11月25日(火)
第499回 津戸中道「~街道に伝わる地蔵尊の逸話~」
津戸中道—つとのなかみち
兵庫県尼崎市寺町を通る津戸中道。
この地に建つ善通寺には、かつて川に頭を捨てられ寺に戻ってきた地蔵尊の言い伝えが残ります。
津戸中道、そこには【地蔵尊のご利益を伝える轍】がありました。
この地に建つ善通寺には、かつて川に頭を捨てられ寺に戻ってきた地蔵尊の言い伝えが残ります。
津戸中道、そこには【地蔵尊のご利益を伝える轍】がありました。
紹介した内容
善通寺—ぜんつうじ
覚阿上人の開基で創建450年をこえる歴史ある寺院です。
尼崎市に現存する唯一の時宗寺院本堂で貴重な遺構として残り、境内にある八角堂には地蔵尊が祀られ信仰を集めています。
尼崎市に現存する唯一の時宗寺院本堂で貴重な遺構として残り、境内にある八角堂には地蔵尊が祀られ信仰を集めています。
道の記憶 首無地蔵尊
首無地蔵尊の伝承—くびなしじぞうそんのでんしょう
いまから300年ほど前、善通寺にある地蔵尊は有難い地蔵尊として信仰されていましたが、何者かによって頭を、川に捨てられ失ってしまいました。
しばらくして漁師が海で頭を見つけると夢に地蔵尊が現れ、寺に返すように告げました。寺に持ち込まれた頭は地蔵尊の胴体にぴたりとはまりましたが、その後、戦禍にまみれ首から下は粉々になってしまい、頭だけが無事に残ったことから「首から上のことにご利益がある」と言われるようになりました。
しばらくして漁師が海で頭を見つけると夢に地蔵尊が現れ、寺に返すように告げました。寺に持ち込まれた頭は地蔵尊の胴体にぴたりとはまりましたが、その後、戦禍にまみれ首から下は粉々になってしまい、頭だけが無事に残ったことから「首から上のことにご利益がある」と言われるようになりました。
