『大阪国際女子マラソン』チーム

カンテレの中継は世界一!
2020東京オリンピックへ続く道は俺達が作る!

MEMBER PROFILE

澤田 淳司

スポーツ局スポーツ部
(1998年入社)経済学部卒

2011年から大阪国際女子マラソン1号車ディレクターなどを担当。2017年からは総合演出を務める。そのこだわりの強さと番組にかける想いは人一倍!全ての時間を仕事に注ぐ、まさに「サムライ」

石田 一洋

編成局アナウンス部
(2014年中途入社)商学部卒

主にスポーツ中継やニュース番組のスポーツキャスターを担当。2016年大会(福士加代子選手が優勝)で初めてメイン実況として感動のドラマをお茶の間に届けた。

藤松 智哉

制作技術局制作技術センター
(2007年入社)工学部卒

大阪国際女子マラソンに技術スタッフとして携わること10年!移動中継車に乗りながら選手を至近距離で撮影し続け、前回大会でチーフカメラマンに指名!バリバリのスポーツカメラマン

田中 潤

スポーツ局 スポーツ部
(2012年入社)スポーツ健康科学部卒

営業から長年希望だったスポーツ部へ異動して1年、前回、一番思い入れのあった番組「大阪国際女子マラソン」を ADとして初めて担当!将来は尊敬する澤田Dのポジションを狙っている!?

Thema. 01

なにわを舞台に繰り広げる
大阪国際女子マラソン
42.195kmのドラマを
描く仕事がしたい!

澤田

僕はスポーツの仕事をしたくてカンテレに入社しました。
今ではマラソンへの想いは人には絶対負けないけど当初はそうでもなかった。

田中

え!意外!
だって澤田さんは24時間、マラソンのことしか考えてないんじゃないかと思うくらい熱いですもん。

澤田

2002年のAD時代、マラソン中継に初めて携わらせてもらった時、本番が終わった後にベテランの技術スタッフの方が涙を流していた。それを見た時に自分が恥ずかしくなったんですよ。自分はどこまで真剣に取り組めていたのかなと。
その時、“人生かけて挑むマラソン選手くらい熱い想いをもってこの仕事をやらないといけない!想いがなければやっちゃいけない”と強く思ったんです。

藤松

僕はスポーツの仕事がしたいから、とカメラを希望したわけではなかったです。
思い入れもそこまで大したことなかったかも・・・。

澤田・石田・田中

(笑)

藤松

でも、内定後に大阪国際女子マラソンの中継をお手伝いして、興奮というか、かなり面食らいました。ただの中継、ただのスポーツでは語れないなと。
そのマラソン中継を10年やれているのは有難いです。

石田

僕は、スポーツの実況がしたくてアナウンサーになりました。人生で一番感動したのが、1997年のジョホールバルの歓喜(日本が1998年FIFAワールドカップフランス大会に初出場を決めた試合)。映像と実況がセットで記憶に残っています。〝実況アナの言葉は歴史に残る″、自分も歴史的な瞬間に立ち会って、そのシーンに言葉で付加価値をつけられるような仕事がしたい!そう思って、スポーツに関わって生きていくと決めたんです。

田中

僕は、営業に5年いたんですが、スポーツ部に行きたい思いが強すぎて、スポーツの企画書を書いては、澤田さんに見ていただいたりしていました!「一生懸命に書いたのは分かるけど・・・オモロない」と言われましたが(笑)。

石田

田中は、トライアスロンの日本代表という経歴の持ち主なんだよね!?何が得意?

田中

もちろん、RUN、ですね!

澤田・石田・藤松

さすが!(笑)

澤田

大阪国際女子マラソンは38回目を迎えますが
その伝統を引き継ぎ、新たな歴史をこれからも作っていきたい。

藤松

次の42.195kmのドラマもこのメンバーで頑張りましょう!

Thema. 02

初めての挑戦にまだまだ貪欲!
大阪国際女子マラソン裏話

田中

一言にスポーツ中継、と言ってもこんなに綿密な台本があるんだ!
と初めはびっくりしました。

澤田

マラソンでいえば、「○.○○km地点で何が起きる」など、全て綿密に考えて台本を細かく作っています。ぜんぶ予測。生中継は何が起こるかわからないから。でも予測がきっちり立てられるように、徹底的に下準備をする。

藤松

始まりは、飲み会の席で(笑)

澤田

そうですね(笑)まずは本番の半年前くらいに、「あれがしたい、これがしたい」と、飲みの席でラフにね。ディレクターとしては常に新しい挑戦をやりたい。それを技術的にはどう?できる?って。

藤松

初めは断るんです。結構無茶な注文が多いので!
技術的に確信が持てない時は一旦断るんですけど、澤田さんの熱意がすごくて・・・。

澤田

うちの技術は世界一と思ってますから。僕らは、日本一ではなく、世界一のマラソン中継を目指す。
カンテレに脈々と受け継がれている伝統です。

藤松

そこからは、要望通りのことができるかどうか、何度も何度もテストします。
8割くらいの確信を得てから実際に動き出す。

田中

その一つが前回大会の、ママチャリで追いかけるカメラ、通称「チャリカム」ですね!?

