7月15日(火)

第480回 田辺道「~知恵の神を祀る蟻通神社~」

田辺道—たなべみち

田辺道
田辺道
和歌山県田辺市を通る田辺道。
街道の近くにある蟻通神社には、御神木にまつわる伝承や神社の名前の由来ともなった伝説が残されています。
田辺道、そこには【知恵の神を讃える伝説の轍】がありました。

紹介した内容

蟻通神社—ありとおしじんじゃ
蟻通神社は「御霊さん」と呼ばれ親しまれている神社です。
境内にある、樹齢2000年といわれる御神木の霊樟は、田辺の町が火災に襲われたとき、この木から水が噴きだし、神社への延焼をくい止めたという伝説が残ります。
蟻通神社
蟻通神社

道の記憶 蟻通伝説

蟻通しの神—ありとおしのかみ
紀州田辺に他国から使いがきて、この地の神々へ、ホラ貝に一本の糸を通せという難題をだしました。
ひとりの神さまが蟻を糸で結び、甘い蜜で誘うことで、ホラ貝に糸を通したという伝説が残ります。
その神は蟻通しの神と呼ばれ大切に祀られています。
蟻通しの神
蟻通しの神