自己紹介
コンテンツビジネス局東京コンテンツ事業部の前田彩佳です。2013年に入社し、報道部や宣伝部の経験を経て、2019年に現在の部署に配属となりました。
仕事内容は?
海外番販の仕事は、大きく分けて①番組の海外販売②ドラマのリメイク権の販売③バラエティ番組のフォーマット権販売④海外のクライアントとのコンテンツ共同制作の4種類になります。最近では、これに加えてキャラクターを使ったビジネスにも注力し始めており、今後さらに広げていく予定です。
世界各地で開かれるコンテンツの見本市に参加し、海外のバイヤーたちと商談を行っています。チームとして毎年10回ほどの見本市に出ており、エリアごとに分担しています。昨年度私は、上海、シンガポール、香港の見本市に参加しました。
見本市では、各国のバイヤーと30分ほどの短いミーティングを繰り返します。相手が何を目的として来ているのかを聞きながら、カンテレのコンテンツがそのニーズにどう応えられるかを探っていきます。また、大勢のバイヤーや業界関係者向けにカンテレコンテンツをプレゼンすることもあります。


1日のスケジュールTime Schedule
海外出張時のスケジュールです。
基本は子育てと仕事の両立のため時短勤務で働いています。
- 朝
-
起床&メールチェック
ミーティング
朝食の時間からすでにミーティングが入ることもあります
ブースセッティング
見本市会場へ移動しカンテレのブースのセッティング - 日中
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商談
各国のバイヤーとひたすら商談。合間には会場を回って世界のトレンドをチェックしたり、他社のブースを訪問したりします。 - 夜
-
ミーティング・イベント参加
夕食もミーティングを兼ねていることが多いです。夜にも見本市のイベントが開催されることもあるので、ネットワークを広げるためにイベントに参加することもあります。
予定がない場合は現地のローカルフードを食べに行ったり、子どもへのお土産を探しに行ったりと海外出張を満喫しています!


これまでに一番やりがいのあった仕事は?
直近で一番やりがいを感じたのは、インドネシアでの新規クライアントとの契約です。私は現在、東南アジア地域を担当しているのですが、見本市で出会ったクライアントの担当者と半年以上に渡るやり取りの末、契約を結ぶことが出来ました。
契約書を作成する中で、相手からはインドネシアの法的事情から、独自の条項を加えたいという要望がありました。そのため、会社としてその条項を受け入れられるかどうか、判例から調べたりもしました。
カンテレとしてインドネシアの会社との契約は初めてでわからないことが多かったですが、相手の要望に対してすぐに「No」とは言わず、一度受け止めてから柔軟に対応したことで、契約が成立したことに、やりがいを感じました。今後もこの姿勢を大切にしていきたいと思っています。
オフの過ごし方は?
私は小学校6年生のころからずっとハリー・ポッターが大好きで、それがきっかけで英語の勉強もし始めた程です。本社勤務の間はUSJに年パスで何度も通っていました。東京勤務になってからは、ハリー・ポッターのテーマパークである「スタジオツアー東京」を訪れたり、舞台を観に行ったり、コラボ商品を買ったりと、引き続き“推し活”を楽しんでいます。
香港の見本市に行った際には現地のスーパーで、日本では手に入らないハリー・ポッターのパジャマを見つけて、子供用のものでしたがつい買ってしまいました(笑)

カンテレの未来をどう切り拓く?
これからの時代、テレビ番組を放送後に収益化するだけでは、コンテンツビジネスとしての発展に限界があると感じています。だからこそ、「売れるコンテンツを待つ」のではなく、「売れるように仕掛けていく」「売れるコンテンツを作っていく」ことが重要だと考えています。そのために、海外での商談やマーケットに出向き、現地のニーズやトレンドを直接感じ取り、それを社内に持ち帰って提案することで、新しいビジネスの可能性を探っています。
カンテレの強みである制作力と、配信など新たなビジネスとの連携を活かし、海外のクライアントと共に新しい価値を創り出していきたいと考えています。