藤松

別名「チャーリーママ」「チャリーカムカム」。

石田

通常、中継車の周囲にいないと、カメラの映像は電波にのせられないんです。でも、チャリカムの凄いところは、自転車のカメラからそのまま電波を飛ばせるようにしたこと。どこで撮った映像でも電波にのせられる環境を作ったんですよ。

澤田

そもそものきっかけは、2018年の有力選手・松田瑞生選手。彼女のお母さんが当日自転車で追いかけて応援するというので、僕らも自転車でお母さんに密着取材し、それを生中継の電波に乗せるという発想でした。台本には「28.6k辺り、お母さん、声かけ」と書いています。まったくの想定ですよ。本当に現れるかどうかわからない。でも、事前の徹底情報収集で予測を立てる。
お母さんが松田選手に声かけするなら、それより前に、松田選手の紹介VTRや母子のストーリーを描いておきたいし、という具合に石田アナも交えてサイドストーリーの台本を練るわけです。

石田

わざわざお母さんにカメラ一台を割くのか、ですよ。ここまでやる中継はほかにない。

藤松

自転車中継の電波は携帯電話のように弱いから、途中で落ちるかもしれない。
放送事故になるかもしれない危険はありましたが、それよりも全員が挑戦したかった。

澤田

レース中の選手は喋れないじゃないですか。ゴールして初めて声が出る。だから、石田アナの実況や解説者のコメント、VTRで選手の感情を表現する。レースを描くとともに、それ以上に人間を描く。うちの中継はこれで世界一を目指しています。

Thema. 03

気持ちは選手と一緒に走る!
選手と同じコースを走って、
見えてくるものとは……!

田中

選手は、プライベートもなにもかも捧げて全力で挑んでいます。そういう人間性を描く中継をするなら、向き合う僕らも全力でやらんとあかんなぁって。コースの下見では実際に僕らも走って。

澤田

テレビ局のスタッフが選手と同じマラソンコースを走る話は、他局ではあまり聞かないよね。

藤松

技術スタッフももちろん一緒に自分の足で走ります!だからこそ本番でいい画が撮れるし、いい音が録れる。

澤田

2018年の大会では、本番2週間前にスタッフで走った時、たまたま松田瑞生選手のコース試走時間に重なり、勝負どころの上り坂で遭遇したんですよ!松田選手の走りを本番直前に直に見ることができて、中継のイメージがどっと湧きました。みんなで頑張ってきたから、神様が会わせてくれたんだなぁと。

石田・藤松・田中

(笑)

石田

実況アナウンサーって、レースの2時間半好きなように喋ろうと思えばできるけど、僕自身は選手の熱量はもちろん、ディレクターの想いもたくさん汲んで喋りたい。誰より長い間番組のことを考えてきているわけですから。大阪国際女子マラソンにおいては中継本部が立ち、プロデューサーも技術もアナウンサーも、数カ月同じ場所で共に作業するので、特別な連帯感が生まれるんです。

澤田

石田アナの名実況は、2016年大会での福士加代子選手ゴール直前のシーンだよね。3度目の大阪国際女子マラソン挑戦で初の優勝、リオ五輪への切符をつかんだレース。「8年前はボロボロだった、でも、今は違う景色が広がっている…!
これが8年間の福士の成長!」。
石田アナの隣にいた解説の増田明美さんが涙して喋れなくなって…。

石田

長居公園に戻ってきたら、福士選手の8年間を振り返ろう、と提案してくれたのは澤田さんでしたよね。何度も何度も転倒しながら決して諦めず、ふらつきながらフィニッシュした初マラソンから8年。選手が背負ってきた人生を感じさせる実況をしたくて、そのために、僕も2時間半の間にさまざまな言葉を散りばめて積み重ねました。

澤田

ドラマチックという言葉がありますが、まさにマラソンは「ヒロインが生まれる2時間ドラマ」なんだと思います。

石田

あの後、イチロー選手がテレビの取材でぽろっと「福士選手を見て、泣きました。人が走っているのを見て泣いたのは初めてです」と言っているのを見て、ああ、福士選手の走りに感動してくれた。僕らの中継で、選手の歴史が伝えられたんだと、嬉しかったです。

Thema. 04

「マラソン中継は・・・・
最高の快楽だ!」
選手の息遣いと臨場感を
生中継で伝えたい!

