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転職エージェントに見捨てられるのはなぜ?原因と見捨てられたときの対処法を徹底解説

アップロード日2024/02/24

この記事を書いた人「キャリアアドバイザーDAI」

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転職エージェントは、民間企業が提供しているサービスです。

ビジネスを成立させるためには、転職希望者を転職させる必要があり、転職成功の見込みがないと判断されれば、見捨てられる可能性が高いです。

本記事では、転職エージェントに見捨てられる原因と、見捨てられたときの対処法について詳しく解説していきます。

転職エージェントに見捨てられたことが分かる対応の変化

転職エージェントに見捨てられたときの変化

  • 転職エージェントから連絡が来なくなる
  • 紹介される求人数が少なくなる
  • 面談や選考対策に時間を割いてくれなくなる

転職エージェントに見捨てられると、サポートの優先順位が下がります。

サポートを受けたり、質の良い求人を紹介してもらいにくくなったりするため、転職活動をスムーズに進めることは困難です。

ここでは、転職エージェントに見捨てられたときの対応の変化を紹介します。

参考転職エージェントに見捨てられるって本当?見捨てられる人の特徴や対処法を解説

転職エージェントから連絡が来なくなる

転職エージェントの担当者は、1人で複数人の転職希望者をサポートしています。

そのため、転職成功の可能性が高い人材を優先してサポートするのが基本です。

転職エージェントに見捨てられたときは、担当者から連絡が来なくなったり、こちらからの連絡に対するレスポンスが遅くなったりといった対応の変化があります。

連絡が全くない場合は、転職エージェントから見捨てられたものと考えてよいでしょう。

紹介される求人数が少なくなる

転職エージェントから見捨てられると、紹介してくれる求人が少なくなります。

求人を紹介する人件費や時間を削減すること、そして求人を紹介する転職希望者を絞って選考通過の確率を上げることを考えるためです。

ココに注意

ココに注意

転職エージェントから完全に見捨てられた場合、求人を一切紹介してもらえなくなります。

面談や選考対策に時間を割いてくれなくなる

ここまで解説したように、「見捨てられた=転職の見込みがないと判断された」と言えるでしょう。

転職の見込みがないと判断した転職希望者に対して、面談を繰り返したり、書類添削や面接対策といった選考対策を実施したりすることは、転職エージェントというビジネスモデルの性質上、マイナスでしかありません。

さらに詳しく

さらに詳しく

「面談を希望してもスケジュールが合わないと断られる」や「選考対策の時間が短くなった」と感じた場合、転職エージェントに見捨てられたと考えてよいでしょう。

参考転職エージェントに見捨てられるのは本当?理由や回避法・対処法の全て

転職エージェントに見捨てられる3つの原因

転職エージェントに見捨てられる原因

  • 市場価値と希望条件がマッチしていない
  • 転職意欲をアピールできていない
  • 転職エージェントと相性が悪い

ここでは、転職エージェントから見捨てられる主な原因を3つ紹介します。

参考転職エージェントに見捨てられる?理由と裏事情・対処法までを網羅的に解説

市場価値と希望条件がマッチしていない

「正社員経験なしでハイクラス求人を希望している」や「40代でキャリアチェンジを目指している」など、転職希望者が市場価値とミスマッチな条件を希望している場合、転職の可能性が限りなく低くなります。

非現実的な希望条件は、転職エージェントから見捨てられたり、前向きなサポートを受けられなくなったりする原因の1つです。

市場価値を分析し、実現可能な希望条件を設定するとよいでしょう。

参考転職エージェントから見捨てられたかも?見分け方とその原因を徹底解説

転職意欲をアピールできていない

転職エージェントからの連絡に対してレスポンスが遅かったり、紹介された求人に明確な理由もなく応募しない状況が続いたりすると、転職意欲が低いと判断され、サポートの優先順位を大きく下げることに繋がります。

ココがポイント

ココがポイント

転職エージェントの担当者に新着求人を確認する、セミナーに参加するといったことで、転職意欲をアピールすることが大切です。

転職エージェントと相性が悪い

転職エージェントには、さまざまな業界をカバーする「総合型」と特定の業界を専門とする「特化型」の2種類に分かれ、さらに年齢やキャリアでサポートを提供するメインターゲットを定めて他社との差別化を図っています。

