出前授業

出前授業@大阪成蹊女子高校

2018年9月29日(土)

最近は、小学生の頃から社会人の話を聞いたり、職業体験をする機会があるようですが、高校生にもなると、具体的な進路の選択に結び付くため、生徒の方の表情も真剣です。今回は、職業としてのテレビ局員について「自分の夢に近づくために」と題して高校2年生80名に出前授業を行いました。

【学校からの要望】

高校生の職業選択をする際に「メディア」の業界について知りたい。また現場で活躍されている方の日常などを知りたい。

【講師】編成局宣伝部 根本杏香

放送記者として、橋下徹知事時代の大阪府政を担当、性暴力や家族をテーマに、ジャーナリスティックな姿勢と女性の視点を持って取材をしてきました。異動後の事業部では、シルク・ドゥ・ソレイユの大阪公演を4作品担当したほか、新人ミュージシャンを発掘するライブなど音楽イベントを企画、現在は、宣伝部で、ドラマやバラエティ番組のプロモーション業務を行っています。

【授業内容】

自らも女子の中高一貫校に通っていた根本。今回、大阪成蹊女子高への出前授業に立候補した動機は、同じ女子校で、将来の選択を迫られた時に考えたことや、これから先に出会う選択肢のタイミングを伝えることで、彼女たちのそれぞれの夢を応援できるかもしれないと思ったからでした。

授業の最初は、これまで担当した仕事についての説明でした。根本のこれまでの配属先は、テレビ局の中では人気の部署です。報道では、橋下徹前大阪府知事の番記者として、発言の一言一言がニュースになる中で、その発言のどこにニュース性があるのか、集中力と瞬発力の勝負だったと、当時を振り返りました。事業では、より多くの集客を目標に内容や会場、出演者との調整力が養われ、現在の宣伝部では、番組をどうPRしていくかのアイディアや、視聴者からの反応をみながら番組の魅力を伝える仕事をしていると語りました。そして、番組という題材をもとに宣伝方法を考える楽しさ、情報を発信することで視聴者の生活に関われる充実感があると説明しました。聞いたことのある番組名やイベント名、出演者名が出ると、教室からは「あ~」というため息が漏れました。

テレビ局の仕事に対する興味を持っていただいたところで、就職までの道のりが語られました。根本が「テレビ」を意識したのは、中学生の時、あるオーディションに合格して出演したテレビドラマの収録で、きびきびと働くスタッフの姿を見てあこがれ、作り手としてテレビ局で働きたいと思うようになったことでした。いよいよ高校で進路を考えるようになって、担任の先生に相談しましたが、先生はテレビ局員になるための情報など持ってはおらず、《自分でやらなきゃ》と調べることに。そして、もっともテレビ局に近いと思って選んだ大学の学科を受験したもののあえなく不合格。第2志望の学科から奮起し、テレビ局の入社に有利と思われる様々な体験を引っ提げて、関西テレビに入社、現在に至ります。

一見すると華やかに見える経歴の裏に、いくつかの挫折経験があったことで、生徒の方たちの目も変わってきました。

根本は経験から、《自分の夢を叶えるためのコツ》として、実現したい夢からの《人生の逆算》が必要と提案しました。就職に関していえば、大学4年で始まる就活から逆算すると、3年の春から会社・業種選びを始め、「自己PR」「大学での経験」「就職先でやりたいこと」をポイントに、就活までの1年の大学生活をどうすごすか考えてみてほしいと話しました。また、そのためには、高校2年生の今、漠然とした夢を現実の目標とするため、《自分が好きなもの・ことは何なのか》を実際に書き出して突き詰め、大学選びや学部学科選びにつなげてほしいと話しました。

どんなに熱い思いがあっても、準備不足でその時を迎えたら何にもならない、目標を達成するために努力を惜しんではならない、《夢はみるものじゃない 叶えるものだから》と人気楽曲の歌詞の一部を引用して、生徒たちにエールを送りました。

【講師のコメント】

私自身が中学高校とすごした女子校独特の、やんちゃでエネルギッシュな感覚を思い出したいと、自分のために“立候補”しました。講義では「夢」は「誰の心の中にもある“好き”という気持ちから生まれる」と伝えました。たとえ夢がかなわなくても、誰も責めない。むしろ、自分の目標には自分で責任を取るしかないんだ、と話すと、なんとなく、生徒さんたちの顔がはっとしたように感じました。彼女たちの夢のヒントになる“好き”というきっかけをカンテレから発信していきたいと思います。

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