実は阪神ファンの前田穂南、MGCから「わずか3ヶ月半」で大阪出場！
パリ五輪への熱い思いで…「A・R・E」を目指す

前田穂南
1月28日（日）12時15分にスタートする、第43回大阪国際女子マラソン。その注目選手に迫ります！

東京で味わった「悔しさ」…パリで返す

2021年の東京五輪に日本代表として出場。自己ベスト「2：22：32」のタイムを持つ、前田穂南選手（27歳・天満屋）

代表の内定は2019年でしたが、一年の延期とコロナ禍に苦しみ、直前のケガもあって、オリンピックの舞台では実力を出し切れずに悔しい思いをしました。（東京五輪33位）
パリ五輪では悔いの残らない自分らしい走りを最後までしたいと思っています。

MGCから「わずか3ヶ月半」…大阪挑戦の理由は

大阪国際へは4度目の挑戦となる前田選手、最初は少し緊張気味に質問に答えます。
前田穂南

MGCで一番大きかった「感情」は？

前田選手： 終わって…やっぱり、自分の力を出し切れなかったのが、一番悔しいっていうのがあります。

MGCでの身体のダメージは？

前田選手： 雨が降って寒かったっていうのもあるので、筋肉が固まってるって感じで…。でも筋肉痛とかはでなかったです。（レースが終わった後も）そんなに疲労は無かったです。

東京五輪直後に右足のかかとを疲労骨折。その後もケガを繰り返し、1年7ヶ月もの間、マラソンを走ることができませんでした。満足に練習を消化できずに臨んだ名古屋ウィメンズでしたが、自己ベストを更新。MGCの出場権を獲得したのです。
前田穂南
しかし、連覇を目指したMGCでは冷たい雨に打たれ、自分の走りができず「7位」。
パリへの切符をつかめませんでした。

でも、諦めない。
パリへ…このままでは終われない。
MGCからはわずか3ヶ月半しかない。大阪を走ることを選んだのです。

ファイナルチャレンジとなる今回の大阪国際への想いは？

前田選手： MGCでは本来の力を発揮できなかったので、ファイナルチャレンジにはしっかり自分のパフォーマンスを発揮できれたらいいなと思います。

今回目指すのは…「アレ」？

（設定タイムが）2時間21分41。このタイムをどうとらえているか？

前田選手： うーん…（少し考える様子）。…そこを見てないです。

そこを見ていない？ではどこを見てる？

前田選手： A・R・E（アレ）です、ARE。（笑）

前田穂南
それまでの硬い表情から一転！パァっと笑顔に変わって、少し早口でしゃべりだしました。

前田選手： （私は）阪神ファンですよ！ただ、私が知ってる阪神はもう金本選手とか、その時代です（笑）。最近は全く知らないです。昔、1～2回は甲子園球場に応援に行ったことあります、ちっちゃい時に。なんかホームランボールが飛んできて…友達のお母さんが（取ろうとして）捻挫してました（笑）。私もまだメチャメチャ小っちゃかったので、応援の仕方を知らなくて、（選手名を）全部『弟の名前』で応援してました（笑）。

前田穂南
リラックスした明るい表情で、タイガースの思い出を語ってくれた前田選手。
阪神優勝の勢いを受け、前田選手の目指す「A・R・E（アレ）」とは、もしかして…？
レースでの走りに期待大！前田穂南選手に大注目です！
「奥村組スポーツスペシャル 第43回大阪国際女子マラソン」
1月28日（日）ひる12時から生中継！