出前授業

出前授業@宝塚市立宝塚第一小学校

2019年1月31日(木)

最近の子どもはコミュニケーション下手だそうです。自分の気持ちを相手にうまく伝えられず、信頼関係がつくれない、と先生たちは心配しています。「伝える」とはどういうことなのか。「効果的に人に伝える方法」と題して、ニュースのキャスターからスポーツの実況、食レポまでこなすアナウンサーが出動し、小学5年生191人に授業を行いました。

【学校からの要望】

アナウンサーによる「コミュニケーションの極意」の授業を、ワークショップ(アナウンサー体験など)を交えて実施してほしい。情報であふれる社会に直面する子どもたちが、的確な情報を取捨選択したり発信したりするなど、情報を適切にコントロールできる力を身につけるようお話しいただきたいと思います。

【講師】編成局アナウンス部 岡安 譲

「競馬実況」がやりたいと入社し、2013年にはその実況でFNSアナウンス大賞を受賞しています。また、並行して2006年から11年間、夕方ニュースにメインキャスターとしてなど様々な形で携わってきました。

【授業内容】

児童のみなさんは、事前にホームページなどで岡安のことを調べてくれていたそうで、岡安が先生に紹介されて教室に入ると、「うわぁー」と大きな歓声に出迎えられました。 その岡安、まずはアナウンサーの妙技を披露しました。いくつかの早口言葉を紹介し、なぜアナウンサーは早口言葉を練習するのかを解説しました。早く話して理解してもらえるのなら、ふつうの早速さであれば、よりわかりやすくなるということで、練習の時には正確にゆっくり始め、徐々にスピードを上げていくのがコツと話しました。このアドバイスを受け、児童の代表が実際に早いだけではない早口言葉に挑戦しました。

また、「話すことでのコミュニケーション」をより有効にする方法として、
(1)相手の目を見て、しっかり声を出す
(2)相手の話をさえぎらないで聞く
(3)相手の話のおもしろいところを見つける
を提案しました。(1)と(2)は相手に話したいと思ってもらうため、(3)は相手と分かり合うために必要なことだと説明し、インタビューの形式を用いたコミュニケーションに児童の代表が挑戦しました。代表の児童は、岡安を相手に「アナウンサーになって良かったこと」をテーマにインタビューを行いました。

Q.アナウンサーになって良かったことは何ですか?
A.テレビに出られることです。テレビに出て、好きな人に会えたり、ふつう行けない所に行けるのは、すごくワクワクするし、いい思い出になっています。

Q.好きなタレントとかは誰ですか?
A.女優の綾瀬はるかさんが好きです。実は、番組で会ったこともあるんですよ。すてきな方でした。ほかには、メジャーリーグの大谷翔平選手にも会ってみたいなぁ。

Q.なんでアナウンサーになりたいと思ったのですか?
A.実はね、きょうの皆さんと同じ小学5年の時、プロレス中継を見て、やってみたいなぁと思うようになったんですよ。それまでの僕は、引っ込み事案で、人前で朗読など全くできなかったんですけど、実況のおもしろさにはまって、どうしてもアナウンサーになりたいと思うようになってね、いろいろ努力しました。マンガの有名なセリフ、知ってるかな『諦めたら、試合終了です』、そう思いながら勉強してきました。

岡安の本心を上手に聞き出せたインタビューに、教室から拍手が送られました。 続いて、日頃のアナウンサーの仕事について話になりました。「ニュース原稿を読む時は、下読みをしながら、原稿を見なくてもいえるほどにそのニュースを理解するようにしている」「天気予報を伝える時には、カメラの向こうに好きな人がいて、その人に伝えたいという気持ちで読んでいる」と言うと、児童たちは、その発想に驚いていました。

最後の挑戦は、「1分間スピーチ」。「将来の夢」「やってみたいこと」をテーマに「伝える」ことのワークショップを行いました。岡安の上げたポイントは、以下のとおりです。
(1)まず「結論」を述べてから「理由」を話す
(2)具体的なエピソードを話す
(3)大切なことを言う前には「間」を空ける
(4)内容が変わったところで、声のトーンを上げる

それぞれが考えた後、発表希望者を募ると、大勢の手!サッカー選手への夢、介護ヘルパーへの夢、保護施設から譲り受けた犬と早く散歩できるようになりたい、好きなアイドルと一緒にテレビの仕事がしたい、と小学5年生らしいスピーチが岡安のポイントを踏まえ、次々と披露されました。

授業の後、岡安は給食時の校内放送のゲストに招かれ、児童からのインタビューに応えるという楽しい時間をすごしました。

【講師のコメント】

編成局アナウンス部 岡安 譲

宝塚第一小学校での出前授業はみなさんの目がキラキラしていて、かつ飲み込みも早かったのがとても印象的でした。 最も伝えたかったのは『テクニック』ではなく『気持ち』です。それを理解してくれていた様で大変うれしく思います。 授業でお伝えしたことはおそらく今後の人生でも役に立つと思うので、心の片隅にとどめておいてくれたら…と思います。

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