3月8日(金)

清の「言いたい放題」

今年もいよいよ本格的GIシリーズが始まる。それを控えて、重要な前哨戦が次から次へと行なわれる。
先週、3月2日(土)は、桜花賞に直結する第31回チューリップ賞。高松宮記念への第19回夕刊フジ賞オーシャンステークス。3日(日)には皐月賞への第61回報知杯弥生賞ディープインパクト記念。
チューリップ賞、弥生賞はキャリアの浅い3歳馬たちだけに、なかなかつかみきれなかった。
そんな中、チューリップ賞を勝ったスウィープフィートは乗り替わった武豊騎手。さすがの手綱捌きで見事な追込みを決めた。当人もかなりの手応えを得たようで、同馬は本番の桜花賞でも要注意以上の存在となるだろう。
弥生賞の方は、2戦2勝で、又、高額馬としても注目のダノンエアズロックだったが、大幅な体重増で動きが今イチで、後半は全く見せ場なく終わった。次走、確りと見極めたい。
反面、向こう正面で早々に動いたコスモキュランダの勢いが良く、そのまま押し切ってしまった。M.デムーロ騎手、久々の彼らしい乗り方。ただ、本番でどうだろう。これ又、もう一度見てみたい。2着したシンエンペラーはまだ幼いところがあって矢作調教師が言うところの「まだ小学生」。しかし、一走毎にしぶとさを増していて、捨て難い。
一方、高松宮記念の優先出走権が与えられるオーシャンステークスを完勝したトウシンマカオは、重賞2連勝で、これは「主役だ!」の手応えを得た。今年も早や、あれやこれやと思いめぐらす日が続くことになった。時の流れは早い。