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社員インタビューInterview

制作の仕事

目の前のチャンスを
一つずつ掴んでいきたい

制作局 制作部

赤司 京香

赤司京香

自己紹介

制作局制作部の赤司京香です。2020年の入社以来制作部で働いています。現在の担当は「千原ジュニアの座王」(以下「座王」)と「1時50分からはスローでイージーなルーティーンで」(以下「スロイジ」)です。

仕事内容は?

「座王」FD(フロアディレクター)兼 チーフAD(アシスタントディレクター)※現在はディレクター、「スロイジ」ディレクター、3月放送の「R-1グランプリ」ADを担当しています。
ADの業務としては、会議のスケジュール調整、会議資料の整理・作成、議事録作成、ロケ・収録の準備、放送素材(放送に使う映像)の許可取り・手配、出演者のリサーチ、編集準備・収録された映像の管理、出前の発注など…。文字上で紹介してもキリないですが、実務として実際に働いてみてもキリないです。ただ、そんなADの業務がそれぞれのテレビ番組の根幹を支えています。
「座王」では千原ジュニアさん、「スロイジ」ではミルクボーイさんにカンペを出しています。スタジオのリーダーとして、ディレクターと会話をしながら、出演者やADに指示を出して、番組を進行しています。

1日のスケジュールTime Schedule
午前
「スロイジ」会議資料準備、リモート会議のセッティング
「スロイジ」金曜班会議
前回放送の反省、今後のキャスティング、収録であつかう内容などを決定します。

「座王」制作フロア打合せ
制作スタッフ(ディレクター、FD、AD)の動きや役割を確認。
午後
「座王」技術打合せ・位置決め
技術スタッフとカメラの撮り方を中心に打合せ。ネタの内容によっては、キスの顔の角度や、土下座の深さなど…通りすがりの人がいたら耳を疑うような内容を、大人たちが真剣に話し合います。

「座王」カメラリハーサル
全体で本番同様の流れをスタッフだけでリハーサル。出演者の立ち位置、座り位置、収録中に入れ込む小道具の位置を確認。男女も年次も関係なく、スタッフが出演者役になって、ネタのリハーサルします。面白い時は笑うし、面白くなければバチバチに滑らされます!!!私は1年目、リハが怖すぎて収録の度にお腹痛くなっていましたが、それぐらい色んな意味でガチです。

収録準備&昼食
「座王」収録本番
フロアディレクターとして千原ジュニアさんにむけてカンペを出しています。良くも悪くも、自分の振る舞いがそのまま現場の雰囲気を左右してしまうので、情けないほど緊張で手が震え、情けないほど声がうわずります。

「座王」SNS告知用動画収録
本番後に、SNS用の動画を収録しています。カンテレへの就職に興味がある方は、ぜひ「座王」のTwitterもフォローしてください。
夕方
「R-1」打ち合わせ
放送直前の告知番組についての打合せ。収録が大幅に押したとはいえ、会議に2分遅刻して参加するという不道徳極まりない行いをしても、嫌な顔をする先輩は1人もいませんでした。とても優しいハートフルな職場です。

「スロイジ」全体会議
メインコーナーの演出から、「スロイジ」マスコット犬・テスちゃんの出勤日まで、あらゆる機密情報が話し合われます。

「スロイジ」構成作成
大人気YouTuberの竹脇まりなさんと3分間トレーニングする「痩せるーティーン」というコーナーのディレクターを担当しています。トレーニングの内容、テーマ、トレーニングに使用する楽曲、テロップの内容、スタジオメンバーとまりなさんの疑似掛け合い(大喜利風のやりとりになる時もあります)など、すべて構成に入れ込みます。
帰宅
その日放送されたバラエティ番組、情報番組を見て勉強。と言いつつも、実際はYouTubeの韓国アイドルの動画を漁ります。

これまでに一番やりがいのあった仕事は?

自分の特番を担当した時です。カンテレ入社8年目以下の制作部員を対象に、放送作家・高須光聖氏、元・テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏、ディレクターの名城ラリータ氏に企画書とVTRを審査していただく番組で1位になり、特番化されました。
「視聴者1人テレビ」と題し、一般の方たちのメッセージVTR作りをお手伝いし、普段は不特定多数の人に見てもらうテレビを、特定個人のためだけに作って放送しよう、という企画です。歴史的寒波を記録した雪の日も、熱中症警戒アラートスレスレの猛暑の日も…他番組の業務の合間を縫いながら、老若男女問わず数えられないくらいの人数に街頭インタビューを繰り返し、番組コンセプトに沿った一般の方を探しました。そして、密着する人が決まった後も、そこからロケ・編集・ナレーション録り…全て担いました。大事な感動的なロケの当日に、過密スケジュールだったからか、唇が原因不明の腫れを起こして、ア○ゴさんみたいな信じられない口元になりましたが、マスクをして、そのままロケもやりきりました。
放送まで無事終わり、大多数の方にとっては30分のよく分からない深夜番組だったかもしれませんが、出演頂いた佐久間宣行さんや、SNS上でも視聴者の方からジワジワと好評いただき、やってよかったなと思いました。

オフの過ごし方は?

お笑いライブに行ったり、古着屋を巡ったり、海外の人気ブランドのコレクションを見たりしています。
お笑いライブに関しては、大学が東京で、当時から新宿・下北沢の小劇場、お笑いサークルのライブなども行っていたので、今でも配信含めたら東京・大阪関わらず、ライブをよく見ます。昔は観客席から見ていた芸人さんと一緒に現場で仕事をするようになり、とても感動しつつ、不思議な感じです。
古着は、カンテレの近くに中崎町という激アツ聖地がありますので、遠方の学生さんも安心してください。
海外のコレクションを見るようになったのは、アーティストの友人から表現の勉強になる、と勧められたことがきっかけです。私の一番好きなコレクションは、LV 2020年春夏コレクションです。ソフィーの音楽で、ソフィア・スタインバーグのウォーキングが見られるという至高のコレクションです。

カンテレの未来をどう切り拓く?

偉そうに何か言える立場にはないのですが…カンテレは若手にも平等にチャンスをくれる懐の深い会社だと思います。
自分の話になって申し訳ないですが、就活の時から「自分の長所」を探すのが苦手でした。自分には輝かしい経歴も無く、この業界で生きていくホスピタリティもバイタリティも無い人間だと思っていました。しかし、今の職場では自分を認めてくれる人がいます。天才的なひらめきがなくても、丁寧で確実に仕事をすれば、自分の事を認めてくれる人がたくさんいます。
私の同世代には「テレビ」を置いてなくても、「テレビ番組」を何かしらの方法で見ている人は意外とたくさんいます。『テレビは斜陽産業』そんな誰にでも語れることに心を砕いていないで、とりあえず目の前のチャンスを一つずつ掴んでいきたいです。

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