出前授業

出前授業@加美東小学校

2021年6月25日(金)

「かわるもの」と「かわらないもの」— ニュースは時代を記録する

【講師】報道センター 中嶋順也

今年度最初の出前授業は、学年でニュースづくりに取り組んでいる大阪市立加美東小学校5年生70人でした。
日頃、翌日何を取材に行くかを決める「予定デスク」という仕事をしている中嶋が、まず、ニュースの役割について「時代を記録する」ことだと説明しまた。26年前の阪神淡路大震災も現在の新型コロナにおける影響も、今何が起こっているのかを映像と言葉で、未来の人に残す責任があるということです。
このあと、5年生のみなさんがつくっている加美東小学校ニュースの中間発表会が行われました。お世話になっている給食の調理員さんや図書室の先生の紹介、各学年が取り組んでいる授業の内容など、インタビューやパフォーマンスも交えて発表されました。
この発表を踏まえて、中嶋がニュースをつくる時に大切にしていることについて話しました。

『ニュースを作る時に大切なのは、時間の流れの中で「かわるもの」と「かわらないもの」を見分ける力を養うことです。スマートフォンに関係した事件や出来事がよくニュースでも取り上げられます。でも、たった20年前には世界の誰も持っていませんでした。20年後はどうなっているか誰もわかりません。スマートフォンは時間の流れによって「かわるもの」です。では、時間が流れても「かわらないもの」は何でしょうか。私は3人の子どもを心から愛しています。親が子どもを愛する気持ち、これは100年前も100年後も「かわらないもの」です。
もうひとつ、「目に見えること」だけでなく「目に見えないこと」に注目することも大切です。
きょうのみなさんのニュースは、みなさんがいつもおせわになっている先生方をどう思っているのか、よく伝わってきました。加美東小学校のいいところを伝えたいという気持ちもよくわかりました。これらは全部「目に見えないこと」です。テレビのニュースは映像があるので、「目に見えること」に注目しがちですが、本当に大切なのは「目に見えないもの」であり、「かわらないもの」です。それをどうやって伝えるか、改めて私も日々考えながらニュース番組をつくっていきたいと思います。』とまとめました。

【講師の感想】

子どもたちが作ったニュースを見て、どれも「すごいな~」と感じました。
取材対象は「給食を作ってくれる人」、「保健室の先生」、「プールを新しくしてくれた人」など周りにいる人たち。保健室を取材したニュースでは新たな発見もありました。雨の日には子供たちが外の校庭で遊べないのでケガする人が少なく、保健室の利用が少なくなるそうです。子どもたちのニュースが「すごいな~」と感じた理由は、ニュースの根底に周りの人々への「感謝の気持ち」があふれているからでした。
子どもたちのキラキラした目に触れて、こらからの日本の未来は明るい!と感じた出前授業でした。

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