澤田

大阪国際女子マラソンの中継は「最高の快楽」
と僕は常に思っています。

石田

最高の快楽。澤田さんのテーマですよね。僕も同感ですけど。

田中

マラソンスタッフみんなその想いは一緒ですよね!

石田

苦しみがあるからこそ最高の快楽があって。
僕が初めてマラソンの実況をしたのは2016年大会。本番3日前の結団式で300人近くのスタッフを前に決意表明の言葉を述べさせてもらった時、実はちょっと泣いてしまったんですよ…。
選手はもちろん、自分にこのスタッフみんなの思いを抱え切れるのか…。絶対に失敗できない!というプレッシャーで。顔を見れば見るほど半年間彼らが何をしてきたのか分かるだけに。

藤松

電波を受信するためだけに1月の極寒の高層ビルでアンテナをふるスタッフ、走り去る一瞬をとらえるために重い機材を抱えて移動し続けるスタッフ、温かいお弁当やお茶を用意してくれるスタッフ。そのおかげで、僕らが最前線でカメラを回せると思うと、言葉にならない高揚感に襲われますよね。

澤田

僕ら最前線にいる人間の瞬時の判断で、せっかくの準備を丸ごとダメにしてカットする場合もあるわけです。それくらいチームで心を一つにしているから、予測がバシッとハマると、こんな楽しいことはない!もちろん、予測していないことが起こり、瞬時にどう対応するかも生中継の醍醐味で、本当に興奮します。

藤松

中継カメラマンは、お金を払っても入れてもらえないポジションで撮らせてもらっているんですよ。土俵ぎわの砂被り、ボクシングのリング、サッカーの芝の上、マラソンランナーの息遣いが聞こえる車道。この経験はほかではできない。

澤田

過去の先輩たちを超えたい思いもありますよ。大阪国際女子マラソンはカンテレの伝統ですからね。殉職できたら本望です。

石田

澤田さんの殉職は冗談じゃなく聞こえる(笑)。

田中

澤田さんはマラソン選手と結婚されましたしね!

石田・藤松

ほんとだ!!

藤松

リアルな姿をすべて知った上で臨まれるから、次はどれだけすごい中継になるんだろうと…!

澤田

・・・何とも言えない。(照)

Thema. 05

歴史ある大阪国際女子マラソン
中継スタッフの誇りを胸に、
『待ってろ、東京。』

田中

僕は将来、澤田さんの想いを引き継いで大阪国際女子マラソンの総合演出をしたいです!

石田

トライアスロン選手だった経験をいかした中継をしてほしいなぁ。

田中

はい。僕も人間性を描くスポーツ中継をずっとしたいと思っていて、描き方を日々考え中です。
選手の苦しい思いは一番分かる存在にあると思うので。

石田

まもなく東京オリンピックなので、この大会もすごく特別なものになりますよね。

澤田

大阪国際女子マラソンで世の中に出る選手、自信を得た選手が、2020東京オリンピックにつながる。第一章を僕らが伝える、とも言えるんじゃないかな。

藤松

たぶん、自分がこの仕事をする中での日本での五輪は、人生最後だと思うんです。
大阪国際女子マラソンから、東京オリンピックに出場する選手を出したいですよね。

石田

藤松さんは過去の五輪でもカメラマンとして撮影してますよね?

藤松

はい。リオデジャネイロ(2016年)で、バレーボールの決勝戦を撮りました。あれは一生の記憶になった。

石田

すごいよなあ。世界に配信される映像を撮った人がカンテレにいる。
アナウンサーからすれば、オリンピックの実況はゴールみたいなところがありますよ。
澤田さんもリオに行かれましたよね?

澤田

関西にゆかりのある日本人選手の密着取材で一緒に行くこともあるし、中継スタッフとしての応援もあるよ。

藤松

大変なこともあるけど、つくづく幸せな仕事ですよね。

石田

僕も、どれだけしんどくても、マラソン中継班から外されたら絶対に嫌です!!

澤田・藤松・田中

絶対そうです!!

澤田

次の大会も、東京オリンピックを目指す“選手の心”を描き一瞬を逃さないよう、勇気を持って中継に挑みたい。
来年1月27日、今からワクワクします!

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