10月7日(火)

第492回 河南大和街道「~真田幸村ゆかりの真田紐~」

河南大和街道—かなんやまとかいどう

河南大和街道
河南大和街道
和歌山県九度山町を通る河南大和街道。
九度山町は真田幸村ゆかりの地として知られ、ここで丈夫な真田紐を作り家来に売り歩かせていたといわれています。
河南大和街道、そこには【伝統の織物を今に伝える轍】がありました。

紹介した内容

善名称院—ぜんみょうしょういん
関ケ原の合戦で西軍につき敗れた真田幸村は、父 昌幸と共に九度山の地に幽閉されました。
この時に住んでいた屋敷跡にある善名称院は真田庵とも呼ばれ、境内の井戸には幸村が屋敷に落ちた雷を捕まえ、封じ込めたという伝説が残されています。
善名称院
善名称院

道の記憶 真田紐

真田が作った紐—さなだがつくったひも
縦糸と横糸を織り平たく仕上げるのが特徴の真田紐は、伸びにくく丈夫な紐で、武具や帯締めなどに使われていました。
幸村は、この紐を織って家来に売り歩かせ、資金集めと世の中の情勢を探っていたとされています。
真田紐
真田紐