出前授業

出前授業@池田市立北豊島中

2020年11月2日(月)

新型コロナウイルス感染予防のための休校中から9月の体育祭までの学校現場の取り組みを描いたドキュメンタリー『学校の正解~コロナに揺れた教師の夏~』の舞台になった北豊島中学校から、「撮影から放送にいたるまで、生徒たちが感じた疑問に答えてほしい」ということで、番組ディレクターの宮田輝美とカメラマンの小松和平が2年生のクラスを順番に訪れ、「聞いてみよう!番組の裏側」と題して出前授業を行いました。

【授業内容】

通常の出前授業では、生徒と講師は初対面で、最初のうち探り合いの雰囲気があるのですが、今回は6月の休校明けからおよそ3か月あまり、毎日のように顔を合わせていた間柄でしたので、和やかな雰囲気で授業は始まりました。

まず、生徒から寄せられた番組の感想を宮田が読み上げました。
・思っていた以上に、先生たちが僕らのことを考えていてくれたことがわかり感動した。
・コロナについての考え方が、こんなにいろいろだとは思わなかった。
・コロナで、みんなかわったなぁと思った。

続いて、生徒から出された質問に答えていきました。

質問(1)なぜ北豊島中学校を取材しようと思ったの?
回答:大坪校長先生から「コロナの今だからこそ学校改革を行うチャンスだと思う」というお話を伺い、何が起こるのか見とどけたいと思いました。

質問(2)放送で映ると思っていたけど、映らなかった。どれくらいの場面がカットされたの?どんな基準でカットしたの?
回答:ごめんね。でも、全部で130時間以上撮影し、放送で使ったのは49分なので、99%以上カットしています。それ自体はいい映像でも、番組の流れの中で泣く泣くカットすることもありました。

質問(3)タイトルはどうやって決めたの?
回答:卒業式で歌われた『正解』という歌を聞いて、ずっと「正解ってなんだ?」と考えていました。コロナで「正解は変わる」時代になったという思いから、それぞれの正解があると感じ「学校の正解」と名付けました。

質問(4)結局「正解」は何だったの?
回答:受験のための勉強には正解があるけれど、社会の中の問題では、正解はひとつではない。今日の正解も明日は正解ではないかもしれない。コロナを発症することは不正解なのか。ロックバンドRADWIMPSの『正解』の歌詞に「答えがある問いばかりを教わってきたよ。だけど明日からは、僕だけの正解をいざ探しに行くんだ」とあります。これからの人生のヒントになる言葉ではないでしょうか。

撮影が終了してから久しぶりに同校を訪れた講師の2人は、生徒たちとのかけがえのない時間を惜しんでいました。

【講師のコメント】

宮田 輝美(ディレクター)
3ヶ月ぶりに登校した学校でテレビカメラが待ち受けていたら…。お知らせがあったとはいえ、皆さんを驚かせてしまいました。そして4ヶ月間の取材。皆さんへの感謝とお詫びの気持ちを込め出前授業に伺いました。
なぜタイトルは「学校の正解」なのか?等、本当は話したかったことを質問にお答えする形でお話しすることができました。こんな授業、取材中にしたかったなと思う気持ち半分、でも終わったからこそ話せたことも。とにかく楽しい一日でした。
北中の生徒さん、チョけた部分も含め大好きです。ありがとうございました。

小松 和平(カメラマン)
長期にわたりドキュメンタリーを撮影させてもらった北豊島中学校。
いつも肩にあるカメラを持たずに行く違和感はありましたが、番組を見た彼らが何を感じて、どんな疑問をぶつけてくるのか楽しみでした。
各クラス1コマ50分の出前授業は、あっという間に過ぎてしまいましたが、私たちがどういう思いで番組を作り、何を伝えたかったのか、生徒たちに届けられたと思います。この先、何かの機会に出前授業での話を思い出してくれればうれしく思います。
最後に、個性あふれる生徒たちとの授業、疲れたけど楽しかったです。先生たちの大変さとやりがいを少しだけ感じられた気がしました。

  • ページの先頭に戻る