東野が苦悩するR-1王者へ愛の処方箋「TV出るな」明るい未来を巡り“ガチ修羅場”「お笑い音痴なのよ」
2025/04/27

史上最年少23歳の新チャンピオン・友田オレさんの優勝で幕を閉じたR-1グランプリ2025。4月27日正午放送のカンテレ『マルコポロリ!』は、そのファイナリスト、さや香の新山さん、チャンス大城さん、田津原理音さん、ハギノリザードマンさん、ヒロ・オクムラさんが集結し、“天敵”永野さんを交えて「R-1戦士集結SP 2025」を放送。熱戦の裏側を激白する中で、田津原さんをめぐり「ガチ修羅場」が展開されました。
田津原さんは2023年王者という立場から笑いを期待されるものの、それに応えられない自分の実力に苦しんでいたそうで、現状を打破すべく再度R-1への出場を決めたとのこと。すると決勝当日、そんな彼の“平場問題”について、なんと本番を数時間後に控えたライバルたちが1時間以上の会議を開き、本気のアドバイスをしてくれたという舞台裏が紹介されました。
この話を受け、MCの東野幸治さんが「さっきも休憩中に、方正さんと真剣にボケなしで、『田津原理音の今後、どうしたほうがええかな』って相談になったのよ」と切り出し、方正さんも「なりました」と真剣な表情。
「結論を言う。…テレビ出るな!」と東野さんが話し合いの結果を通告すると、田津原さんは思わず立ち上がり「いやいや!えっ無茶苦茶やないですか」と慌てふためきました。
これに対し、方正さんは「ポジティブにやで!イッセー尾形さんみたいになってくれってこと」と一人芝居のレジェンドの名を挙げ、東野さんも「ようはネタ作って、単独ライブを毎年日本中でやって、劇場の出番と営業と、あとはグッズ売ったりして、それだけで収益上げられて生活できるようにしたら、テレビ出なくていいやんっていう話になったのよ」と、その真意についてかみ砕いて説明しました。
田津原さんがきょとんとして聞き入る中、メッセンジャーあいはらさんが「2日前に僕、田津原と一緒に仕事したんですよ。で、同じようなアドバイスも若干したんです。そうしたら、彼はテレビで人気者になりたいんですって」と後輩の思いを代弁。
しかし、ここでドーナツ・ピーナツのピーナツさんが「でも、ネタで掴んだお客さんがテレビで離れてるじゃないですか」と切り込んだところ、田津原さんは「え?今これ見たお客さんが離れてってるの!?(笑)」と戸惑いの声を上げ、「結局みんな同じこと言うてんのよ(笑)」と東野さんが納得の表情で引き取りました。
田津原さんの未来を考えるトークはまだまだ続き、「そうやで!俺だって、あいはらとトイレで自然に君の話したよ」とスイッチが入ったのは、ほんこんさん。「なんやろな~言うてて、俺は『アイツは噺家さんや』って言うてん。落語をちゃんとやっとったらええねん」と、やはり“ネタのプロフェッショナル”に徹してみてはと提案しました。
「平場やらなくなったときに、ネタを選んだっていうより『平場できなかったんだ』って思っちゃうんですよ」と苦しい胸の内を明かした田津原さんに対して、東野さんは「あのね、音痴なのよ。歌じゃなくてお笑いの、おしゃべりの音痴なのかもわからん。ピンネタやる時は事前にちゃんと音符を書けるけど…」と、田津原さんのセンスが生きるのは瞬発力が必要なトークではなく、しっかりと作り込めるネタのほうだと断言。
大先輩たちからのアドバイスを聞き漏らさぬよう集中していた田津原さんでしたが、最終的には「トークもネタも、どっちもやりたいです」とキッパリ。ほんこんさんが「お前、頑固やな!」と声を張り上げ、東野さんが手を叩いて大笑いする中、満を持してドーナツさんが「この話、ずっと繰り返してるんです」ピーナツさんも「漫才劇場で、何回もこれやりました」と続け、芸人仲間たちも同じ助言をし続けていると語りました。
永野さんが「え!?今回初めて切り込んだんじゃないの?」と驚くと、「全然。田津原さんに切れ跡何個もあります…」とピーナツさんは話し、「これ初めてじゃないんや!ごめん、俺トップ走ってると思ってたわ(笑)」と、先頭に立って才能あふれる田津原さんを明るい未来へと導きたい東野さんだったのでした。
(関西テレビ4月27日(日)正午から放送『マルコポロリ!』より)
【TVer】 https://tver.jp/series/srzhkrugjq
【番組公式HP】 https://www.ktv.jp/marco/