1月23日(火)

第405回 庚申街道「~なにわ伝統芸能のはじまりの道~」

庚申街道—こうしんかいどう

庚申街道
庚申街道
大阪府を通る庚申街道。
起点である四天王寺・南大門の南にある超願寺には日本の伝統芸能の礎を築いた竹本義太夫が眠っています。
義太夫は「義太夫節」という人形浄瑠璃を創設し高い評価を得たといいます。
庚申街道、そこには【日本の伝統芸能を生んだ轍】がありました。

紹介した内容

超願寺—ちょうがんじ
超願寺は1400年以上の歴史を持つ寺です。
聖徳太子が、父である用明天皇の冥福を祈るためこの地にお堂を構えたのが始まりとされています。
超願寺
超願寺

道の記憶 伝統芸能の起源

竹本義太夫の墓—たけもとぎだゆうのはか
超願寺には浄瑠璃の元祖とされる竹本義太夫の墓があります。
竹本義太夫は江戸時代、天王寺村の百姓の家に生まれました。
独特な語りで、物語の情景や人物の心情を伝える義太夫節という人形浄瑠璃で、近松門左衛門と共に制作した「曽根崎心中」は高い評価を得て隆盛を極めたといいます。
竹本義太夫の墓
竹本義太夫の墓