出前授業

出前授業@大阪市立依羅小学校

2021年11月25日(木)

「小学生に伝えたい!テレビの『これまで』と『これから』」

【講師】知財推進部 井村 慎介

小さい頃から関西のラジオとテレビが大好きで、番組に投稿したり、学校の放送部で番組づくりをしてきた今回の講師 井村慎介は「テレビは関西の名物だ!」と豪語します。
東京タワーやスカイツリー、名古屋のテレビ塔など、都会では、一般にテレビ電波を送信するための高い鉄塔が必要ですが、大阪の通天閣は電波塔ではありません。関西地区では生駒山(標高642m)にそれほど高くない電波塔を設置するだけで、エリアの6割以上にテレビ電波を供給できてしまいます。テレビが誕生した当時、地元の大手電機メーカーがテレビ本体の販売に尽力したことや、吉本・松竹・宝塚など、エンターテインメントが豊富だったことが、テレビ文化の発展を支えました。「こんなに恵まれた関西に住んでいて、テレビを見んのは、もったいない」と井村は言います。
作り手としての経験からは、誰も知らないことを、取材を通じて最初に知ることができる喜びや、様々な才能を持った人(タレント)と直接会って話せ、自分が発見したことを映像を通じて見た人に喜んでもらえる、なんともステキな仕事であると話しました。
「では、どんなテレビが見てみたい?」、次の時間では、児童ひとりひとりに1日24時間の番組表を考えて発表してもらいました。一日中アニメが放送される番組表、好きなタレントが出演する音楽番組やドラマを詰め込んだ番組表、午前中子どもたちが学校へ行っている間は高齢者のために時代劇やヨガ教室などの健康情報番組、子どもたちが帰って来る夕方にはアニメやドラマ、夜は家族でクイズ番組といったテレビ局の担当者も唸る番組表など、様々なテレビ局が誕生し、小学生の皆さんの自由で柔軟な発想に感心しっぱなしでした。

最後の質疑応答では、児童から「すごいなと思った有名な人は誰ですか」と聞かれ、ある落語家の方を上げ「とにかく、任せておいたら番組が出来上がってしまう。一般の人も巻き込みながら、現場で見応えのある番組にできる力は、ぜひ学びたいと思った」と答えました。

【講師の感想】

テレビ局員といえば、番組を作るディレクターやアナウンサーなどが連想されると思いますが、実はそういった人は全社員のうち2割程度で、のこり8割が日々どんな仕事をしているのか?といったテレビ局の裏側をお話ししました。学校の「時間割」にあたるのが「番組表」です。講座では、児童一人一人が敏腕編成マンとなり番組表を作ってもらいました。完成した個性あふれる可愛らしいタイムテーブルは、私たち大人が普段思いもよらないような面白いものとなり、若い感性に刺激をもらいました。依羅小の皆さん、ありがとうございました!

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