11月26日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「同じニュースをローカルでもう一度やるのはなぜですか」と「“ら”抜き言葉がテロップでは修正されるのはなぜですか」の二つのご意見にお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜よる10時放送のドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』の特製グッズを差し上げます。

『FNN Live News days』 (メール/40代/女性)

  • 関西で起きた事件・事故などを全国ニュースで取り扱ったにもかかわらず、関西ローカルの時間帯で全く同じ内容をもう一度伝えるのはなぜですか。無駄ではありませんか。他のニュースを伝える時間に回せないんですか。

  • 林アナウンサーからの補足説明

    平日午前11時30分から放送している『FNN Live News days』では、前半は東京のフジテレビから全国のニュース、後半は関西テレビから関西と徳島のニュースを放送していますが、この日は全国で放送された関西のニュースを、もう一度関西テレビからも繰り返しました。

  • 報道センターの回答

    基本的にフジテレビ系列の地方局は、それぞれが担当するエリアのニュースを取材し、ローカルの時間帯で放送しています。それらの中から、「全国の視聴者にも伝えた方がいい」と判断したニュースが全国で放送されています。重複するという理由でローカルでの放送を見送る場合もありますが、重ねて放送したほうがいいと判断する場合もあり、ニュースの内容や事案によって対応は違います。

  • コメンテーターから

    佐藤卓己さん
    私は2回繰り返されても、特に違和感は感じないですね。というのは、ニュース番組が伝えるべき情報とは、ニュースの内容そのものよりも、「どういうニュースが重要なのか」、つまり私たちが考えなければいけないアジェンダ(議題)を提示することです。それがニュース番組の一つの機能だと思います。そうすると、全国でいま考えるべき問題と地域ごとにいま考えるべき問題が「同じものになっている」わけですから、まさにそのアジェンダ(議題)が重要だと伝えているわけです。そのようにニュース番組を見る必要があると思いますね。

    わかぎゑふさん
    先生みたいな見方をしている方ばかりじゃないと思いますけど、せっかく関西で、もう一回(同じニュースを)やるんだとしたら、もうちょっと(編集や原稿を変えることで)深い話にしていただくとか、ちょっと工夫がほしいですね。

『問い合わせ』 (メール/70代/男性)

  • 個々の番組についてではありません。現在の日本では、「ら」抜き言葉は一般的で、ほとんどの人が「見れる」とか「着れる」と言いますが、テレビのインタビューなどでは、インタビューされている人が「見れる」と言っているのに、字幕では「見られる」と訂正してあります。どの局でもそうしています。放送局にはマニュアルがあって、「ら」抜き言葉は間違いで、必ず「ら」を入れて字幕を作成することになっているのですか。気になりますので。

  • 報道センターの回答

    「ら」抜き言葉は、話し言葉としては広く使われていますが、字幕テロップとして書き言葉にすると違和感があり、誤用と認識されると考えて、補う形で「ら」を入れています。字幕テロップを作成するときには、正しい日本語を使用するようにしていますので、「ら」抜き言葉に気づいた場合には、修正して字幕を出しています。

  • 林アナウンサーからの補足説明

    文化庁の令和2年度「国語に関する世論調査」によりますと、代表的な「ら」抜き言葉、「来れる」「見れる」を使う人の割合は5割を超えているそうです。日常会話で「ら」抜き言葉を耳にする機会は増えていますが、共通語としては“誤り”とされ、テロップなど文字で表示する時には訂正しています。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    こういう話題が出たらいつも言っていますけど、やっぱり言葉って進化するものなので、「ら」抜きになっていって、これが(言葉として)人権を得てしまうと、もう「しょうがない」っていうふうになっていってしまうんですけど。個人的に私は「ら」が入っている言葉がすごく好きなんです。「見られる」とか「食べられる」とかいうと、すごく響きがきれいで、単純にそれだけですけど。あまり好きではないです、「ら」抜き言葉自体は。

    佐藤卓己さん
    私は、「ら」抜き言葉に関しては、あまり抵抗感がないですけど。「正しい日本語」という考え方自体にも、「物事には正解があって、その正解通りに答えなくちゃいけない」みたいな、学校の規則みたいなものを感じるので、それを「厳密にやっていこう」という発想の方に違和感を覚えます。コミュニケーションは意味が正確に通じればいいわけですから、「字幕」でも「どう分かりやすい字幕にできるのか」が一番重要なので、「正しく発言した通りに書く」だけでも、いけないでしょうね…。「ら」を入れて文字化するのが、必ずしも正解だとは思わないですね。

カンテレACT

関西テレビが、様々な事業や社会貢献へのアクションを通して、どのように企業としての社会的責任を果たそうとしているのかをお伝えする「カンテレACT」。今回は、ことしのSDGs週間(毎年9月末の1週間)に開催された「国連を支える世界こども未来会議 in OSAKA」についてご紹介します。この催しは、こどもたちが「住み続けられる未来の大阪」をテーマに話し合うもので、メディアパートナーとして関西テレビと朝日放送がサポートしました。スタジオには司会を務めた朝日放送テレビの上田剛彦アナウンサーと関西テレビの藤本景子アナウンサーを迎えて、当日の様子などを伺います。
朝日放送と関西テレビがイベントをサポート
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テーマにそって話し合う子どもたち
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大阪代表に選ばれたチームの発表
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ゲストは「カンテレに初めて入った」上田アナと藤本アナ
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インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2023年12月17日(日)あさ6時30分放送です。