4月19日(金)

清の「言いたい放題」

昨年末のGI、ホープフルステークス(中山2000m)を勝ったことから皐月賞直行を決めたのが、レガレイラ。同じ、クラブ(サンデーレーシング)のアスコリピチェーノ(桜花賞2着)がいたから別路線にしたのか取材不足で申し訳ないが定かではない。
ただ予想する段階、否、更に以前からこの馬をどう扱うか迷ったこと、中途半端ではなかった。とにかく皐月賞へ久し振りの牝馬の参加は大きな話題だった。
当然注目が集まり1番人気。
下見所から注目したが馬体重は+2kgの456kgでパス。歩く姿は牡馬を圧倒する堂々たるもので目を見張った。
馬名の意味はポルトガル中西部の都市シントラにある宮殿。名前の由来は1840年にこの宮殿を買い取った男爵の名前だそうだ。男爵の名前が付けられた牝馬。
さて、レース。スタートは普通。出たなりで後方から3頭目。向正面に入っても位置は変らず、でも先頭でブッ飛ばすメイショウタバルが前半の1000mを57秒5で行ったため、これでも届くかなと見ていたが、4コーナー手前でもまだ後方で前には牡馬陣のぶ厚い壁。直線はジャンタルマンタルが飛び出し、坂を上がって外からまたかのモレイラ騎手のコスモキュランダがまん中から、2戦2勝のジャスティンミラノが伸び、最後の最後にジャスティンミラノがグイと首を伸ばしたところがゴールだった。
普段はこの馬にケイコをつけていた藤岡康太騎手(落馬急死)のひと押しがあったか…。
レガレイラはいいところなく掲示板をも外す6着。ただ道中、レガレイラの前にいたアーバンシックが4着に来ていることから位置どりが悪かったとも思えない。
あえてなら、やや落ち着き過ぎ、気合い不足?だったか…このあたりはジックリ取材をしたい。レガレイラにとっては厳しい試練だった。
次走はどうするのだろう。
因みに勝時計は1分57秒1のレコード。ブッ飛ばしたメイショウタバルはあと300mで息上がりしんがりに終わった激しいレースだった。