11月18日(火)
第498回 津戸中道「~街道に伝わる松の和歌~」
津戸中道—つとのなかみち
大阪府高槻市を通る津戸中道。
この道の近くにある室町時代創建の本照寺には、江戸時代の歌人・冷泉為村が訪れた際に詠んだ和歌が残されています。
津戸中道、そこには【松の和歌を伝える轍】がありました。
この道の近くにある室町時代創建の本照寺には、江戸時代の歌人・冷泉為村が訪れた際に詠んだ和歌が残されています。
津戸中道、そこには【松の和歌を伝える轍】がありました。
紹介した内容
本照寺—ほんしょうじ
1427年に創建された本照寺は富田御坊とも称され、摂津地域における本願寺派寺院の拠点となりました。
本堂には、かつてこの寺にあった松の幹で作られた火鉢が置かれています。
本堂には、かつてこの寺にあった松の幹で作られた火鉢が置かれています。
道の記憶 受け継がれる松
富寿栄の松—ふすえのまつ
富寿栄の松は昭和43年まで生き樹齢700年ほどあったそうです。
江戸時代の歌人・冷泉為村は『群鶴の富寿栄の松葉枝高く広く茂れる幾千代の陰』と和歌を残しました。
鶴が群れている富寿栄の松の葉は広く茂り、長い間、朽ちることなくその木陰を残すことでしょうと詠まれた松は、現在、子孫の若木が境内に育ち、枝葉を伸ばしています。
江戸時代の歌人・冷泉為村は『群鶴の富寿栄の松葉枝高く広く茂れる幾千代の陰』と和歌を残しました。
鶴が群れている富寿栄の松の葉は広く茂り、長い間、朽ちることなくその木陰を残すことでしょうと詠まれた松は、現在、子孫の若木が境内に育ち、枝葉を伸ばしています。
