出演者

【コメンテーター】
わかぎゑふ 劇作家・演出家
飯田 豊 立命館大学産業社会学部教授

【司会・進行】
関 純子(関西テレビアナウンサー)
林 弘典(関西テレビアナウンサー)
わかぎゑふ 劇作家・演出家、飯田 豊 立命館大学産業社会学部教授、関 純子、林 弘典

番組紹介

『カンテレ通信』では関西テレビの番組や社としての取り組みについて、より多くの、より掘り下げた情報を提供し、又、視聴者の皆様の声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。

6月23日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「“殺人的な”という言葉は使うべきでない」と『華大さんと千鳥くん』へのご意見を取り上げます。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜よる10時放送のドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『newsランナー』 (メール/50代/男性)

  • 熱中症特別警戒アラートのニュースで使われた、「殺人的な暑さ」の「殺人」という表現について。物事を強調しようと危険性を伝えようとする気持ちは分かりますが、「殺人」はないでしょう。公共の電波で放送されると、その影響力は絶大です。もう少し、使命感を持って言葉を選んでほしいです。

    【林アナウンサーによる補足】
    この日のニュースでは、ことしから新たに発表されることになった「熱中症特別警戒アラート」についてご紹介しました。その際に、これまで運用されてきた「熱中症警戒アラート」と、どう違うのかに言及した時に、「“殺人的 な”暑さが予想される場合」と表現したのですが、この方はテレビで許される表現範囲を越えているのではないか、と感じられたようです。

  • 報道センターの回答

    熱中症では年間1000人ほどが亡くなっていて、熱中症特別警戒アラートが発表される場合は、被害拡大が予想されています。温暖化の影響のため、歴史上、一度も経験したことのない暑さになります。そうした状況、危険性を端的に示すために、きつい表現ですが「殺人的な暑さ」と表現しました。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    いまは“命の危険がある”とかいう表現をよく聞きますけど、確かに“殺人的”っていう言葉は、ちょっと昔の表現かなと思いました。あの、昔の表現ってちょっとオーバーというか、きつめに言うじゃないですか、“狂信的な”とかね。そういうイメージに聞こえましたけどね。

    関アナウンサー
    わかぎさんは、作品を書く上で比喩表現とか誇張した言葉遣いとかは、どう意識されていますか。

    わかぎゑふさん
    演劇の場合は時代背景があるので、それこそ大正時代の話とか戦前の話とかを書く時は、逆に、あえてそんな言葉を使いますけど。エッセイとかを書く時には「絶対にこういう言葉は無理だな」とか、「この時代に合ってないな」とか、そういう選び方はすると思います。

    飯田豊さん
    きつい比喩表現や言葉の選び方よりも、口調やトーンで深刻さを伝えるやり方もあり、いまはそういう流れになってきていると思います。東日本大震災のさい、多くの方が津波から逃げ遅れたことを教訓にして、そのあと大きな災害の時には、アナウンサーの方がきつい口調で視聴者に避難を促すことが定着していますね。災害などの際には「自分だけは大丈夫」だと根拠もなく思い込んでしまいます。これは“正常性バイアス”って言いますけど、それが大震災などの際には命取りになってしまうことが、研究でも指摘されています。今年元日の能登地震の際にも、NHKのアナウンサーの方がかなり強い口調で避難を促しました。熱中症も命にかかわりますので、同様にきつい口調で伝えるということには、大義があると思います。

『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』 (メール/20代/女性)

  • リニューアルが多くて、とってもとっても面白いです!企画のアイディアが新しくて深く、見ていて飽きないです。番組初回からずっと見ています、今後も応援しています!

『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』 (メール/60代/男性)

  • この番組の大ファンです。私がこの番組を特別と思うのは、携わっている方々の矜持・心意気を感じるからです。「良い番組」にしたいという思いが、他の番組より強いと。常に斬新さを求めたり、番宣のために出演した俳優をも有機的に生かそうとする姿勢。レギュラー陣・準レギュラー陣の絡み・距離感も絶妙です。

  • 東京制作部の回答

    この番組は、博多華丸・大吉さん、千鳥さん、かまいたちさんたちが“自由に遊べる場所”や“おもちゃ”を番組スタッフより提供し、思う存分楽しんでもらうイメージで制作しています。その上で番組開始時から第一に考えているのが、出演者の皆さんに番組が用意する企画を面白がってもらうことです。もしも面白がってもらえなければ、画面を通してそれが視聴者に伝わり、魅力的な番組にはならないと考えます。新しい企画を立ち上げるときには必ず、みなさんと相談して、“遊び場”や“おもちゃ”に不備がないかを確認しています。収録後には、やりづらかった点や気付いた点を再度お伺いし、次の収録に生かすようにしています。新しい企画の収録前には多少の不安があっても、いざ始まれば、スターの6人に必ず、想像以上に面白くしていただけるので、とてもやりがいを感じています。

  • コメンテーターから

    関アナウンサーの質問
    わかぎさんは演出をされるうえで、「出演者が楽しめるように」っていうのは、意識されていますか?

    わかぎゑふさん
    それは当然です。スタッフ側が出演者に「こういうふうにしたらよくなるだろう」っていう用意をすることで、出演者も応えたくなるじゃないですか。ある意味、恋愛関係みたいな感じで、お互いが思いやるっていうのは、現場ではとても大事なことだと思います。

    飯田豊さん
    僕自身もこの番組はよく拝見しているんですけれど、今回ご意見をくださったのが20代の方と60代の方で、幅広い世代に支持されていることに改めて驚きました。東京制作部の回答によれば、番組スタッフが出演者の皆さんを全面的に信頼して、場を作ってゆだねるというやり方で作っていらっしゃることが分かりました。その結果いいものができるというだけでなく、ご意見をくださった方は「(番組に)携わっている方々の矜持」まで伝わってくるということなので、それはやはり、スタッフと出演者の間にある信頼関係のなせるわざだと感じました。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアはどのようにメッセージを発信しているのか、視聴者は、それらをどう読み解き、付き合っていくべきなのかについての情報を提供するカンテレEYEのコーナー。前回に続いて気象予報士の片平敦さんをお招きし、“暑さと熱中症対策”をテーマに、今年から始まった“熱中症特別警戒アラート”などについても詳しく解説し、酷暑にはどう備えればよいのかなどについてお伝えします。
「特別」アラートは観測史上初クラスの暑さで出される
「特別」アラートは観測史上初クラスの暑さで出される
「特別」アラートの際に気を付ける点も詳しく解説
「特別」アラートの際に気を付ける点も詳しく解説

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2024年7月14日(日)あさ6時30分放送です。