1月13日(火)

第506回 当麻道「~信仰が残る二上山~」

当麻道—たいまみち

当麻道
当麻道
奈良県葛城市を通る当麻道。
街道のほど近くにそびえる二上山には天武天皇の子、大津皇子の墓があり万葉集には、その死を悲しんだ和歌が残ります。
当麻道、そこには【弟を想う歌の轍】がありました。

紹介した内容

二上山—にじょうさん
標高およそ500メートルの二上山は古くは、「ふたがみやま」と呼ばれ神が宿る山として信仰されました。
岩肌をくりぬいて作られた寺院の跡の岩屋や謀反の罪をかけられ、24歳の若さで自害した大津皇子の墓があります。
二上山
二上山

道の記憶 皇子を偲ぶ歌

大伯皇女が残した和歌—おおくのひめみこがのこしたわか
うつそみの 人なる我や 明日よりは
二上山を 弟と我が見む
万葉集には大津皇子の姉、大伯皇女が、この世に生きている自分は明日から二上山を弟と思い眺めるのかと詠んだ歌が残されています。
大伯皇女が残した和歌
大伯皇女が残した和歌