飛鳥未来中等部・初等部 大阪教室
2024年7月2日
飛鳥未来中等部・初等部 大阪教室
「幸せになるには?」 中高生とアナウンサーが一緒に考える授業
はじまる
講師
石田一洋アナウンサー
2024年7月2日(火)、大阪市にある飛鳥未来中等部・初等部 大阪教室で石田一洋アナウンサーがSDGs出前授業を行いました。
はじめに、石田アナウンサーは自分がどんな仕事をしているかなどの自己紹介をしました。スポーツ実況が得意という話になると野球が好きな生徒が興味津々な様子になり、教室は和やかな雰囲気につつまれました。
少し空気が和らいだところで、今回のテーマである「幸せになるにはどうしたらよいか」を生徒の皆さんに問いかけました。石田アナウンサーは、「人は一人ではなく楽しいことや良かったことを他の人と共有するから幸せを感じられる」と自身の想いを語り、そのためには「幸せになるには温かな人間関係を築くことが大事」と伝えると、生徒の皆さんも納得した様子でした。
少し空気が和らいだところで、今回のテーマである「幸せになるにはどうしたらよいか」を生徒の皆さんに問いかけました。石田アナウンサーは、「人は一人ではなく楽しいことや良かったことを他の人と共有するから幸せを感じられる」と自身の想いを語り、そのためには「幸せになるには温かな人間関係を築くことが大事」と伝えると、生徒の皆さんも納得した様子でした。
次に、「温かな人間関係を築くためにはどうしたらよいか」を一緒に授業に参加している先生方にも尋ねたところ、「ニコニコする」「感謝をする」などさまざまな答えが返ってきました。このことで、大人も温かな人間関係を作る方法を特に習ってきていないことを生徒の皆さんに気づいてもらい、教育現場でもこの温かな人間関係を築けるような教育が必要だとし、温かな人間関係を築くためには、相手に自分のことを知ってもらい、自分も相手のことを知っていくことが大事と伝えました。それを具体的に説明するために、石田アナウンサーと生徒で実際に会話が行われました。「趣味は何ですか?」という質問に対し、生徒はYouTubeにハマっていると答えた後に、そこから「どんなYouTubeを見ているの?」や「どんな動画なの?」など簡単な質問を重ねていくことで会話が続き、人間関係の距離が近づくことを実感してもらいました。生徒も自分の好きなことを一生懸命伝え、知ってもらい会話を楽しんでいました。一通り会話が終わると、石田アナウンサーは、会話をする上で「話し手が面白いことを言わなければいけない」「私と話していても面白くないだろう」などということは思わなくても良いと断言し、「良い会話=面白い会話、アドリブが必ずしも上手でなくても大丈夫」ということを伝えていきました。
ではどのようにして良い会話をすればいいかを生徒の皆さんと考えてみると、話の聞き手にまわること、自分の受け取り方次第で会話を面白くできることがわかってきました。そのためには、肯定的なリアクションをしたり、「魔法のさしすせそ」を使ってみたりすることが大事だということを生徒の皆さんに説明しました。「魔法のさしすせそ」とは、会話をしていく中での相槌の頭文字であり、「さ:流石ですね。し:知らなかったです。す:すごい!せ:センスがいいね。そ:尊敬します。」のことです。この言葉を会話中に使うことで会話が盛り上がります。石田アナウンサーも実際にスポーツ選手や俳優さんと話やインタビューをするときに使っているとのことで、生徒の皆さんも興味深く話を聞いていました。
そして次に「天使と悪魔のリアクションゲーム」を行いました。このゲームは二人一組で会話をするのですが、天使のときは今回学んだ「魔法のさしすせそ」や肯定的なリアクションを使った会話を行い、悪魔のときは、聞く側は、相手が話している最中にずっと無表情で会話を聞くことにより、聞き手の反応が違うだけで会話が全く違うものになることを体感できるようになっています。天使と悪魔のゲームをしてみると、天使バージョンの会話をしているときは、生徒も楽しそうに話が盛り上がり教室の雰囲気も楽しそうでしたが、悪魔のバージョン会話をしているときは生徒も話しづらそうでたどたどしい雰囲気が伝わってきました。この会話ゲームが終わり生徒の皆さんに対してどうだったか尋ねたところ、悪魔のバージョンでは、「相手が無反応で会話が弾まない」「何を話していいか分からなくなる」「無反応のままで会話を聞くのは難しい」といったことを、天使のバージョンでは、「話が弾み楽しかった!」「悪魔のバージョンと比べて話しやすい」などの答えが返ってきました。また、このゲームを通して生徒の皆さんは、「魔法のさしすせそ」や肯定的なリアクションの大事さも実感したようでした。そして石田アナウンサーは、改めて幸せになるには温かい人間関係が必要であり、そのために会話が大事であると生徒の皆さんに説明しました。
最後の質問コーナーでは、さまざまな質問が出てきました。たとえば「会話の内容に興味がない場合どうリアクションを取ればいいか」という質問に対しては、「興味がないことをつくらないようにすることが大事」「会話の中で興味があることを少しでも良いので探してみることが大事」などと石田アナウンサーは答えていました。
この授業を通して、生徒の皆さんは石田アナウンサーの話を聞くごとに段々と相槌やリアクションが増え、さっそく今回学んだことを実践して授業を楽しんでいました。授業が終わり、生徒の皆さんへ今回の出前授業を通して感じたことを聞いてみると、「リアクションが苦手だったけど『魔法のさしすせそ』を聞いてから簡単にリアクションができて会話が楽しくなった」「アナウンサーと実際に話すことがないので貴重な体験になった」「アナウンサーのニュースを読むときの声と普段の声の迫力の違いに驚いた」「声に関わるお仕事につきたいので今回の授業はためになった」などいろいろな感想がありました。また、先生方も「生徒のリアクションは授業をする上で大事なので生徒に良いリアクションをもらえるように授業作りを心がけたい」「生徒との会話の中でも『魔法のさしすせそ』を意識して会話を行いたい」といった声があり、生徒の皆さんだけでなく先生方も学びになったのではないかと感じました。また、授業が終わってからも石田アナウンサーは、実際にニュースを読むときの大きくて美しい声を披露し、生徒の皆さんもそれを真似してみたり、仲良くいろいろな会話を弾ませるなど最後まで笑顔溢れる楽しい授業でした。
この授業を通して、生徒の皆さんは石田アナウンサーの話を聞くごとに段々と相槌やリアクションが増え、さっそく今回学んだことを実践して授業を楽しんでいました。授業が終わり、生徒の皆さんへ今回の出前授業を通して感じたことを聞いてみると、「リアクションが苦手だったけど『魔法のさしすせそ』を聞いてから簡単にリアクションができて会話が楽しくなった」「アナウンサーと実際に話すことがないので貴重な体験になった」「アナウンサーのニュースを読むときの声と普段の声の迫力の違いに驚いた」「声に関わるお仕事につきたいので今回の授業はためになった」などいろいろな感想がありました。また、先生方も「生徒のリアクションは授業をする上で大事なので生徒に良いリアクションをもらえるように授業作りを心がけたい」「生徒との会話の中でも『魔法のさしすせそ』を意識して会話を行いたい」といった声があり、生徒の皆さんだけでなく先生方も学びになったのではないかと感じました。また、授業が終わってからも石田アナウンサーは、実際にニュースを読むときの大きくて美しい声を披露し、生徒の皆さんもそれを真似してみたり、仲良くいろいろな会話を弾ませるなど最後まで笑顔溢れる楽しい授業でした。