大東市地域部活動「メディア部」

大東市地域部活動「メディア部」

舘山聖奈アナウンサー

はじまる

SDGs出前授業 特別編・「中学生」メディアクリエイターが学ぶ、『伝え方』

講師
野上隆司
舘山聖奈 アナウンサー
2023年10月14日(土)、関西テレビ本社で、大阪府大東市の地域部活動「メディア部」に所属する4つの中学校の11人の生徒に向けて、報道映像部担当部長の野上隆司と舘山聖奈アナウンサーが、出前授業を実施しました。

メディア部の皆さんは、最初に、マスターとリモートセンターを見学しました。
マスター リモートセンター
マスター リモートセンター
ここは関西テレビで放送する番組やCMなどすべての素材が集まる、関西テレビの「心臓部」と言われる場所です。見たこともない機械を興味深そうに観察し、積極的に質問していたメディア部の皆さんからは、モノ作りに対する情熱を感じました。

続いて、野上部長による授業では、メディア部の皆さんが事前に制作していた動画に、アドバイスをもらいました。
野上部長
皆さんが制作した動画を上映したあと、野上部長は、中学生の皆さんが理解しやすいように、動画内容を文字起こしした原稿をもとに、重要ポイントをアドバイスしました。野上部長は、動画について「そこに行かなければ見られないものを視聴者の代わりに見てくるというイメージをもってほしい」「視聴者が見たいモノをしっかり見せるべき」という指摘をしました。そのあと、野上部長は、関西テレビに入社して最初は僕も『しろうと』だったと話し、そんな人間が30年続けられた理由は「どういう風に見せるべきかを考えるのが楽しかったからだ」と語っていました。
野上部長の講義内容に、真摯に耳を傾けていたメディア部の皆さんが、とても印象的でした。

次は、舘山アナウンサーによる授業です。メディア部の皆さんは、アナウンサーの仕事で必要なことや、伝える前に「ことば選び」をすることの大切さについて学びました。
はじめに、舘山アナウンサーが生出演しているニュースを視聴しました。そして、放送終了後すぐに舘山アナウンサーが合流してアナウンス講座が始まりました。
舘山聖奈アナウンサー
メディア部の皆さんは、舘山アナウンサーが先ほどのニュースで実際に読んでいた同じ内容の原稿を読む体験をしました。舘山アナウンサーは「明るく表現したつもりだけど、見返したらあんまり…と思うことがある。だから、思っている倍以上の表現をしないと伝わらない」とアドバイスをしました。それを受けて、メディア部の皆さんは、舘山アナウンサーも驚くほどの表現力でニュース原稿を読み上げていきました。
SDGs出前授業 特別編・「中学生」メディアクリエイターが学ぶ、『伝え方』
そして、舘山アナウンサーは講座の終わりに「アナウンサーは緊張感と隣り合わせだけど、いろいろな仕事があるので楽しい」と仕事のやりがいについて説明をしました。
舘山アナウンサーの講座を終えたメディア部の皆さんは「これからは、伝えることを意識したい」「アナウンサーにほめられるという貴重な経験ができてうれしかった」と笑顔で感想を語ってくれました。

放送局で働くプロから直接『伝え方』を学んだメディア部。これから、いったいどのような動画を制作し、アナウンスしていくのでしょうか。とても楽しみです。中学生という若さで、モノ作りの厳しさや楽しさと真摯に向きあっているメディア部の、さらなる活躍が楽しみです。