出演者

【コメンテーター】
佐藤卓己(京都大学大学院 教育学研究科 教授)
わかぎゑふ(劇作家・演出家)


【司会・進行】
関 純子(関西テレビアナウンサー)
林 弘典(関西テレビアナウンサー)

番組紹介

『カンテレ通信』では関西テレビの番組や社としての取り組みについて、より多くの、より掘り下げた情報を提供し、又、視聴者の皆様の声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。

7月25日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し、回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は、「“相方”という発言を“彼氏”と書き換えるのはおかしいのでは」とのご意見と、「ワクチン接種後の人の開放的な意見を紹介しすぎでは?」というご意見について担当部署がお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしております。番組でご意見が採用された方には、関西テレビで火曜よる9時に放送しているドラマ『彼女はキレイだった』の特製グッズを差し上げます。
  • 取材相手がわざわざ“相方”と発言しているのを“彼氏”と文字で書き換えるのはおかしいと思いますよ。もしかしたら相方は女性かも知れないから、わざわざそういった発言をしたかも知れないのに、配慮がないですね。

    ※「ご意見」の寄せられた背景への補足
    「よ~いドン!」の「人間国宝さん」のコーナーで取り上げた店の女性オーナーに対し、スタッフが「ご結婚はされてるんですか?」という質問を行い、女性は「私はしてないですけど、相方が20年以上も一緒におります」と答えられました。その後、番組からのクイズの出題で【チーズ嫌いの彼氏の前でもチーズを食べることができる裏技があるそうです。さてそれは一体?】と表記したことに対するご意見だと受け取っています。

  • 制作部の回答

    撮影後に担当ディレクターが取材相手に確認したところ、「“相方”と表現された方は男性であり、“相方”を“彼氏”と表現することに問題はない」とのことでしたので、今回は“彼氏”と表記させていただきました。ジェンダーへの配慮が求められる現在において、こうした言葉や表現について慎重に考える意識をスタッフ間でも常々共有しておりますが、今後も想像力を働かせて、よりよい番組作りに努めてまいります。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふ さん
    (制作部の回答は)この方のご意見に対しての、ちゃんとした回答だと思いますけど、「相方を彼氏と表現していいですか」という(確認する)聞き方がもう、私はたぶん限定的ではなかったのかと思うんですね。最後に「今後も想像力を働かせて」って言ってるということは、想像力が無かったっていうことになり、(回答では)最後にちゃんと一言謝ってもらいたかったなって思います。

    佐藤卓己 さん
    こういうジェンダー問題、あるいは婚姻関係に関して、どういう言葉を使うのが正解かというのは、すごく難しい問題だと思いますね。ただ、LGBTQの問題にあるような、マイノリティの人々が、社会で不自由な状況におかれているということを念頭におくと、そうした言葉の問題に注意を向け続けるのは必要なことだと思います。だからこうした「ご意見」があり、それへの真摯な回答がある。こうしたやり取りの中で、社会を一歩でも、そうした不自由のない社会にしていくことが重要なのだと思いますね。

『報道ランナー』 (メール/40代/女性)

  • 最近、ワクチンを接種した人などへのインタビューを流されることが多いのですが、例えば「これで孫の結婚式に沖縄へ行ける」と喜ぶ高齢者や、大学での集団接種で「夜遊びしたいから打つ」という学生、今日は「これで自由の身になれる」と喜ぶ東京の64歳以下の人がいました。ワクチンを打ったからといって感染しないわけではない中で、ワクチン接種をしたことで開放的になる雰囲気を報道するのはどうかと思います。

  • 報道センターの回答

    この日のニュースは、東京で基礎疾患のある64歳以下の人への接種が始まったというもので、接種券を所持して基礎疾患を申告することで、接種を受けられた複数の人に話を聞いています。その中から「病院に来てキャンセル待ちをしていました。安心して自由になれます。」と答えている部分を使用し、率直な気持ちをお話しいただいたと理解しています。ワクチン接種は、感染予防や重症化予防ができるとされていますので、開放的な雰囲気だけに傾かない伝え方を心がけます。

  • コメンテーターから

    佐藤卓己 さん
    私も先日、1回目を打ってきました。先行していた欧米でもワクチンの接種をする人の数が頭打ちになっていて、なかなか社会的な集団免疫ができていないことが問題になっています。アメリカ、あるいはヨーロッパでは、食事券とかイベントへの抽選券を付ける形で、積極的にワクチン接種者を増やしていく取り組みが行われていますね。そうした状況を考えると、ワクチン接種のメリットを示すことも必要だという空気はあると思います。ただし、番組においてはやはり、ワクチン接種に不安を持っている人が一定数必ずいるということを意識したうえで、それなりの配慮を示すことも必要だと思います。

    わかぎゑふ さん
    やっぱりワクチンを接種したからといって、絶対安全というわけではないと思うので、最大限気をつけていかないと。まだまだ1,2年はいろんなところを手探りしながら生きていかないといけないのではないかと思います。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアは、どのようにメッセージを発信しているのか、視聴者はそのメッセージをどう読み解き、付き合っていけばいいのかについて考える「カンテレEYE」のコーナー。今回は、「最新お天気リテラシー」として、報道ランナーでおなじみの気象予報士・片平敦さんに、天気予報でよく使う「平年に比べて」の「平年」とは何か?など、今年から大きく変わった気象の話題について、スタジオで解説してもらいます。
毎年恒例の「お天気リテラシー」
毎年恒例の「お天気リテラシー」

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2021年8月15日(日)あさ6時30分放送です。最近、男女の役割やあり方を固定化する考えや表現が、社会の中で大きな問題となることが増えています。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授で、内閣府や東京都の委員なども務める、治部れんげさんをスタジオゲストにお迎えして、コメンテーターのわかぎさん、佐藤さんと一緒に、テレビや社会におけるジェンダー問題について考えます。