パソナキャリアに断られた理由は？求人を紹介してもらえない理由と対処法を徹底解説

市場価値と企業が求めるレベルがマッチしていない

公式サイトで「ハイクラス」や「年収アップ」というワードや年収アップ率の高さをアピールしていることから、パソナキャリアは、キャリアアップやハイクラス向けの求人をメインに扱っている転職エージェントであることが分かります。

年齢に見合った実績やスキルがない場合、パソナキャリアに人材紹介を依頼している企業が求めるレベルと市場価値にミスマッチが生じやすいです。

就業経験がない

パソナキャリアは、就業経験のある方を対象とした転職エージェントです。

そのため、未経験歓迎をはじめとする就職活動向けの求人は保有数が非常に少なく、求人の紹介を断られたり、求人の紹介数が極端に少なかったりする恐れがあります。

就業経験がない方向けの求人保有数が少ないことは、パソナキャリア公式サイトでも記載されている内容です。

就職活動をする方は、就活エージェントや未経験歓迎求人に強い転職エージェントを見つけて登録することをおすすめします。

転職活動におけるマイナス要素がある

転職エージェントは、成功報酬型のビジネスモデルであり、サービス利用者を転職させ、転職先企業から報酬を得ています。

そのため、正当な理由なく転職を繰り返していたり、ブランク期間が長かったりなど、転職活動において大きなマイナス要素がある場合、パソナキャリアから「内定獲得の可能性が低い（＝ビジネスが成立しない）」と判断され、サポートを断られる可能性が高いです。

経歴や目的が保有求人とマッチしていない

パソナキャリアでは、下記の該当する求人の保有数が少ないことを明記しています。

ココに注意

社会人経験がない方や正社員以外の雇用形態の求人を探している方など、経歴や目的がパソナキャリアの保有求人とミスマッチを起こしていると、サポートを断られたり、紹介される求人数が少なくなったりしてしまいます。

パソナキャリアに再登録する

パソナキャリアにサポートを断られた場合、原因の多くは保有求人とのミスマッチです。

転職市場における市場価値をアップし、転職成功の可能性を高めれば、サポートを提供してくれるようになります。

パソナキャリアでは再登録が可能ですが、サポートを断られた後、すぐに再登録をしても同じ結果になります。

資格を取得する、現職でマネジメント経験を積むなどし、市場価値をアップしてからパソナキャリアに再登録するとよいでしょう。

他の転職エージェントを利用する

パソナキャリア以外にも転職エージェントはあります。

厚生労働省「令和2年度職業紹介事業報告書の集計結果」によれば、日本には27,274社の転職エージェントがあるとのことです。

転職エージェントは、各社特徴や保有している求人が異なります。

パソナキャリアにサポートを断られたときは、求人を紹介してくれる転職エージェントを見つけて、転職活動を進めれば問題ありません。

転職サイトを利用して自力で転職する

先にも解説したように、パソナキャリアをはじめとする転職エージェントは、成功報酬型のビジネスモデルのため、ビジネスを成立させるためにサポートを優先的に提供する求職者を選別しています。

一方、転職サイトは求人の掲載料を企業から得るビジネスモデルです。

転職サイトならサポートを断られたり、市場価値や経歴で判断されたりすることなく、登録さえすれば誰でも利用できます。

さらに詳しく

転職サイトは、転職エージェントのような転職サポートは提供していませんが、転職サイトは自由に求人の閲覧と応募ができ、マイペースに転職活動を進められるという大きなメリットがあります。

利用する転職支援サービスを選ぶときは、各サービスの特徴を把握した上で利用することが重要です。

パソナキャリアについてよくある質問

本記事の最後に、パソナキャリアについてよくある質問に回答していきます。

Q：サポートを断られた場合でも再登録できる？

サポートを断られた場合でも、パソナキャリアに再登録ができます。

ただし、サポートを断られた直後に再登録するのはおすすめしません。

ココがポイント

市場価値を少しでもアップさせてから再登録することで、再びサポートを断られてしまう可能性を低くすることができます。

Q：40代や50代でも転職をサポートしてくれる？

パソナキャリアは、年齢を問わずに利用可能です。

50代の転職サポートに関しては、公式コラムにおいて提供できると明記しています。

50代の転職成功を数多く支援してきた転職コンサルタントが、履歴書・職務経歴書の添削から選考対策、求人紹介、企業との年収交渉まで一貫してサポートします。ぜひ50代での転職成功を目指す際には、お気軽にパソナキャリアへご相談ください。
出典元：パソナキャリア

転職活動期間の目安は3カ月程です。

ココに注意

しかし、40代や50代での転職は、市場価値の高いライバルが多いこと、そして、20代〜30代向けの求人と比べて企業から求められるレベルが高いことから、転職活動が長引く傾向があるとされているため、現職と並行して転職活動を進めるとよいでしょう。

Q：サポートを断られないための方法は？

パソナキャリアからサポートを断られないために有効なのが、履歴書と職務経歴書をしっかりと作り込むことです。

会員登録時に履歴書と職務経歴書をアップロードでき、履歴書と職務経歴書はフォームへの直接入力も可能です。

しかし、その場で入力したものと時間をかけて作成したものとでは、市場価値や転職意欲のアピール力に大きな違いがあります。

また、転職希望時期を3ヵ月以内に設定するのもよいでしょう。

ココがポイント

パソナキャリアの担当者に、「転職活動に集中的に取り組んでくれる」という印象を持ってもらえます。