展示構成
「MANIAC」とは「みんなが知っている」の
ほんの少し先に進んだところから
さあ、多様性の扉を
①研究者によるマニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、
おなじみの昆虫もマニアックに深堀り!
トンボの扉

空を飛び回る不完全変態昆虫
変態によって水中から大空へと生活の場を移す空飛ぶトンボ。さらに、かじるバッタや隠れるナナフシ、攻めるカマキリ、うなるセミなど、不完全変態昆虫からムシの世界をのぞきます。
ハチの扉

まだ見ぬハチたちが待っている!
ハチを通して、ときに一方的でときに相互的な、ムシと他の生物とのかかわりあいに注目します。スズメバチやミツバチだけじゃない、不思議な姿をしたハチやアリが登場。ハチと同じ膜状の翅をもつ、ハエの多様性も必見です!
チョウの扉

ようこそチョウ・ガ・イモムシ・ケムシワールドへ!
いろいろなチョウとガのなかまを「昼と夜」などのキーワードをもとに紹介します。高い山のチョウとガ、冬に出現するガなども出てきます。イモムシ、ケムシといったチョウやガの幼虫の魅力も大きく取り上げます。
クモの扉

昆虫以外のムシたちこそまさにマニアック!
クモを中心にムカデ、ヤスデ、サソリ、ダニなどさまざまな分類群が対象です。見た目が面白い、変わった生態を持つ、国内最大といった種や、滅多にみられない貴重な種も紹介します。
カブトムシの扉

甲虫って何だ?
カブトムシのなかま、つまり甲虫は全昆虫の約33%を占める大きなグループで、大きな種も小さな種も、変わった種も、あまり変わってない種もある、とにかく多様なグループです。この展覧会ではとくに、これまであまり知られていない面白い甲虫の主や、甲虫のこまかい作りについてもくわしく紹介します。
②大迫力!マニアックなムシの巨大模型が登場!!
研究者が細部までこだわって監修した約2mの模型は必見!

下あごでアカムシを捕らえる瞬間を再現。

体を変形させて産卵する様子を再現。

透けたハネを広げて日向ぼっこしている姿を再現。

網上で長いトゲを立てている姿を再現。

構造色の体を煌めかせて飛ぶ様子を再現。
③見たことがないマニアックなムシが大集合!
10cmを超える巨大なカブトムシから、1mmにも満たない微小なハチまで…
底知れぬ多様性の“沼”にハマること間違いなし!

その姿は妖怪、それとも宇宙からやってきた謎の生物…?

パンダでもなければアリでもない。その正体はなんとハチ!

こんな綺麗な見た目でも正真正銘ハエ。

美しいクモだが、滅多にない珍種。

ダンゴムシではありません!一体なに?
④マニアックにムシを体験!
多様なムシの世界を「見る」「触る」「嗅ぐ」「聞く」で知る!

221年ぶりの大発生を現地取材!
その鳴き声の大きさやいかに…!?

中南米のみに生息するシタバチが引き寄せられるにおいとは!?

つるつるな壁を歩くゾウムシを生体展示。
電子顕微鏡でその構造に迫る!
⑤知ればムシも怖くない!?人とムシの暮らし
昆虫採集など、ムシの多様性を知る方法にも迫ります!

フェモラータオオモモブトハムシ
今から10年くらい前に日本でも見つかって話題になった
東南アジア原産の外来種。

イシガキニイニイ
石垣島でのみ生息するイシガキニイニイ。
ここ何年もみつかっていません。
©国立科学博物館、トンボの交尾=©喜多英人、リュウジンオオムカデ=©外村康一郎、ギンヤンマのヤゴ=©feathercollector / PIXTA、オオナガトゲグモ=©谷川明男(東京大学)
※画像はイメージです。
※本展は昆虫標本を中心とした展覧会です。「昆虫」以外の「節足動物」の展示も含みます。
- 主催
- 大阪市立自然史博物館 / 読売新聞社 / 関西テレビ放送
- 後援
- 大阪府教育委員会 / 大阪市教育委員会 / 堺市教育委員会
- 協賛
- 住友生命
- 特別協力
- 国立科学博物館
お問い合わせ
大阪市総合コールセンター(なにわコール)
06-4301-7285 受付時間 / 8:00~21:00(年中無休)