2月16日(金)

清の「言いたい放題」

先週の東西の重賞競馬は実に見応えがあった。まず、第117回京都記念。プラダリア、ベラジオオペラの叩き合い。1番人気のベラジオオペラはプラダリアの直後でレースを進める。プラダリアは3コーナーから4コーナーにかけて先に好位置に上がり、いつでもスパート出来る態勢を作った。やや後方になったベラジオオペラ。
直線に入るや、外目へ出して早目に追い出されたプラダリアに対し、これを追ったベラジオオペラの方は一瞬、窮屈なところへ入ったが、そこを割ってプラダリアに迫る。馬体が合いそうで合わなかった。プラダリアが最後の踏ん張りをみせ、3/4差振り切った。この2頭は、大阪杯(GI)で顔を合わせるだろう。結果やいかに、だ。
東京の共同通信杯は、3戦3勝、最優秀2歳牡馬に選ばれたジャンタルマンタルが当然の1番人気。スタートするや、スローペースになりかけ、各馬ややかかり気味。ジャンタルマンタルも3番手と好位置に思えたが、やや前だったか。
丁度、落ち着きかけたところへ、5、6番手にいたジャスティンミラノが外から2番手へ、これもスンナリと無理なくだった。
4コーナーを回るや、内目を通り、早目に先頭。4、5番手にいたジャンタルマンタルが外目から懸命に追ったが、2番手まで。
ジャスティンミラノ、危なげなく2戦2勝とした。「ここを目標にしていた」と友道調教師。この厩舎の、ここからのクラシックへ向けての動向が興味深い。皐月賞へ直行だろう。狙うは自厩舎4頭目となるダービーだ。