11月1日、埼玉県内を走る車のドライブレコーダー映像。
自転車専用レーンで、チャイルドシートを付けた自転車が、前に停まっていた車を左から追い越した次の瞬間…、車の助手席のドアが突然開き、後ろから来たもう1台の自転車が激突。地面に倒れた男性のもとに女性が駆け寄っている様子を捉えました。
目撃者:
「(自転車の人は)頭からぶつかっていたので、結構痛かったんじゃないかなと思います。もしタイミング悪かったら、直前に後ろに子供を乗せてる自転車も走っていたので、それも巻き込んでいたら、もっと大変なことになっていたなと思って、本当にびっくりしました」
自治体もこうした事故について注意喚起をしていて、京都府は公式YouTubeで動画を公開し事故防止を呼びかけています。
目の前で突然起きた事故について動画の撮影者は「想像もできなかった」ということです。
今回の事故の責任について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「助手席のドアが開いていたので、助手席の方が注意しないといけないのは当たり前で法的な責任がありますが、運転手にも道路交通法で同乗者がちゃんと注意をするように促す義務があるんですね。その責任を運転手が問われるということも覚えておいてください。
それから自転車の方。もちろん悪いのはドアを開けてしまった車側なんですが、停車した車の至近距離をすり抜けるということで、ドアが開くこともちょっと予測してください。ですから民事の賠償の問題になれば、少し落ち度が認定されるかもしれません。気をつけましょう」
(関西テレビ11月9日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)