出前授業

出前授業@豊中市立第九中学校

2021年11月5日(金)

「ドラマに恋して」

【講師】制作局東京制作部 萩原崇

カンテレ出前授業は、対象が視聴エリアなので、新型コロナウイルスが感染拡大する前、対面で実施していた際は、東京支社の社員が講師をつとめるのは稀でした。しかし、今回、豊中九中が生徒の密集を避けるのを目的にリモート授業を要望してこられたことから、それなら、講師の発信場所は関係ないと、めったに大阪の本社に来ることのないドラマプロデュサーの萩原が、ドラマにかける熱い思いを語りました。
まず、テレビ局で仕事をするきっかけについて、萩原は、出身地である山梨では視聴できるテレビのチャンネル数が少なく、大学で関西に来て、たくさんのテレビ番組を見ることで、この面白い世界で生きて行きたいと思うようになりました。そこで、アナウンサー試験に挑戦しましたが、あえなく不採用。では、スタッフなら、ということで一般職試験で関西テレビに入社、制作部に配属され、困難なこともあるけれど、バラエティや情報番組、現在担当しているドラマまで、自分が見てみたい、見てほしいと思う番組が実現できていると話しました。
特に、ドラマ制作にあたっては、あまり知られていないプロデュサーという仕事を、飲食店に例え、プロデュサーはオーナーであると説明しました。どんな店にするのか、料理人を誰にするのか、目玉料理は何にするのか、を決めるように、ドラマの内容をサスペンスにするのか、ラブストーリーにするのか、脚本家や演出家、出演者を誰にするのかなどを決めていく役割であり、そのために、たくさんの本を読み、たくさんの人に会って話を聞くのが仕事だと話しました。

また、多くの人に番組を知ってもらうための仕掛けづくりも重要で、ハードな役の主役は敢えて宣伝番組には出さず、飢餓感をあおることもあると話しました。
最後に、これまでの経験を振り返って、人生は、何が幸いするかわからない、与えられた運命の中でいろいろチャレンジすることで、新しい出会いや思いがけない充実感を得られることもある。失敗を失敗と思わず突き進んでほしいと生徒たちにエールを送りました。
密接、密集を避けるための出前授業の方法は現在も思案中ですが、リモートならではの講師の人選ができた回となりました。

【講師の感想】

この度、初めて出前授業の講師を務めさせていただき、自分の仕事のことを、人に、ましてや中学生に夢を持ってもらえるように伝えるということで、改めて、自問自答する良い機会を頂きました。テレビの画面には映らないたくさんのスタッフの頑張りを少しでも伝えられたら、と思っていましたが、たくさんの生徒さんの、「今度テレビを見るときは、たくさんの人の手で作られてるんだと思ってみます」という感想を見て、少しは役に立ったのかなと思いました。拙い講義を聞いていただき、ありがとうございました。

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