購買調達 |
17 | プロダクトマーケティング |
18 | Flutter |
19 | 営業提案 |
20 | リスクマネジメント |
出典元:ビズリーチ

レジュメ検索トレンドは、毎年1月頃に発表されます。
参考ビズリーチ登録後にスカウトが来ない根本的な原因と今すぐできる対処法
職務経歴を正確に漏れなく記載する
「企業名」「役職」「部署名」「在籍期間」は、職務経歴書に正確に記載します。
ココに注意
株式会社が抜けていたり、部署名が抜けていたりしないよう注意が必要です。
企業名や役職などで企業やヘッドハンターの目を引けることもあります。
成果は数値化してエピソードを盛り込む
ビズリーチを利用している企業は即戦力人材を求めているため、高い年収に見合うだけの人材であることを職務経歴書でアピールできなければ、スカウトが来ない状況に陥ってしまいます。
成果は数値化し、エピソードを交えて記載すると良いとされています。

「どんなことに意識的に取り組み、その結果、以前と比べてどうなったのか」が明確に記されていると良いです。
参考【ビズリーチでスカウトが来ない原因と対処法】ビズリーチ利用のコツやスカウトを受け取るためのコツも解説!
ビズリーチからどうしてもスカウトが来ない時の対処法

ここまで解説したことを試してもスカウトが来ない時の対処法は以下の3点です。
スカウトが来ない時の対処法
- 資格を取得する
- 現職で経験を積む
- 転職サイト / 転職エージェントに登録する
それぞれ詳しく見ていきます。

ハイクラス転職を目指す30代が知っておくべき会社が求めるレベルと転職活動のポイント

資格を取得する
業務に活かせる資格を取得すれば、専門性の高さをアピールできます。
国家資格をはじめとする難易度の高い資格ほどアピール力は高く、身近なところとしては「TOEIC」をおすすめします。
TOEICについて
TOEICは年に10回ほど開催されるため、学習に対するモチベーションを保ちやすく、また、ビズリーチで採用業務を行っている企業はグローバル企業が多い傾向にあるので、英語力の高さをアピールできるTOEICはうってつけです。
現職で経験を積む
スカウトが来ない原因が市場価値の低さだと考えられるなら、ハイクラス転職を中長期的な目標と捉え、現職で経験を積むのも選択肢の1つです。
ハイクラス求人は、マネジメント経験や専門的なスキルを求めるものが大半を占めます。

求められるスキルや経験が不足しているなら、業務経験を通じてスキルを高め、経験を積むのが最善の方法と言えます。
転職サイト / 転職エージェントに登録する
前項で紹介した対処法は中長期的な取り組みです。
取り組みによってスカウト受信数が増える可能性は高まりますが、すぐに転職したいと考える方は、ビズリーチ以外の転職サービス(転職サイト / 転職エージェント)に登録することをおすすめします。

転職サイトや転職エージェントにもハイクラス求人を保有しているので、何をしてもビズリーチからスカウトが来ないのであれば、他のサービスに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトは、求人を掲載する場を提供するのが主なサービスです。
求人を自社サイトに掲載する期間に応じて企業から利用料を得ています。
一方、転職エージェントは転職希望者をサポートして転職成功に導くサービスです。
マッチング率の高い転職希望者を求人に応募させることで企業の採用業務もサポートしていることから、採用が決まった際に転職先企業から人材紹介料を得ています。

どちらも転職希望者のサービス利用料は無料です。
【転職サイトと転職エージェントのサービスの違い】
「転職サイト」 | 「転職エージェント」 | |
---|---|---|
キャリアカウンセリング | なし | あり |
求人の紹介 | なし | あり |
非公開求人 | 転職サイトによる | あり |
書類添削 | なし | あり |
面接対策 | なし | あり |
条件交渉 | なし | あり |
ヘッドハンターへの相談 |
✕ ※ヘッドハンター情報の閲覧は可能 |
〇 |
転職エージェントの方が転職サポートは充実しています。
ただし、求人への応募は転職エージェント経由であり、転職時期が明確な人向けのサービスとなります。
転職意欲が低いと判断されると、サポートの優先順位が下がるので注意が必要です。
ココがポイント
マイペースに転職活動を進めたい方や自分で応募する求人を探したい方は、転職エージェントよりも転職サイトの方が適しています。

【20代~50代まで】転職エージェント11社を徹底比較!年齢別におすすめをご紹介します!

