出前授業

出前授業@大阪市立塚本小学校

2018年12月7日(金)

学校では小学5年生で放送メディアについて学びます。今回の出前授業は、ご担当の先生が、以前受けたカンテレ出前授業が児童に好評だったので、同じ学年を受け持つことになった今年度も、と応募してくださいました。テーマは「テレビ番組のつくり方 ~やりたいことをカタチにする~」でした。

【講師】放送文化推進部 武藤良博

報道カメラマンから記者、情報番組のプロデューサーなどを経て、現在は、関西テレビの自社検証番組「カンテレ通信」のプロデューサー。

【授業内容】

報道や制作で様々なジャンルの番組づくりに携わってきた武藤も、元気な5年生に最初はタジタジでしたが、これまで関わってきた番組の話をすると、今度は児童たちの目がキラキラ輝き、視線は武藤に集中しました。

最初に、テレビ番組をゼロからつくる時、何を考えなくてはいけないか。武藤は3つのポイントをあげました。

*企画意図 … 何を伝えたいのか?思いや問題意識を明確にする

*視聴者層 … だれに見てほしいのか?ターゲットや年代、エリアを考慮する

*番組内容 … ドラマ、バラエティ、またはドキュメンタリー?見てほしいと思う人たちが見たいと思う表現方法を使って、自分が一番伝えたいことをカタチにしてみよう。

これらのポイントをまとめた番組の設計図が「企画書」であり、番組づくりで迷ったときに帰る場所、スタッフみんなでつくる原点である、と説明しました。

そして、ここまでの授業をもとに、グループに分かれて番組の企画づくりです。5年生にできるかな、と心配した作業でしたが、児童たちは、活発に意見交換し、用意したワークシートをどんどん埋めていきました。

さて、児童たちが考えた番組企画は…

*「必殺仕事人」農業や漁業、わたしたちのまわりの様々な仕事を紹介する番組

*「芸人No.1大決戦」芸人がお笑い以外のスポーツや芸術や、勉強などの分野でNo.1を競う番組

*「Let’s Go スポーツ」毎回、ひとつの種目について、その歴史や科学的な分析を紹介する番組。

*「ここを教えて!○○先生」ある分野に詳しい先生に、いろいろ教えてもらう番組。などなど。

ほかにも、まだまだ出てきました。あまりの出来の良さに、思わず武藤が「いつか使わせてもらうかもしれんけど、許してな」と言うほどでした。

最後に「作り手」として気をつけなくてはいけないことについて話しました。それは、視聴者の状況を想像するということです。例にとったのは、夕方放送したパンダのニュース。取材をした記者は、初めて見た『パンダのフン』が笹のいい香りだったことに感激してニュースにしましたが、テレビでその「におい」は伝わらず、放送が夕食時だったため、リアルな『フン』を見せられた視聴者から随分お叱りの電話をいただいたもので、児童たちも「作り手」となる難しさを感じたようでした。

当日は、いくつかの映像データを用意していましたが、うまく動作せず、一部を画像としてみてもらうのみとなってしまいました。しかしながら、児童たちが想像力を駆使し、積極的に発言してくれたことから、独創的な企画が次々と生まれました。

【講師のコメント】

放送文化推進部 武藤良博

用意したメディアリテラシー説明用の動画がうまく再生せず、ことばと静止画で説明する事になったのですが、明るく元気な塚本小のノリノリ児童のお陰で逆に私が救われました。打てば響く活発なリアクションのお陰で、動画の力を借りずともテーマであるメディアを読み解く力の大切さについて何とか説明する事ができました。調子に乗りすぎて「パンダのフン」の話を給食前にしたのは色んな意味で猛省しています(笑)

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