出演者

【コメンテーター】
佐藤卓己(京都大学大学院 教育学研究科 教授)
わかぎゑふ(劇作家・演出家)


【司会・進行】
関 純子(関西テレビアナウンサー)
林 弘典(関西テレビアナウンサー)

番組紹介

『カンテレ通信』では関西テレビの番組や社としての取り組みについて、より多くの、より掘り下げた情報を提供し、又、視聴者の皆様の声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。

9月25日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し、回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「取材相手の名前をなぜ明らかにしないのか」と「番組が中途半端な開始時刻なのはどうしてなのか」というご意見にお答えします。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしております。番組でご意見が採用された方には、関西テレビのキャラクター『ハチエモン』の特製グッズを差し上げます。

『ニュース』 (メール/男性/60代)

  • 政治家の不祥事に関するニュースなどの時に「ある議員の発言」や「党関係者の発言」という表現がありますが、視聴者としては「誰?言えないの?」「名前を出すと、今後の取材に影響するから?」「作っているの?」 「フェイクニュース?」などと思ってしまいます。ぜひ、正確な報道をお願いしたいです。

  • 報道センターの回答

    報道では、どのような取材源に基づくのかを具体的に明示することが原則です。しかし、取材源が明らかになれば情報提供者が不利益を受けると思われるときには、
    これを秘匿することが必要です。相手の承諾なしに取材源を明かしてしまえば、 信頼関係は崩れてしまい、情報提供者は事実や意見を話さなくなり、提供される情報が限られてしまいます。正確かつ幅広い情報を伝えるための手段として、「関係者」などという表現を使っています。

  • コメンテーターから

    わかぎゑふさん
    私もこのご意見の方とよく似たことを思って、「えっ、本当はあの人じゃないの」と思ったりすることがあるんですけれども、私、劇作家なので、それをちょっと想像を膨らませて楽しんじゃう方向になりがちなんですけど、報道センターのお答えを聞いて納得いたしました。

    佐藤卓己さん
    私も「ご意見」の方の懐疑心、つまり情報を疑ってかかる姿勢そのものは正しいし、こういう見方をするべきなのだろうと思いますね。一方で、政治の世界は基本的に情報戦ですから、様々なデマとか誤解を招くような発言が飛び交っています。その意味では「ある議員の発言」というクレジットがあるときには、これはやはり疑ってかからないといけない。眉唾かもしれないという、健康な懐疑心を持つことがやはり、メディアリテラシーには必要だと思いますね。

『番組の開始時刻』 (メール/40代)

  • 番組の放送開始時間が、例えば「何時39分から」とかになっていますが、そのような時間設定に、どんな意味があるのですか?40分からとかにしたら、何の問題があるのですか?見たい楽しみな番組にしてくれたら、別に他の番組より早く放送しなくても見てくれるだろうし、わざわざそんな時間設定にする価値がどこにあるのですか?

  • 総合編成部の回答

    多くの方々が「○時ちょうど」という時刻を意識して日常生活を送られていると思われますので、番組編成におきましても生活者の時間感覚に合わせるという視点を大切にしています。ただし、再放送の番組や映画などは、すでに番組本編の長さが決まっていて、その時間帯に流すべきCM量などを加えて放送枠を決める作業をしているため、結果として区切りがいいとは言えない時刻の放送枠となることもあります。また、より多くの視聴者の方に番組を見ていただくためには、どの時間から番組を始めた方がいいかという視点からも放送枠を決定していて、番組編成にはさまざまな事情があることをご理解いただければありがたいです。

  • コメンテーターから

    佐藤卓己さん
    私も長らくテレビを時計代わりにしていました。特に自宅にいるときには、時計を見るよりもテレビをつけて番組で時間を確認していたと思いますね。しかし、今はビデオレコーダーで録画した番組を再生して見ることが多いから、あまりテレビで時間を確認することは無くなりました。それで、私個人はあまりテレビの時間が少しずれることに違和感が無いです。この「時間を守る」というか、正確に時間通りに進むということは、文化的な差異が地域や国によってありますね。日本はかなり厳密に動いている国ですけど、世界的に見ると実はそんなに正確に時間通りには動いていないと思います。さらにいうと、大学でもかつて、私が学生の頃には、だいたい開始時間よりも15分遅れて授業が始まるのが普通でした。これは日本だけじゃなくて、「アカデミック・クォーター」という言葉があるように、欧米の大学でも教会の鐘が鳴って15分の移動時間があって授業が始まるという長い伝統から生まれたもので、そうしたアバウトな時間感覚は普通にありましたね。現在の日本の大学でそういうことをやると、学生からも苦情が出るから、みんな教員は時間通りにやっていると思いますけど、時間通りに始まるということも一つの文化だとあらためて感じますね。

    わかぎゑふさん
    この方の質問をよく見ると「ほかの番組より早く放送しなくても見てくれるだろうし」っておっしゃってるっていうことは、「1分でも早く提供して、早く自分の番組を見させようという作戦なんじゃないんですか?」っていう意味もあったと思うんですけど、それは事情によって微妙な分数(からの開始)になるっていうことが、お答えに出てるので問題はないと思いますけど。でも、1分でも早く見たい番組もありますからね。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材に、メディアがどのように発信し、視聴者はそれをどう読み解き、どのようにつき合うのかを考える「カンテレEYE」のコーナー。今回は、テレビの音声を文字情報にして表示することで、耳の不自由な人にも情報を届けられる“字幕放送”の制作現場に密着し、そこでの苦労や工夫などについて掘り下げてお伝えします。
音声による演出も字幕で表現する
音声による演出も字幕で表現する
“生字幕”は4人一組での息の合った作業がカギ
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関西テレビソフトウェアの矢野弘美がゲスト
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インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2022年10月16日(日)あさ6時30分放送です。