地方のバス待合所が「デパ地下」に? 大丸百貨店と神姫バスがコラボ グルメと販売員を乗客と一緒に運ぶ 新しい「出張販売会」で見出す活路 2022年09月12日
百貨店の大丸と神姫バスが、デパ地下グルメとその販売員を地方にバスで運ぶ、新たな取り組みを始めました。
9月10日、兵庫県宍粟市のバス停にできた長蛇の列。
やってきたバスから降ろされたのは、神戸で人気の作りたての豚まんに、首都圏のスーパーで人気のアップルパイ。どれも、大丸・神戸店で販売されている人気のデパ地下グルメです。
グルメだけでなく、販売員もバスに乗ってやってきました。野菜や食品などの荷物を乗客と一緒に運ぶ「貨客混載」と呼ばれる事業で、神姫バスでは、新型コロナの影響で乗客が減る中、新たな活路を見出そうと去年からさまざまな取り組みを行っています。
こうした中で行われたのが、大丸とタッグを組んでの出張販売会です。宍粟市は、大丸のある神戸からはバスでおよそ1時間半。なかなか百貨店には行けないという地方の人にもデパ地下の商品を気軽に買ってもらおうと行われました。
【訪れた家族】
「すごくうれしいです。なかなか神戸には行かないので、とても楽しみにしていたので。おばあちゃんにも持っていこうね」
大丸と神姫バスは、この出張販売を10月も宍粟市で行う予定です。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年9月12日放送)