2月6日(火)

第407回 中山道(旧街道)「~街道に伝わる炎の祭り~」

中山道—なかせんどう

中山道
中山道
滋賀県守山市を通る中山道。
街道のほど近くに建つ勝部神社には800年続く伝統の火祭りがあります。
鎌倉時代、時の天皇がオロチの呪いで病にかかった際、回復を願う人々がオロチを焼いて退治したことが始まりとされています。
中山道、そこには【歴史を紡ぐ炎の轍】がありました。

紹介した内容

勝部神社—かつべじんじゃ
649年に創建された勝部神社は織田信長など武家の信仰を受けました。
近江国守護の佐々木氏が出陣する際には、必ず勝部神社の竹を旗竿にしたと伝えられています。
勝部神社

道の記憶 八百年続く祈願

勝部の火まつり—かつべのひまつり
約800年もの伝統をもつ勝部の火まつりはオロチに見立てた巨大な松明に一斉に火を放ち、燃え盛る炎の前で無病息災を祈願する祭です。
ふんどし姿の若者が炎の前で乱舞する様子から「近江の奇祭」とも呼ばれています。
勝部の火まつり
勝部の火まつり