上杉真穂選手『最後まで“攻める走り”を』

上杉真穂

昨年の大阪で「自己ベスト」の走り

昨年の大阪国際女子マラソンはどうだったか?

上杉真穂選手: 昨年は、まぁそれこそ「周回コース」になって、私にとってはラッキーで…。

周回コース好きなんですよ、割と得意で。
ずーっと同じところ走っているけど、なんか割と集中して走れるなっていう感じだし。

上杉真穂
こう、走っているうちに、だんだんペースメーカーの方とかも「引っ張るクセ」があるじゃないですか。そういうリズムがだんだんつかめてきて、だんだんハマってくるなぁっていうのがわかるから、それこそ何にも考えずについていくだけでいいって感じで。

ついていって、ついていって…ってしてたら、ハーフぐらいで「あれ、いつの間にか周りに人がいない」みたいな感じになってたら…余計に自分も離れられないな、みたいな。

そういうところで予定通り40キロまで引っ張って頂いて、まぁラストは競り負けましたけど…自己ベスト(2:24:52)出せましたね。
上杉真穂

120%出し切る…自分の走りに集中

ライバルに対して、どう立ち向かう?

上杉選手: もうまずは、自分の走りに集中するってことじゃないかなって思います。
周りどうこうっていうよりも、とにかく自分の力を100%、120%出し切るっていう、それができた時に、それこそラストに競れてたら、絶対勝ちたいっていう思いはありますし。

自分がホントに(自分の力を)出し切って…その結果だったら、勝っても負けても受け止めらるかなっていう風には思うので。

上杉真穂
もう相手を意識するっていうよりも、とにかく自分のやること、自分の力を出すことに集中したいです。

最後まで「攻める走り」を

ポイントとなるところは?

上杉選手: もうペースメーカーいるからついていくだけなんですよね(笑)。もうホントに自分との闘いで、どこまでついていけるかなって。
どこまで攻める走りができるのかなっていうところですかね

何回もキツい波はあって、それを我慢しながら、ついていくことだけに集中して…っていうので、どこまで行けるかなっていう感じですね。

まぁでも今日(練習を)やってみて、「30キロまでは絶対に行く」。
たぶん30キロまで行ったらあと10キロだから、もう絶対行きたいと思って行くだろうから、う~ん…まぁでもそこから先だろうなって感じです、ポイントは。

上杉真穂
もし他に誰か集団に残っていたら、30キロ、35キロ…ぐらいでもしかしたら動きがあるかもしれないし、そういうのを考えたらポイントってなるのは30キロ以降になるのかなって思います。

課題の終盤はどう走っていく?

上杉選手: もうでも、ホント「気持ち」ですね。
最後まで攻める、最後まで集中力を切らさずに攻め切る、という思いだけで行きたいです。

今回の意気込みについて

上杉選手: 自分の力を120%出し切ること、で、その先にある「世界選手権の代表枠」を。
タイムで言ったら「2:23:18」を切る…っていうことを達成するために。
(当日までの)残りの日数もそうですけど、レースもしっかり集中して頑張りたいと思ってます。

上杉真穂
『パリこそ、私。』その思いを胸に
第41回大阪国際女子マラソンは1月30日(日)ひる12:00~