出演者

【コメンテーター】
飯田 豊 立命館大学産業社会学部教授
しまだあや エッセイスト

【司会・進行】
関 純子(関西テレビアナウンサー)
林 弘典(関西テレビアナウンサー)
飯田 豊 立命館大学産業社会学部教授 、しまだあや エッセイスト、関 純子、林 弘典

番組紹介

『カンテレ通信』では関西テレビの番組や社としての取り組みについて、より多くの、より掘り下げた情報を提供し、又、視聴者の皆様の声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。今月からは、新しくなったVR(バーチャル・リアリティ:仮想現実)のセットより放送します。
『カンテレ通信』

11月16日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられたご意見に答える『ご意見ピックアップ』のコーナーは、「会員制など、すぐに体験できないお店の情報はいらない」と「飲食店の取材時に代金は支払っていますか、完食もしてないのでは」という二つのご意見にお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜日よる10時から放送しているドラマ『終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-』などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『土曜はナニする!?』 (メール/女性/40代)

  • 栗のスイーツで会員制のお店が紹介されたが、すぐに来店できないような店の紹介をされても何の魅力も感じない。視聴者側からすると、「何で紹介したんですか?そんな情報は雑誌ですればいいのでは?」テレビで紹介するなら、リアルタイムで行けるお店を紹介してください。

  • 制作部の回答

    番組では「一生に一度は食べたい栗スイーツ3選」というコーナーの中で、会員制のお店を1件紹介しました。すぐに行ける店を紹介してほしいというご要望もよくわかりますが、「和栗のコースを出しているお店」で「会員制」というのは非常に珍しく、情報としての価値が高いと考えました。現在は会員募集をしていませんが、和栗のプロの方から「(会員募集は)来年の春以降で、よろしくお願いいたします。順次ご案内させて頂く」という情報を補足で追加いたしました。またコースは無理ですが、「モンブランは和栗や(谷中やなか本店)で食べられます」という情報もお伝えしています。今後も情報の価値と視聴者の皆様のご要望とのバランスを探りながら、ベストな放送を心がけていきたいと考えています。

  • コメンテーターから

    しまだあやさん
    私自身は、テレビを“自分の力では知ることのできないこと”だとか、あと、“自分が体験できないものを覗く手段”として使うこともあるので、体験できないモノやお店の情報を知ることができるのは、それはそれで価値があると思っていましたが、たしかにテレビって、すごく日常的なところにあるものなので、“日常に役立つものを知りたい”というふうに(テレビを)使われている方にとっては、残念なことだったのかなと理解できました。

    飯田豊さん
    万博に関しても、会期の終盤になってくると「テレビでいくら紹介されても(特にパビリオンの)予約が取れないじゃないか」という声がよく聞かれたんですよね。「そうだな」と思う反面、僕自身は会場に足を運ぶことに不便を感じないけど、例えば高齢の方や障害のある方は、また違った受け止め方、違った見方があり得るのかなとも思います。つまり「行ける/行けない」っていう判断自体が、例えば住んでいる場所であったり、あるいは経済状況であったり、あるいは障害の有無であったり、いろんな要素に左右されるので、放送の公共性や広域性を鑑みると、そうした違いに関わらず、「情報としての価値」があるものを厳選して取り上げていくのが望ましいと感じます。

『よ~いドン!』 (メール/60代/男性)

  • ごはんを頂く時に、お支払いしていますか。また、完食せずに出て行っているように感じます。ちらっと聞いたのは、宣伝費として金は払わず、残りは廃棄とも聞きます。店側として、迷惑なのが実際だ、となじみにも聞きます。視聴しておりますが、感じが悪いです。

  • 制作部の回答

    ロケで飲食する場合は、原則として番組スタッフからお店に代金を支払っています。ただ、お支払いの意志を示しても「代金はいらない」と受け取っていただけないケースもあり、そういったときは、ご厚意に甘える場合もあります。また、ロケで飲食をさせていただく際に、カメラで撮影しているときは、数口食べたあとの料理の残りが映っているため、完食せずに出て行っているように受け取られるのかもしれませんが、カメラがとまってからタレントさんが残りを食べて完食されるケースも多く、番組としても廃棄処分を極力防ぐ努力をしています。

  • コメンテーターから

    しまだあやさん
    実は私もこの間、ごはんの取材があって、“2時間くらいで世界のいろんな料理を4皿くらい食べる”っていうのをやったんです。さすがに一人なので、おなかいっぱいになったんですけど、そういった場合には、お店の方に「これをテイクアウトできませんか」って相談して、「いいよ」って言ってもらったら詰めてもらって、帰ってからみんなで食べて、そしたら後日、一緒に食べた仲間がそのお店に行って(店からも)「来てくれたよ」って喜んでもらった経験があることを思い出しました。自分が食べて余ったものをテイクアウトさせてくれるお店っていうのが、まだまだ海外と比べたら少ないと思いますけど、そういったものが普及していくとエコの観点からもいいんじゃないかなって思いました。

    飯田豊さん
    ご意見をくださった方のように、食品ロスに対する視聴者の目線というのは、昔に比べてかなり厳しくなっていると思います。同じように、ロケの現場における出演者のふるまいも周囲の人たちの厳しい目にさらされていると思うんですよね。特に最近は、取材対象者に対しての不義理がSNSで拡散されることも珍しくなくなってきました。そういうことからも、お店に迷惑をかけたり、感じの悪い取材というのは、無くなったとまでは言えませんけれど、昔に比べると格段に減ってきているんじゃないかと思います。とはいえ、現場であまりにも行儀良すぎると面白いロケにはならないので、厚かましさも演出のうちというところで、ギリギリのバランスを追求されているんじゃないかなと受け止めています。

カンテレEYE

関西テレビの番組やイベント、さらには社会貢献への取り組みなどを題材に、メディア企業として、どのようなメッセージを発信し、視聴者はそれらをどう読み解き、付き合っていくべきなのかについての情報を提供する『カンテレEYE』のコーナー。今回は、9月の開催初日から話題を呼んでいる神戸市立博物館で開催中の美術展「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展-夜のカフェテラス-」についてご紹介します。
神戸市立博物館で現在開催中の「大ゴッホ展」
神戸市立博物館で現在開催中の「大ゴッホ展」
VR技術でスタジオにゴッホの名画を再現
VR技術でスタジオにゴッホの名画を再現
ゲストは「大ゴッホ展」を担当する事業部の柳百恵
ゲストは「大ゴッホ展」を担当する事業部の柳百恵

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2025年12月21日(日)あさ6時30分放送です。