出演者

【コメンテーター】
わかぎゑふ 劇作家・演出家
飯田 豊 立命館大学産業社会学部教授

【司会・進行】
関 純子(関西テレビアナウンサー)
林 弘典(関西テレビアナウンサー)
わかぎゑふ 劇作家・演出家、飯田 豊 立命館大学産業社会学部教授、関 純子、林 弘典

番組紹介

『カンテレ通信』では関西テレビの番組や社としての取り組みについて、より多くの、より掘り下げた情報を提供し、又、視聴者の皆様の声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。

8月25日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「“空飛ぶクルマ”と呼ぶのはやめませんか」と「サブチャンネルへの切り替えがとても簡単だった」という二つのご意見にお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜日よる10時から放送しているドラマ「マウンテンドクター」などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『newsランナー』(メール/60代/男性)

  • いまだに“空飛ぶクルマ”という報道をされていますが、やっぱりそろそろその呼び方はやめませんか?どう見ても、一般の人がイメージするクルマとは、ほど遠いものだと思います。一番困るのが、このような報道の時に、子ども達から「これ、何でクルマなん、どこがクルマなん、タイヤもないやん」とか言われて、きっちり答えられないことです。どう見ても、乗用のドローンかミニヘリコプターのように思います。作ってる側がどのような名称にされても構わないと思いますが、たくさんの眼や耳に入るテレビの報道で、その呼び方をするのは、もうふさわしくないように感じます。

  • 報道センターの回答

    “空飛ぶクルマ”がニュースで使われるようになったのは、2018年8月以降で、経済産業省が万博に向けて強化する先端技術のひとつとして、「ドローン」と「飛行機」の間に位置づけられる移動手段を「空飛ぶクルマ」と呼称してからです。海外では「eVTOL (イーブイトール)」、日本語の正式名称で「電動垂直離着陸機」と呼ばれますが、政府の正式文書では今も「空飛ぶクルマ」という言葉が使われています。「空飛ぶクルマ」の明確な定義はありませんが、ニュースでは視聴者に伝わりやすい言葉として採用しています。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    確かに、空飛ぶ“ドローン”ですね(笑)。ただ、SFブームだった60年代とか70年代とかに“空飛ぶクルマ”というものにあこがれた世代の人たちが、(この呼び名を)お付けになったのではないかと思いますので、そろそろ変えられたらいかがでしょうか。

    飯田豊さん
    ご意見をくださった方は、(自動車との)外見の違いを問題にされていると受け取りました。ただ、昭和の黒電話と現在のスマートフォンは似ても似つかないんですけど、いまではどちらも“電話”と呼ぶことに違和感は無くなっていると思います。(空飛ぶクルマが)実用化されたら、同じように違和感が無くなるかもしれませんが……とはいえ、漢字の「車」は、車輪の形に由来する象形文字ですので、カタカナ(=「クルマ」)に置き換えられているとはいえ、簡単に納得できないのも当然かなと思います。万博の目玉としては広く知られているのですが、そこでうまくいくのかどうかという話にとどまっていて、その先の“実用化のイメージ”が定着していないので、齟齬が生じているのかなと思っています。

『プロ野球中継』(メール/50代/男性)

  • いつも楽しい放送を届けてくださり、ありがとうございます。今日の野球放送を見ていて、びっくりしたことがあったので、どうしても伝えたくてメールさせていただきました。いつもサブチャンネルへの切り替えは【リモコンの上ボタンを押すか、数字を入れて…】など、やり方が面倒くさく、TVのメーカーや機種ごとによってやり方が異なっており、「もっと簡単にできて統一したら使いやすいのに」と、東京オリンピックの頃からずっと思っていました。それが【dボタンの赤ボタン1つで切り替えられます】と表示されており、試してみたらあっさりできたことに感動してしまいました。いままで僕が知らなかっただけかも知れませんが、こういう便利な機能を知らない人も多いと思います。もっとみんなに知らせてもらいたいと思います。

  • 放送推進センターの回答

    ご指摘のあった“赤ボタンによるサブチャンネルへの切り替え”については、6月15日の『プロ野球中継』で初めて実施しました。データ放送の仕組み自体は、 “テレビ放送全体の共通仕様”なのですが、“どのような機能を組み込むのか”については、放送局ごとに決めることができます。赤ボタンでサブチャンネル、青ボタンでメインチャンネルへと切り替える機能も、“カンテレのデータ放送コンテンツ”により動作するもので、今回の『プロ野球中継』では通常出しているデータ放送コンテンツとは別のものを作成して組み込みましたので、この機能が常時あるわけではありません。これからもカンテレでは“見やすく使いやすい放送”を目指して、機能を生かしたサービスを考えていきます。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    私もこの間、初めて赤ボタンを押して感動しました。いままで、(サブチャンネルへの切り替えを)あきらめたこともあったんですよ。わかんないから「もういいや」っていうこともあったんです。ぜひ、(この仕組みを)続けていただきたいです。

    飯田豊さん
    僕は普段は、電子番組表を操作するときくらいしか色ボタンを使うことが無く、わかぎさんと同じで、サブチャンネルに切り替えようとしても毎回手間取るので、いまのお話を聞いて本当に画期的だと思いました。データ放送の基本的な仕様は、インターネットが普及するよりも前に考えられていたわけで、いまでは多くの情報が手元のスマートフォンで簡単に入手できるようになっています。だからデータ放送は、見方によっては古い技術なんですけど、まだまだ新しい可能性がありそうだなと思いました。さっき電子番組表のことを申し上げましたけど、テレビ画面は一覧性が強みで、画面が小さいスマートフォンではなかなか同じようには見られないですよね。ただ、いまの電子番組表は、新聞のテレビ欄に比べると、まだ見にくいこともあるので、もっともっと使いやすくなればいいのに、と思っています。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアはどのようにメッセージを発信しているのか、視聴者は、それらをどう読み解き、付き合っていくべきなのかについての情報を提供する『カンテレEYE』のコーナー。今回は、4月に入社した新人アナウンサー二人をゲストに迎えて、「なぜアナウンサーを目指したのか」や「学生時代にやってきたこと」といった、新人アナウンサーがどんな人物なのかを視聴者の皆様に知っていただくための内容をお届けします。

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2024年9月15日(日)あさ6時30分放送です。