出前授業

出前授業@枚方市立楠葉中学校

2018年1月24日(水)

「テレビ局のアナウンサーの仕事について」

大阪府の北東部、枚方市にある枚方市立楠葉中学校に行ってきました。
1月中旬から日本列島を襲ったこの冬一番の大寒波の影響で、枚方市も午前中の気温は氷点下を記録しました。授業を行う体育館も深々と冷え込む中、1年生4組およそ150人が授業に参加してくれました。

【学校からの要望】

この日の6時間目は1年生の生徒の皆さんが6つのグループに分かれ、消防士、裁判官、国際協力NPOなどの仕事の話を聞く職業講話の授業が行われます。その前に1年生全員にアナウンサーの仕事を通じて、テレビ局の仕事内容、苦労、やりがい、その仕事を選んだ理由などを話してもらい、生徒が働くことの意義や目的について考える機会になればとの要望を受け、授業を行いました。

【授業内容】

講師は『カンテレ通信』の司会・進行を担当しているアナウンス部の関 純子アナウンサーです。今回、関アナウンサーは次のような流れで授業を進めていきました。

(1)「自己紹介」(2)「仕事内容」(3)「必需品」(4)「失敗談」
(5)「やりがい」(6)「アナウンサーに求められるもの」

(1)「自己紹介」
授業前日の1月23日(火)関西テレビが1月9日から3月13日まで毎週火曜日夜9時に放送したドラマ『FINAL CUT』の主演・亀梨和也さんが番組の宣伝のために関西テレビに来社。「カメテレの日」として朝から夜までいろいろな番組に出演し関アナウンサーも亀梨さんと2ショットで生放送の番組宣伝に出演しました。
最初に関アナウンサーは、自己紹介の代わりにこのVTRを生徒の皆さんに見てもらいました。亀梨さんとの楽しくて和気あいあいとしたやり取りを生徒の皆さんは歓声を上げて見ていました。これでつかみはオーケーです。
(2)「仕事内容」
・生徒の皆さんも知っている仕事
「ニュース」「天気予報」「リポート」「番組の司会・進行」「スポーツ実況」「ナレーション」など。
・民間放送ならではの仕事
「番組の提供読み」→「ご覧の番組は○○の提供でお送りします」(NHKにはない)
・生徒の皆さんになじみのない仕事
【解説放送】
目の不自由な方に画面に映っている映像(人のしぐさや風景など)を副音声で解説する仕事で、関アナウンサーが担当した、2006年に放送のドラマ『結婚できない男』の第1話を見てもらい説明しました。生徒の皆さんと先生も初めて見た人がほとんどでした。
【宿直勤務】
夕方に出勤してから翌朝まで深夜や早朝のニュースや天気予報を読む通常の仕事と、いつ起こるか分からない地震や台風などの緊急放送にいつでも対応できるよう備えていることなどを、現在土曜日朝8時30分放送の『にじいろジーン』や日曜日午後3時放送の『競馬BEAT』で活躍する川島壮雄アナウンサーに密着したVTRを見てもらい説明しました。
これらの仕事について生徒の皆さんの多くは知らなかったようで、少し驚いた様子でした。
(3)「必需品」
前出の川島アナウンサーの密着VTRに出てきた「ストップウォッチ」「アクセント辞典」 「赤ペン」「うがい薬やマスク」の実物を見てもらいその必要性を話しました。
生徒の皆さんは、普段なにげなく話している言葉もアクセントが変わると別の意味になってしまうことを改めて確認していました。
(4)「失敗談」
・新人アナウンサーのとき、時間の管理を間違って中継リポートの途中で放送が終了してしまい先輩のアナウンサーから「大事な情報が見ている人に伝えられなかった可能性があるかもしれない!」と大目玉を食らったこと。
・妊娠中に出演していた生番組の本番中に衣装のお腹のボタンが飛んでしまってCM中に慌ててスタイリストさんに直してもらったこと。
などなど、今だからこそ笑って言える失敗談を披露しました。生徒の皆さんからは笑い声が聞こえました。
(5)「やりがい」
・「伝えることの大切さ」と「伝わることのうれしさ」
インタビューやリポート、司会・進行などでひとやものの魅力を引き出すことができる。
・「時間を作る」「空気(雰囲気)を作る」「楽しさや笑いを作る」
テレビを楽しみにしている人や見ている人が「ためになるテレビ」「喜ばれるテレビ」を届け、多くの人がテレビから知ること、学ぶこと、刺激されること、興味や疑問を持つことの一助になることができる。
などをあげました。
そして関アナウンサーは、男女二人の生徒さんにインタビューをして二人の明るくて楽しい人となりを引き出して、生徒の皆さんも大変盛り上がりました。
(6)「アナウンサーに求められるもの」
「声の質や量」「表情や態度からくる印象」「言葉遣いや尊敬語・謙譲語などの正しい日本語」などはもちろん大切だが、これらは練習や勉強で習得できるものもあり、もっと基本的に人としての「誠実さ」「協調性」「信頼性」「責任感」「清潔感」の5つが大事とし「身勝手ではなく気配りができて親しみやすさを感じること。ものごとに柔軟に対応できると同時に努力を惜しまないこと。そして平和を愛すること」が求められると話しました。

そして最後に関アナウンサーは、自身が愛するアメリカの詩人サム・レヴェンソンの詩を生徒の皆さんに紹介し授業を終わりました。

魅力的な唇になるために、やさしい言葉を話しなさい。

愛らしい瞳を持つために、人のよいところを探しなさい。

サム・レヴェンソン詩集『時の試練をへた人生の知恵』の中の
「時を越えた美しさの秘密」より

後日、生徒の皆さんから授業の感想が届きました。そのいくつかを紹介します。

  • ・とても興味深く勉強になりました。特に印象に残っているお話は「声には表情がある」ということです。目の見えない人がテレビという「見るもの」を楽しませるほど、アナウンサーの仕事はすばらしい仕事だと思いました。
  • ・テレビはさまざまな人が見えないところで一生懸命がんばっていることを実感しました。そしていろいろな場面を想定して、24時間態勢でみんなに正確な情報をいつでも伝えられるように準備していることは大変だと思いました。
  • ・関さんがアナウンスをするのを間近に見て、すごく楽しそうに話されているのが私にも伝わってきてアナウンサーは大変な面もあるけど素敵なお仕事だと感じました。
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