出前授業

出前授業@大阪市此花区内の6小学校

2019年2月18日(月)

今回は、大阪市此花区にある6つの小学校の5年生約300人が集まっての出前授業でした。此花区にとっても、これまで、同一学年の児童が一堂に集まる催事を実施したことはなく、事務局を担当してくださった区役所の職員さんや各校の校長先生方も、ハラハラドキドキの授業となりました。授業の3週間前に開催された「大阪国際女子マラソン」を題材に、当日、第1中継車で実況を担当した石田一洋アナウンサーが「マラソン中継ってどうやってつくってるの?」と題して授業を行いました。

【大阪市此花区役所からの要望】

テレビで活躍している方々を支えるスタッフの仕事などを話してほしい。

【講師】編成局アナウンス部 石田一洋

プロ野球からゴルフ、女子マラソンまで、様々なスポーツの実況を担当している。2015年から2年間、夕方ニュースのスポーツキャスターをつとめ、番組内の企画でバク転を修得したというスポーツ万能なアナウンサー。

【授業内容】

同じ此花区内といっても、遠い学校は30分近く歩いて、会場となった此花区民ホールに集まってくれたので、授業は遠足気分も手伝って、うきうきした雰囲気に包まれて始まりました。

最初、関西テレビで毎年1月に放送している大阪国際女子マラソンを支える技術スタッフの仕事ぶりをVTRで見てもらいました。選手の走りに合わせて、移動しながらレースの模様を伝えるために中継車やヘリコプター、バイクに乗り込むカメラマンや、スタジオで映像や音声に指示を出すスタッフなど250人以上がそれぞれの仕事をしている様子が映し出されました。今回の講師で、マラソン中継の先頭集団の様子を実況する第1中継車のアナウンサーを務めた石田が、「私のように画面に映る何倍ものスタッフがいて、番組はできています」と話しました。

続いて、石田の仕事である「実況アナウンス」のポイントとして、■勝敗を正しく伝える ■勝負の展開をわかりやすく伝える ■共感・感動してもらえるように伝える、が大切であり、このうち一番難しいのが”共感・感動してもらえるように伝える”ことだと話しました。そして、「どうすれば、見ている人の心は動くのでしょう」と児童たちに問いかけ、「知っている人のことだと気になるよね。ふだんと違うと心は動くよね。」と説明し、「友達に共感してもらうためには、自分のことを知ってもらう必要がある。その上で別の面を見せたり、何かをやり遂げたりすると、友達は『すごーい』と思ってくれるので、日頃から友達といっぱい話をして、自分のことを知ってもらいましょう。」と話しました。

それから、伝える時に大切な話し方について、マラソンのニュース原稿を使って声の出し方や話すスピードを学ぶため、6つの小学校の代表者がステージに上がりました。1分程度のニュースでしたが、児童たちは、それぞれ「早口にならないようにする」「絵と合うように読む」といったそれぞれのテーマを持って、挑戦しました。アナウンサー顔負けの落ち着いた口ぶりの児童、優勝シーンの盛り上げがすごくうまかった児童など、大健闘のアナウンサー体験となりました。

最後は、質問コーナーです。 「毎日、どんな練習をしていますか?」との問いに、 「朝、出勤したら30分ほどは発声の練習をします」と答え、実際の発声練習を披露しました。それまでマイクで話をしていましたが、マイク無しの発声が、会場のホール全体に響きわたり、児童たちが息をのむのがわかりました。

「生番組で想定外のことが起きたらどうしますか?」という問いには、 「そうならないように、いくつもの場面を想定して準備をします。準備した情報のうち1割番組で出せたらいい方です」と答えていました。 まだまだ質問のために手を上げる児童はいましたが、学校に帰る時間もあり、残念ながら終了となりました。

【講師のコメント】

編成局アナウンス部 石田一洋

今回はマラソンという素材が、小学生の皆さんには興味が薄いスポーツかな…という不安もありましたが、最後まで真剣な表情で聞いてくれて安心しました。原稿読み体験や質問コーナーは、子供達も積極的に参加してくれて、私も楽しい時間を過ごせました。大勢のスタッフで作っている中継の背景や、制作者の想いを知ってもらう中で、多くの人に伝える喜びや、モノづくりの醍醐味を感じてもらえていれば嬉しく思います。

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