よくある質問

本記事の最後に、ビズリーチに関してよくある質問に答えていきます。
よくある質問
- Q:ビズリーチのスカウトの種類は?
- Q:スカウトを受けた企業なら内定を確実にもらえる?
- Q:ヘッドハンターは転職サポートをしてくれる?

ビズリーチの登録が会社にばれるのを防ぐ!企業ブロック設定とばれない方法を徹底解説

Q:ビズリーチのスカウトの種類は?
ビズリーチのスカウトは、通常スカウトとプラチナスカウトの2種類です。
企業からのスカウトはすべてプラチナスカウトとなります。
【ビズリーチのスカウト】
種類 | 送信者 | 説明 |
---|---|---|
「プラチナスカウト」 | 企業 | 面接が確約されています。 |
「プラチナスカウト」 | ヘッドハンター | 面談が確約されています。企業のプラチナスカウトとは異なり、選考は通常通り行われます。 |
「通常スカウト」 | ヘッドハンター | プレミアムステージ会員のみ、閲覧・返信ができるスカウトです。 |
ビズリーチの転職者のうち、約70%がプラチナスカウト経由で内定を獲得しています。
-
ビズリーチでの転職成功者の約70%がプラチナスカウト経由ということをご存じですか。プラチナスカウトは、企業やヘッドハンターが職務経歴書を見て、「会いたい」と思う(思った)方のみに送っているため、高い転職成功率になっているといえます。
出典元:ビズリーチ
プラチナスカウトを如何にもらえるかがビズリーチにおける転職成功の鍵を握ります。
Q:スカウトを受けた企業なら内定を確実にもらえる?
面接内容によっては内定をもらえない恐れがあります。
企業はレジュメを閲覧した上でスカウトを送っているため、スカウトが送られた段階でマッチング率が高いと判断されており、内定を獲得できる可能性は高いです。
しかし、面接でマッチング率が低いと判断されれば面接で落とされてしまいます。
ココに注意
通常の求人応募と同様、企業情報を収集したり言葉に詰まらないよう考えをまとめておくなどの対策をしてから面接に臨むのが懸命です。
Q:ヘッドハンターは転職サポートをしてくれる?
ヘッドハンターによって対応はさまざまで、求人の紹介のみのヘッドハンターもいれば、担当している求人の選考対策を手厚く行ってくれるヘッドハンターもいます。
また、ヘッドハンターの中には、他社転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザー / コンサルタントも含まれており、ビズリーチを通じて転職エージェントへの登録を促されることも少なくないです。

転職サポートに関しては、ヘッドハンターに尋ねてみることをおすすめします。

ビズリーチの審査に落ちた原因と対処法を解説!

まとめ

ビズリーチでスカウトが来ない原因は、希望条件と市場価値がミスマッチをしていたり、職務経歴書が魅力的ではないことなどが挙げられます。
スカウトが来ない主な原因
・職務経歴書の内容が不足している
・市場価値が低い
・希望条件を絞り込んでいる
・定期的にログインしていない
職務経歴書の内容を充実させたり希望条件を緩和させたり、また、定期的にログインするなどの対策をしっかりと取ることで、スカウト受信数アップに繋がります。
職務経歴書は自分で魅力的なものになっているかどうかを判断するのは困難です。
ビズリーチの解説を見たり、最新のレジュメ検索トレンドを参考にするなどして完成度を高めていくと良いかと思います。

ビズリーチの評判は悪い?口コミからわかる登録するメリット・デメリットを解説!


人材ベンチャー企業に入社し、転職エージェントとして多くの人の転職を支援。その後、複数の転職エージェント事業の立ち上げに参画。現在は、転職サービスの運営をしながら、知見を活かしてキャリアアドバイザーとして転職希望者のキャリア相談に応じる。