転職エージェントとの相性が悪いと、十分な求人を紹介してもらえない可能性があるため、適当に登録する転職エージェントを決めるのはおすすめしません。

転職の目的やキャリアを考慮し、相性の良い転職エージェントを見つけることが重要です。

参考転職エージェントに放置された?見捨てられる理由と対処法を解説

転職エージェントに見捨てられたと勘違いしやすい4つのケース

見捨てられたと勘違いするケース

  • ①転職エージェントにレジュメを登録していない
  • ②企業の選考に遅れが出ている
  • ③担当者に問題がありサポートが受けられない
  • ④転職エージェントに紹介できる求人がないだけ

転職エージェントに見捨てられたと勘違いしてしまうケースもあります。

しっかりと転職活動に励んでいるにもかかわらず、転職エージェントから満足のいくサポートが受けられていない方は、見捨てられたと諦める前に、上記①~④に該当していないかを確認してみるとよいでしょう。

参考【なぜ】転職エージェントに見捨てられる裏事情とは?

転職エージェントにレジュメを登録していない

転職エージェントは、レジュメと面談の内容をもとに市場価値を分析し、希望条件に近い求人をピックアップしてくれます。

ココに注意

ココに注意

市場価値の分析ができなければ、求人は紹介されない可能性があります。

そのため、求人が紹介されずに見捨てられたと感じている方は、レジュメに入力漏れがないかを確認するとよいでしょう。

企業の選考に遅れが出ている

応募した求人の面接結果が分かる前など、選考中の企業がある場合、一時的に求人の紹介数が減少したり、紹介されなくなったりすることがあります。

求人の紹介が突然少なくなるため、見捨てられたと勘違いしやすいです。

ココがポイント

ココがポイント

選考結果は、大体2週間程度かかるとされていますが、予定よりも選考結果の通知が遅れているときは、担当者に相談するのがおすすめです。

担当者が企業に確認を取ってくれるでしょう。

参考危険!転職エージェントに見捨てられる全裏事情と対処法

担当者に問題がありサポートが受けられない

担当者側の問題の一例

・新規登録した転職希望者に対応できない
・ケアレスミス
・担当者の質が低い / 相性が悪い

担当者に問題がある場合も、転職エージェントのサポートを提供してもらえず、見捨てられたと感じてしまうことがあります。

新規登録した転職希望者に対応できない

転職シーズンをはじめとする繁忙期は、担当者が1人で多くの転職希望者をサポートすることになるため、タイミングによっては、転職エージェントに新規登録した転職希望者へのサポートに手が回らなくなってしまうことがあります。

担当者が決まっている状態であれば、直接連絡を取ることが可能です。

担当者に連絡を取り、転職サポートの進捗状況や対応できるスケジュールを教えてもらえば、見捨てられたわけではないと安心して利用できます。

ケアレスミス

連絡を入れ忘れていたり、求人を紹介したと勘違いしてしまったりなど、担当者がケアレスミスを起こす可能性は否定できません。

担当者のケアレスミスの場合、担当者に連絡が来ていない旨の連絡を入れれば、すぐに対応してもらえます。

転職エージェントによっては、問い合わせフォームからの連絡も可能です。

担当者の質が低い / 相性が悪い

転職エージェントの担当者は、転職サポートの専門スタッフではあるものの、実績や転職希望者に対する評価、転職活動への考え方は各人で異なり、性格の相性が合わないということもあります。

担当者の質が低かったり、相性が悪かったりしたときは、担当者を変更します。

転職エージェントは、担当者によって転職活動の進め方や結果が変わるサービスです。

そのため、担当者の変更を気軽に申し込めるようになっておりますが、担当者の変更には、変更理由が必須です。

参考転職エージェントに見捨てられることは本当にある?対処法や原因、見捨てられないコツについて解説

転職エージェントに紹介できる求人がないだけ

転職エージェントに会員登録した際の返信メールで「紹介できる求人はありません」という案内が届き、面談を受け付けてもらえないことがあります。

面談すらしてもらえないと、見捨てられたと勘違いしやすいです。

しかし、これは希望条件や市場価値に見合った求人がないだけで、求人が見つかり次第、面談の案内が届き、転職サポートが開始されますが、求人が紹介されるのを待つのはおすすめしません。

