出前授業

出前授業@梅花高校

2018年9月25日(火)

テレビ局というと、男の職場というイメージがあるようですが、部署によっては、女性の方が多い部署、子どものいるスタッフが中心となっている部署も決して少なくありません。学校側からの女性の働き方をテーマに授業をしてほしいとの要望もあり、自らが女子中高出身の竹上萌奈アナウンサーが、7月の東ときわ台小学校に続き今年度2度めの登板で、進路を考え始めた女子高の2年生100人あまりに「女性と現場〜テレビ局で働く女性たち」と題して講義を行いました。

【学校からの要望】

なぜテレビ(メディア)の仕事に携わろうと考えるようになられたのか。また、どのような「情熱」で番組づくりにかかわっているのか、話してほしい。

【講師】編成局アナウンス部 竹上萌奈

競馬番組「競馬BEAT」のリポーターや、バラエティ番組「千原ジュニアの座王」の進行役、夕方のニュース番組「報道ランナー」のスポーツキャスター(火・水)などを担当。

【授業内容】

高校生のテレビ離れが言われるため、緊張した面持ちでステージに上った竹上でしたが、「1日に1時間以上テレビみる人?」との問いかけにほとんどの生徒が手をあげてくれて、一気にホーム感が増しました。

授業は、竹上が初めてレギュラーを持った競馬番組の話から。スタッフに女性はおらず、竹上自身も当時は全く競馬のことはわかりませんでしたが、猛勉強をして、JRA所属の騎手なら全員顔はわかるし、名前を漢字で書けるまでになりました。

現在でも、関西テレビのスポーツ部には女性がいません。理由について竹上は、仕事が不規則で拘束時間が長く体力が必要なこと、取材対象が《男社会》で人脈をつくるのが難しいことではないかと考えています。これは競馬の世界だけではありません。少しずつ女性スタッフが増えているとはいえ、取材や撮影に集中すると、服装などの外観に無頓着になる《現場》に、見た目の印象も重要な女性アナウンサーがこだわるのは、ひとえに、「《現場》は楽しい」から。それは、(1)ひとつのことを出演者・スタッフ全員で目指す連帯感、(2)こだわりを実現することのやりがい、であると説明しました。

竹上はアナウンサーとして、例えばバラエティ番組の進行では、笑顔を絶やさず主役のタレントを魅力的に見せるための相づちの打ち方など工夫し、報道やスポーツ番組では正確さやわかりやすさに重点を置くことで、《現場》に貢献し、やりがいをわかちあっていると話しました。「《現場》が楽しい」のは男女問わずの感じ方でしょうが、女性が《現場》にいることのメリットについて、(1)それまでの男性の常識を基準にして制作されていた番組に広がりが出せる、(2)女性しか気づかない分野の番組が制作できる、(3)女性にしか許されない、女性だからできる取材が実現できる、(4)女性の出演者に安心感を与えることができる、ということをあげ、番組制作の現場に女性が絶対必要と力説しました。そして生徒らに、ぜひ、進路選択のひとつとしてテレビ局の現場を考えてほしいとリクルートしていました。

生徒からの質問では、誰との仕事が印象深かったのか聞かれ、竹上が具体的な名前を上げるたび、わぁーという歓声が上がっていました。また、「不規則な生活を送っていることがわかりましたが、なぜきれいなのですか?」という、うれしくも照れる質問もあり「見られる緊張感で表情は締まりますね」と答えていました。

授業後には、竹上を囲み、「お休みは何をしているんですか」「どうしたらアナウンサーになれるんですか」と矢継ぎ早の質問コーナー延長戦。最期には、「テレビ見まーす」の声に送られて、学校をあとにしました。

【講師のコメント】

講師といえるほど年次を重ねていませんが、その分高校生と目線を合わせたお話ができればいいな、と思っていました。難しいことやきれいごとはなるべく避けつつ、「番組制作の現場」についてお話をしました。楽しんで聞いてくださった方が少しでも多いと嬉しいです。
私自身、生徒の方と直接コミュニケーションをとり、学ぶことがたくさんありました。高校生が、今何に興味を持っているのかを知れたことも収穫です。この時間をきっかけに、将来一緒に仕事をする方が現れたら…、と夢見ています!ありがとうございました。

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