2月18日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は能登半島地震に関する報道の「ヘリコプターを使った取材」についてのご意見を取り上げます。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜よる10時放送のドラマ『春になったら』などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『ニュース』 (メール/60代/女性)

  • 地震のニュースを見ましたら、ヘリが飛んでいますね。過去の地震で被災者さんたちが口を揃えて訴えておられました。ヘリの爆音で生き埋め等になった人たちの、か細い救いを求める声が聞き取れず、沢山が亡くなったと。やめてもらえませんか?報道って、何をしてもいいんですか?人命第一でしょう。お控えください。

『報道特別番組』 (メール/50代/男性)

  • 能登地震の特別番組を視聴しておりますが、ヘリコプターでの取材が非常に不愉快です。すぐにやめるべきです。過去の阪神大震災や、東北の大地震でもヘリの騒音が救助の妨げになったとか、被災者の感情を逆撫でたなどの多くの事例が、教訓としてまるで生かされてないからです。地上からの中継に変わった瞬間、バラバラとヘリの騒音が鳴り響いているのが聞こえます。「知る権利」「報道の自由」を履き違えていませんか。よく考えてください。

  • 報道センターの回答

    ヘリコプターを活用することは、災害現場の様子を即時に、多角的に伝えることができ、状況把握や人命救助にも有益と考えています。しかし阪神・淡路大震災などでは、騒音が問題になったこともあり、その教訓から日本民間放送連盟や日本新聞協会ではガイドラインを作成しています。具体的には、周辺住民に不快感を与えたり、迷惑にならないよう細心の注意を払うとともに、騒音軽減のため、より高い飛行高度を保つようにしています。もちろん救助の妨げにならないことにも注意しています。

  • コメンテーターから

    佐藤卓己さん
    私は、ご意見をくださった方の気持ちはよくわかりますし、ヘリコプターの騒音そのものが嫌だという気持ちもよくわかりますね。日本は災害の多い国なので、むしろ衛星画像みたいなもので写せるような技術を、報道でも利用していくことが重要だろうと思います。もしもヘリコプターじゃないとダメだとしても、最小の騒音で済むように報道協定なり区域を分担するなり、様々な対応が必要だろうと思いますね。

    わかぎゑふさん
    阪神淡路大震災の時に(ヘリコプターの騒音が)問題になったっていうことを、私もよく記憶しているので、ヘリの音がすれば私だってすごく気になるし、「ああ、やっぱり飛ばすんだ」って思う気持ちもすごくよくわかるんです。ただ今回の場合は(被災地が)半島で、上に(北に)行く道路が寸断されている状況のときに、俯瞰して被害を測るという意味では、ヘリコプターを飛ばさなきゃいけないという事情があると、私は思っているほうなので、そこの兼ね合いですよね。本当に(ヘリコプターが飛ぶ)数が減ればいいのか、それともやっぱり(ヘリで)飛んだ方がいいのかっていうのは、ケースバイケースじゃないかと思いますけどね。

カンテレACT

関西テレビが、様々な事業や社会貢献へのアクションを通して、どのように企業としての社会的責任を果たそうとしているのかについてお伝えする「カンテレACT」のコーナー。今回は、2022年度からリニューアルしている、「SDGs出前授業」についてお伝えします。「SDGs出前授業」は、SDGsとは何かといった教育・啓発を目的に、対話を通して学ぶワークショップ形式の授業です。今回は入社2年目の記者による、初めての出前授業の模様をご覧いただきます。
松原市立恵我小学校でのSDGs出前授業
松原市立恵我小学校でのSDGs出前授業
2024年度もSDGs出前授業に参加希望の学校を募集
2024年度もSDGs出前授業に参加希望の学校を募集
ゲストは入社2年目で記者歴は半年 報道センター樋口諒
ゲストは入社2年目で記者歴は半年 報道センター樋口諒

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2024年2月25日(日)あさ6時30分放送です。