ココがポイント

ココがポイント

求人の紹介ができない旨の案内が来たら、見切りを付けて、すぐに他の転職エージェントに登録し直すとよいでしょう。

転職活動に対するモチベーションの低下を防げます。

参考転職エージェントに見捨てられる理由は6つある!対処法や利用のコツを徹底解説

転職エージェントがサポートの優先順位を付ける理由はビジネスモデルが関係している

転職エージェントは、誰でも平等にサポートを提供しているわけではありません。

転職希望時期が明確な方や転職意欲が高い方へのサポートを優先する一方、転職の可能性が低いと判断すれば、サポートを打ち切ることもあります。

転職エージェントが優先順位を付けるのは、成功報酬型のビジネスモデルだからです。

転職エージェントのビジネスモデル

審査ポイント「信用力」

企業からの人材紹介依頼に応じて転職希望者を紹介し、実際に入社が決まったら、企業から成功報酬を得ます。

転職希望者は転職エージェントを無料で利用できます。

しかし、転職エージェントは転職希望者を転職させなければ、企業から成功報酬を得ることはできず、ビジネスを成立させることはできません。

さらに詳しく

さらに詳しく

転職エージェントは、サポートを提供する転職希望者に優先順位を付けることで、ビジネスの効率化を図っています。

転職者の決定年収の30%~40%が転職エージェントの報酬になる

転職エージェントが転職希望者の転職を成功させた際、転職先企業から得られる報酬は、転職者の決定年収の30%~40%だとされています。

転職者の決定年収が500万円の場合で例えると、150万円~200万円となる計算です。

参考転職エージェントの裏事情とは?使うなと言われる理由と活用方法を徹底解説!

転職エージェントに見捨てられたときの対処法

見捨てられたと勘違いするケース

  • 見捨てられたときの対処法
  • 担当者に転職意欲をアピールする
  • 希望条件を見直す
  • レジュメを詳細に入力する
  • 担当者の変更を申請する
  • 他社の転職エージェントに乗り換える

転職エージェントから見捨てられたとしても、改善することができます。

他の転職エージェントに乗り換えるのも有効です。

ここでは、転職エージェントに見捨てられたときの対処法をまとめました。

担当者に転職意欲をアピールする

担当者と連絡を定期的に取る、意識的にレスポンスを早く返信するなど、転職活動に積極的な姿勢をアピールすることで、サポートの優先順位を上げられます。

紹介求人に応募しない際に理由を伝えたり、セミナーに参加したりするのも有効です。

ココがポイント

ココがポイント

担当者と良好なコミュニケーションを取ることで、転職意欲をアピールしやすいだけでなく、希望条件への認識も深まり、マッチング率の高い求人を見つけてくれる可能性が高まることに期待が持てます。

希望条件を見直す

紹介される求人数が少ない、あるいは全く紹介してもらえない場合は、希望条件を見直してみるのがおすすめです。

市場価値と希望条件がミスマッチだったり、希望条件が多すぎたりする場合、紹介される求人数が極端に少なくなる傾向にある他、「紹介できる求人はありません」という案内が届き、サポートの提供がストップする恐れもあります。

