「裸の学校健診やめて」の要望に市教委は「必要性を子供たちに丁寧に伝えていくことが重要」 京都・長岡京市議会での議論 「結局大人が決める、子供の意見はない」と保護者も厳しい視線 2022年12月09日
京都府長岡京市で、保護者らが上半身裸での学校健診を見直すよう求めている問題。12月9日、市議会で議論が行われました。
市内のすべての小中学校で、男女ともに上半身裸での健康診断が行われている長岡京市。11月、着衣での健康診断を求める5000以上の署名を、保護者らが教育委員会に提出しました。
一方、長岡京市は虐待の兆候や病気を早期に発見できることから、脱衣での健康診断の必要性を主張しました。
今後の健診のあり方について、12月9日の市議会では…
【長岡京市 西村文則教育長】
「まずは健康診断の目的や必要性を、私たち大人が子供たちに丁寧に伝えていくことが重要」
【長岡京市 川口良江市議】
「胸を全部見せるのが嫌だと言っているお子さんに対して、全部見せている状態で、丁寧に対応しているというふうに言えるんですかね?」
傍聴していた保護者は…
【中学2年生の保護者】
「変えようという姿勢が見れなかったので、教育長とか。がっかりです。(子供は)『やっぱり』っていうと思いますよ。『結局大人が決める、子供の意見ないもんな』って言ってます」
長岡京市の教育委員会では、来年度以降の学校健診のあり方について、12月27日に話し合う予定です。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年12月9日放送)