希望条件を見直すことで、求人の幅が広がるため、求人の紹介数アップが見込めます。

希望条件が複数あるときは優先順位を付ける

「年収をアップしたい」や「フレックスタイムを導入している企業で働きたい」など、転職先に求める希望条件は複数あることが一般的です。

とはいえ、すべての希望条件を満たした企業に出会える確率は低いと言えます。

ココに注意

ココに注意

すべての希望条件を実現することに固執すると、転職活動期間が長引いたり、転職エージェントに見捨てられたりといったリスクがあるため注意が必要です。

希望条件が複数あるときは、優先順位を付けることをおすすめします。

優先順位を付けることで、実現したい条件と妥協できる条件の客観的な認識が可能です。

求人が見つけやすくなるだけでなく、応募するかどうかを判断もしやすくなります。

レジュメを詳細に入力する

転職エージェントが転職希望者の市場価値を分析する上で、レジュメは重要な資料です。

ココに注意

ココに注意

詳細なレジュメがないと、担当者は企業とのマッチングを判断しにくくなり、結果として紹介する求人数が少なくなり、サポートの優先順位も下がります。

レジュメは漏れなく入力するのが鉄則であり、実績や経験は、エピソードや数字を用いて具体的に入力することが求められます。

転職エージェントの書類添削サービスを利用するのもおすすめで、簡単にレジュメを作成できるオンラインツールを提供している転職エージェントもあります。

担当者の変更を申請する

転職意欲のアピールや希望条件・レジュメの見直しを実践しても状況が改善されないときは、担当者を変更することをおすすめします。

担当者の変更は、転職エージェントの一般的なサービスであり、不満のある担当者に我慢を重ねる必要はありません。

どうしても担当者の変更に気が引けるという方は、本音と建前で「他の担当者が自分をどのように評価するのか話を聞いてみたい」など、転職活動に対してポジティブな理由を添えるとよいでしょう。

担当者変更の申請方法は転職エージェントによって異なるため、確認が必要です。

他社の転職エージェントに乗り換える

何をしても状況が改善しないときは、見捨てられたと判断し、他社の転職エージェントに乗り換えるのがおすすめです。

転職エージェントごとに持ち味はさまざまです。

ココがポイント

ココがポイント

転職エージェントによって、保有している求人やサポート対象とする転職希望者のタイプが違うため、転職エージェント1社に見捨てられたからといって気にする必要はありません。

転職の目的に合った転職エージェントを見つけることが大切です。

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転職エージェントは複数に登録するメリット・デメリット

転職エージェントは、1社に絞って利用しなければならないという決まりはなく、複数に登録して併用するのが一般的です。

以下に、複数の転職エージェントを併用するメリット・デメリットをまとめました。

【転職エージェントを併用するメリット・デメリット】

メリット ・担当者や紹介求人の質を比較できる
・非公開求人や独占求人を網羅できる
・応募できる求人が増え、転職先の選択肢も増える
・相性の良い担当者に出会える可能性が高まる
・各社のサービスを使い分けられる
・見捨てられても転職活動を止めずに済む
デメリット ・スケジュールが圧迫される
・連絡の手間が増える
・応募求人やスケジュール管理が必要になる

転職エージェントに登録すると、必ず担当者とのやり取りが発生するため、連絡の手間が増えたり、面談や選考対策にスケジュールが圧迫されたりといったデメリットが生じます。

しかし、担当者のサポート力や紹介される求人の質を比較できたり、転職先の選択肢が増えたりするのは、転職エージェントを併用する大きなメリットです。

1社から見捨てられても、転職活動を止めなくて済みます。

ココがポイント

ココがポイント

転職エージェントを併用するときは、5社程度に登録し、早い段階で1社~3社に絞って利用するとよいでしょう。

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まとめ

転職エージェントに見捨てられる原因と対処法を紹介しました。

相性の良い転職エージェントを見つけて登録することを前提に、転職意欲を担当者にアピールすることで見捨てられにくくなります。

ただし、転職エージェント側の問題によって、見捨てられたと勘違いしてしまうこともあるため、見捨てられたのかどうかを即座に判断するのは、避けた方が無難です。

まずは担当者に連絡を取ってみることをおすすめします。

仮に転職エージェントから見捨てられたとしても、担当者を変更したり、レジュメや希望条件を見直したりすることで改善する可能性も高いです。

日本には多くの転職エージェントがあるため、1社に見捨てられたとしても困ることはありません。

まずは気になる転職エージェントに複数登録し、それぞれのサポート力や求人の質を比較してみるとよいでしょう。

※本記事の内容は、すべて2024年2月現在の情報です。

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